グレゴリ青山さんのデビュー作にして名著&好著である「旅のグ」が、このほどちくま文庫に入りました。カバー表紙デザインも一新されています。
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新装版 旅のグ (ちくま文庫) |
グレゴリ青山 | |
筑摩書房 |
もったいなくもこの文庫版、グレゴリさんから頂戴したのですが、同封されてきたお手紙にこんな一文が。
「カバー表紙には、ひそかにあの映画をすべりこませています。うふふ」
あの映画って? とよーく見たら、ありました~、芥子菜畑が。皆さんにも見ていただきたいので、文庫本のカバー表紙を拡大します。
まさに「うふふ」の「♪ トゥジェー・デーカー・トー・イェー・ジャーナー・サナム ♪」シーンですね。映画はもちろん、『シャー・ルク・カーンのDDLJラブゲット大作戦』 (あ~、この題名書くたんびにイライラッとする! どこかの配給さんが買い直して、タイトル一新して再上映してくれないかしらん。1995年の映画ですが、今でも全然色あせていませんよ~。DVDスルーでもいいんですけどねー)。この名シーン、こちらでご覧になれます。
「旅のグ」ではほかに、「ひみつのグ印文化財」でマードゥリー・ディークシトとシャー・ルク・カーンが紹介されていたり、「インド映画の話」1と2でインドでの映画状況が活き活きと描かれていたりと、インド映画ファンにとってはヨダレもののシーンが登場します。え、シャー・ルクの顔が似てない? うむむ、そう言われるとちょっと反論できないかも...。そういう方のために、『シャー・ルク・カーンのDDLJラブゲット大作戦』(あー、また血圧上がった!)のパンフレットにグレゴリさんが描いた、麗しいシャー・ルクのお姿を付けておきましょう。(グレゴリさん、無断でアップしてゴメン! 小さい画像だから許してね)
そして、今度の文庫版「旅のグ」の解説は、「旅行人」編集長の蔵前仁一さん。「宝石の原石を発見した日」というのが解説のタイトルです。そしてそしてその前には、単行本にはなかったグレゴリさんの「あとがき漫画」もついています。さらにさらにさらに、文庫本特別付録の1と2まで! めっちゃサービスええですやん。これで、620円+税は安い!
文庫本の前身となる単行本は、1996年に旅行人から出版されています。こちらもまだ手に入ります。
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旅のグ |
グレゴリ青山 | |
旅行人 |
この単行本は横長変型サイズで、判が大きく読みやすいです。私のような「映画はシニア割引」の方(笑)には、こちらをオススメします。残念ながら付録部分がないですけどね。
グレゴリさんの本は絵も面白いのですが、書き込まれている出来事やツッコミが本当にユニークで、大笑いしてしまいます。よくまあ、こんな面白い人や面白いネタにいっぱい出逢えるもんやな~、と、グレゴリさんの持つオモシロ引き寄せ磁力に毎回感心している私です。グレゴリさんの著作は、旅もの、京都もの、お耽美もの(「マダムG」シリーズ)といろいろあります。ツイッターもやってらっしゃるので、ファンの方はフォローしてみてくださいね。インド映画の話題もいろいろツイートされてますよ~。
グレゴリ画伯、次はインド映画だけでぜひ1冊出して下さい。よろしくお願いします! 上のイラストなど、これまでに描かれたインド映画関係のイラスト&マンガを、ぜひカラーページ入りのムック本にして下さいませ~。
それにしても、「きっとうまくいく」、うまくいってますね!日本のボリウッドファンの長い冬の時代が終わりそうな気配賀します。続けてボリウッド映画が配給されますように。
次なる旅行人の旅立ちのお手伝い♪
私は,こちらの単行本を手元におきましょうか。
ホンマ、「もっさい邦題」ですねー。『ミモラ』と並んで、「二大後ろ足で砂かけて消し去りたいインド映画邦題」ですワ~。
グレゴリ画伯のイラストは、マンガとはまた違って、ものすごく人を惹きつける魅力があるんですよね。インド映画のものだけで(民博のサリー展のをプラスしても○)、1冊画集を作っていただきたいです。今のうちに、今回の「ボリウッド4」のイラストも描いておいて下さいね。
『きっと、うまくいく』は、シネマート新宿の初日2日間の動員新記録を打ち立てたそうです。首都圏では公開劇場がどんどん増えていますし、大阪も上映期間延長になりました。日本を、「うまくいく」オーラが覆いつくす日も近い?
