先日、『マダム・イン・ニューヨーク』でお世話になった東京外国語大学のTUFS Cinemaですが、ここのところ毎月、複数のプログラムが上映されています。それもこの春はドキュメンタリー映画が続いていて、劇映画とはまた違った世界を見せてくれるようです。その中で私が見たいのが、6月8日(土)のプログラムで上映されるマレーシアの2本のドキュメンタリー映画。どちらも東海岸北部にあるトレンガヌ州で撮られたドキュメンタリーで、『魚の声を聞く漁師~トレンガヌ州スティウ~』と『トレンガヌ航海記』の2本です。まずはこの上映のチラシをどうぞ。字が小さくて読みにくいと思うので、この映画上映のサイトにもリンクを張っておきます。
『魚の声を聞く漁師~トレンガヌ州スティウ~』
(c) Apparat 2010
2010年/マレーシア/マレーシア語/47分/原題:Fish Listeners of Setiu Lagoons
監督・脚本・ナレーション:デイン・サイード
プロデューサー・脚本:ナンディタ・ソロモン
撮影:タヤニティ・ラマヌジェム、エフェンディー・マズラン
編集:ニック・ジョハン
製作:APPARAT
(c) Apparat 2010
『トレンガヌ航海記』
Photo provided by: Da Huang Pictures
2016年/マレーシア/マレーシア語/62分/原題:Kisah PelayaranKe Terengganu
監督:アミール・ムハマド、バドゥルル・ヒシャム・イスマイル
エグゼクティブ・プロデューサー:タン・チュイムイ、アミール・ムハマド
プロデューサー:フー・フェイリン
撮影:サイフディン・ムサ、イディン・シャー
編集:ラザイシャム・ラシッド
VFX:エミール・エズワン、モハマド・スフィエナズ
音楽:ズルヘザン
Photo provided by: Da Huang Pictures
ついでにマレーシアの地図を付けておくと、トレンガヌ州はこちら、黄色に塗られた州です。(地図をImageの中からお借りしました。問題がある場合は、お手数ですがコメントでお知らせ下さい。取り下げます)
私もマレーシアには20回ぐらい行ったのですが、首都クアラルンプール(KL)とペナン、ペラ州の州都イポー、それからシンガポールのすぐ北にあるジョホール州のジョホールバルぐらいしか行ったことがありません。いつも映画がらみの旅行だったので(ジョホールバルは、シンガポール旅行に行ったついでに、シンガポールでは華語で上映される香港映画がマレーシアに行くと広東語版の上映となる、というのを確かめるため、国境を越えて映画を2本見てきた)、用事を済ませるとさっさと次の目的地へ移動するだけだったのでした。そんなわけで、ペナンでは海を見ましたが、このドキュメンタリー映画で扱われているような、豊かな海は全然見ていないのです。両作品の中で、マレーシアの海と人がどのように描かれていくのか、楽しみにしています。
TUFS Cinema マレーシア映画「トレンガヌ・ドキュメンタリー特集」2作品同時上映
日時:2024年6月8日(土)14:00開映(13:40開場、17:30終了予定 )
(17:30終了予定にしてありますが、もう少し早く終わると思います)
会場:東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール
上映作品
①『魚の声を聞く漁師~トレンガヌ州スティウ~(Fish Listeners of Setiu Lagoon)』本編上映(47分)(監督:Dain Said)
②『トレンガヌ航海記 (Kisah Pelayaran ke Terengganu)』本編上映(62分)(監督:Amir Muhammad)
上映後解説/トーク 河野 元子(京都大学東南アジア地域研究研究所・連携准教授)
※いつものように事前登録制です。登録はこちらからどうぞ。
予告編は両作品ともあるのですが、きちんとした予告編と言えるかどうか...。映画のイメージだけでもつかんでいただくために付けておきますが、予備知識なしにご覧いただいた方がいいかも知れません。両作品の字幕は、この上映の案内を送って下さった東京外国語大学非常勤講師戸加里康子さんが、今、鋭意制作中ではないかと思います。6月8日(土)を楽しみにして待ちましょう。
KLEFF2012 Trailer - Fish Listeners of Setiu Lagoons
Voyage to Terengganu by Amir Muhammad & Badrul Hisham Ismail (Trailer)