8月も半ばになりましたね。お盆休みでゆったりしておられる方、ご家族とお出かけになった方も多いことでしょう。今日、近くのお宅で迎え火を焚いておられるのを見ましたが、関東の迎え火は焙烙におがらを置いて火を付けるのですね。私の故郷では、玄関前の地面でやっていたので、最初スーパーでこの陶製のお皿を見た時は、何でこれがお盆グッズ? と思いました。他にも、ん?と思うようなお盆グッズがあって、いつか調べてみたいと思いながら、ついそのままに。もう関東住まいも50年を越したというのに、いけませんね。
さて、今日は8月後半にある、ベトナム映画関連の上映会のお知らせです。2件ありますので、概要とチラシ画像を貼っておきます。
<日越外交関係樹立50周年記念 ベトナム映画の現在 plus>
期間:2023年8月17日(木)ー19日(土)
会場:アテネフランセ文化センター アクセス
入場料:1回券~一般1,500円、シニア・学生1,300円、会員1,000円
3回券~3,000円
※日本映像学会およびアジア映画研究会の会員は、入り口でその旨申告すれば無料で入場できます。
主催:ムービー・アクト・プロジェクト
共催:アテネ・フランセ文化センター 公式サイト
日本映像学会アジア映画研究会
<ベトナム映画祭2023>
期間:2023年8月20日(日)ー9月1日(金)
会場:新宿K's cinema(ケイズシネマ) アクセス
当日料金:一般1,600円、大学・高校生1,400円、シニア・障がい者1,000円
特別鑑賞券:回数券・3回券+特典ポスカセット~3,600円
主催:ムービー・アクト・プロジェクト 公式サイト
そう言えば、先日もらった旅好きの友人からの手紙には、「インドに行きをドタキャンして、ベトナムに行っておりました」とありました。ベトナムを旅するのが好きな人も多いですよねー。私がベトナムに行ったのは1995年8月なので、28年前です。香港大学の図書館で見つけた「西堤大観 Le grande region de Saigon-Cholon」という1950年発行の本の映画館ページを元に、そこに写真と共に挙げられていた映画館がどうなっているか、ちょろっと調べてみたのでした。しかし、通りの名前がみんなフランス語名からベトナム語名に変わっていて、本に出ている住所がどこなのか突き止められないものが多く、ほんの数館しか特定できなかったのでした。そのうちの3館をちょっとご紹介しておきます。
①市立戯院/Theatre Municipal (Rue Catinat, Saigon)
1995年当時は市立公会堂という感じだったのですが、現在はもっと立派に改装されてホーチミン市民劇場になった? いやいや、どう改装してもあんなに立派にはならないでしょう、この建物。ベトナムに詳しい方、ご存じでしたら教えて下さい。1950年の本に使ってあった写真は、この通りの姿でした。
②皇后戯院/Cinema Majestic (21, Rue Catinat, Saigon)
マジェスティック・ホテルに隣接した赤煉瓦の建物が、そうだったようです。1995年はマキシム・レストランになっていました。
③娯楽戯院/Cinema Eden (183, Rue Catinat, Saigon)
建物の中央に外に突き出す形で取り付けられたネームボードが、本の写真と同じでした。1995年当時も映画館のような雰囲気でした。
この時は連れがいたので、自由行動ができたのが半日しかなく、シクロも英語が通じなくてうまく使えず、歩ける範囲で探したので効率が悪かったのでした。でも、現役の映画館数館と、これは、と思う建物が数カ所が見つかったので、今度はフランス時代の地図を探してから1人で来よう、などと思っていたら、とうとう再訪は叶わず、今になってしまいました。この時見つけた映画館らしき建物は、開発が進んだ現在、もうすでに存在しないのではと思います。今のホーチミン市には、立派なシネコンやカラフルな内装の映画館が点在しているようです。ベトナムはヨーグルトがすごくおいしかったこともあり(もちろん、フォーもコーヒーもおいしかったです)、もう一度行ってみたいのですが、無理かなあ...。