これからも、ご支持をよろしくお願いしまっす!
「旅のグ」は若者の皆さんにも楽しんでいただきたいですよね。立派な旅行人になって下さることを祈っています。
そうそう、『きっと、うまくいく』もぜひオススメ下さい~。
2代にわたって読まれて感激です。ありがとうございます。グも立派な旅行人になってくださることを祈っています。
cinetamaさま
「ミモラ」・・・思い出すと胃から苦いものがこみ上げる邦題・・・なんだか、不快なたとえいろいろ浮かびますねえ。この2邦題には。
「きっとうまくいく」がヒットしたら、次に日本に来るのは何かしら?と妄想するのが楽しいです。でも、もっさい邦題にはなりませんように。
グレゴリさんの本は全部買って持っています。文庫ももちろん買いました。が、DDLJ(日本語タイトルは書きませんっ)が忍び込ませてあることには気がつきませんでした。ありがとうございます。
おまけの絵、アムリシュ・プーリーの絵に爆笑です。
私にとって、グレゴリさんはcinetamaさんと並ぶインド映画の大恩人で、『旅行人』のグレゴリさんのマンガがなければインド映画を知ることも好きになることもなかったと思います。98年の『旅行人』のインド映画特集は今でも宝物です(コピーを握りしめて重慶マンションに行きました)。
場違いですみません、この場を借りてお礼申し上げます。
でも、この本は持っていなかったので、さっそく注文しようと思います。
からしな畑!なんてわくわくする風景なんでしょう。
初めてのインドでからしな畑を見たとき、わがまま言って車とめてもらって、やりました。DDLJごっこ。
表紙から、ツボ、つかれました。
わたしもグレゴリさんのインドムック本、希望です。
グレゴリさん、やっぱりお好きでしたか。街歩き感覚がお二人似ていますものね。
アムリーシュ・プリー! 私も好きですが、グレゴリさんも大好きで、特に『DDLJ』のお父さんは印象深いので絵にも力が入るんですよね。屋上での踊りのシーンは、何度見てもほろっとします。
「旅行人」のあの特集号の表紙イラストもいいですよね。どこかの出版社がこれを読んでくれないかな~。
やっほーさんもグレゴリさんのファンでしたか。
芥子菜畑のシーンと言えば、やっほーさんが持っていらした「DDLJ」バッグ、友人に教えてもらって買える場所がわかりました。サイトも発見したので、また機会があったらアップしますね。
「旅行人」のインド映画特集!あれは本当に楽しい仕事でした。あの特集がインド映画ファンを増やしたかと思うと感激です。しかもそのコピーを持って重慶マンションに、というアクションの起こし方が旅情を感じさせます。買い物のあとは、上の階のインド料理やさんにいったのかなあ、とか。ふふふ。
やっほーさま
グの本を読んでくださっていてありがとうございます!インドでDDLJごっこ、すばらしいです。グも初めて田舎暮らしをしたときは、畑に菜の花畑を作って、やりました、DDLJごっこ。相手がシャールクなら申し分なかったのですが。
グのインド関連イラスト、もしかしたら、次なる単行本に収録されるかもしれません。残念ながら、インド映画本ではないのですが。また本ができましたらお知らせしますー。
cinetamaさま
DDLJバッグ、買えるサイトのアップ、楽しみにしています。アムリッシュ・プリーの顔が大胆にデザインされてるものだったら買おうかな。(ないない)