すでに「ボリウッド4」公式サイトやネットの報道でご存じかと思いますが、『きっと、うまくいく』の興行収入が1億円を超えました。本日日活からイメージネットを通じて配信された記事によると、次の通りだそうです。
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5/18(土)より公開中の『きっと、うまくいく』が、公開から46日目となる7月2日(火)、興行収入1億円を達成しました。シネマート新宿をメイン館に5/18(土)より小規模公開されましたが、全国へ口コミが広がり公開規模を拡大、その後も順調に動員を増やしつづけ、現在も土日・サービスデーには、満席の上映回が発生しているほど好調な動員をキープしております。
<7月2日(火)までの累計成績>
動員数:81,058名
興行成績:100,047,610円
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すごいですねー。これも、二度、三度と劇場に足を運んで下さった皆様のおかげです。ランチョーたちも大喜びしていることでしょう。♪ AAL IZZ WELL ♪ ドラムかんげき~!
ⓒVinod Chopra Films Pvt Ltd 2009. All rights reserved
さらにびっくりなのが、このニュースが配信される少し前、朝刊には『きっと、うまくいく』の字幕監修者いとうせいこうさんが芥川賞の候補に、という記事が躍っていたこと。いとうさんはこれまでにもブログでご紹介したように、「AAL IZZ WELL」の訳語「うまーくいーく」のほかドンピシャの表現を考えて下さって、字幕力アップの功労者です。芥川賞候補は初めて、とのことですが、もしかしたら「AAL IZZ WELL」の呪文が幸運を運んできたのかも。
そうなんです、実はこの映画、何か不思議な力を持っているとしか思えない現象を次々に招き寄せています。
まず第一は、我々がインドに取材に行っていた3月12日(火)の朝、インドの新聞にでかでかと載った「スピルバーグ監督の好きな映画は『きっと、うまくいく』と『放浪者』」という記事。さらに、「私は『きっと、うまくいく』を3回見た、とスピルバーグ監督認める」という記事や、「スピルバーグ監督は『きっと、うまくいく』が大好き」という記事など、どうしてそんなに宣伝して下さるの~、というぐらい、スピルバーグ監督のインド訪問に関する報道には、必ず『きっと、うまくいく』がセットで登場したのでした。下は、「僕らもビックリしたよ~。耳がダンボになっちゃった」というランチョーたちです。(ウソ)
ⓒVinod Chopra Films Pvt Ltd 2009. All rights reserved
そして最近では、6月にインドを訪問したジャッキー・チェンが、「好きなのは『きっと、うまくいく』とビリヤーニー(インド風炊き込みご飯)」と発言したという記事が出たりして、これまたいい宣伝材料になりました。確かに、『きっと、うまくいく』は香港では約6ヶ月間ロングランしたので、ジャッキー大哥もしっかり見ていたのでしょう。とはいえ、インド公開が2009年12月25日という『きっと、うまくいく』はもう3年以上も前の作品。それがこうも話題になるというのは、やはりこの映画、何か「持ってる」のではと思わせられてしまいます。
ご覧になった皆様にも、「うまくいく」幸運が訪れたでしょうか? 興行収入1億円、というのは、1998年に公開されてその年の単館ロードショー作品興収第1位になった『ムトゥ 踊るマハラジャ』の記録、興収2億814万円(「ミニシアター・ガイド」1999による)には劣りますが、『ムトゥ』が半年間ロングランでこの成績だったことを思うと、『ムトゥ』の半分ながら1ヶ月半での達成は、「よくやった!」と言えると思います。それも、上の日活の記事にあるように「口コミ」の力が大、というのですから痛快です。
関東では、明日7月5日(金)で上映が終わる所も多く、シネマート新宿も7月12日(金)がラスト上映となります。もう一度見たい!と思ってらっしゃる方は、お早めにお出かけ下さい。あの大スクリーンでパンゴン湖をバックに流れる「AAL IZZ WELL」をもう一度聞きましょう。そろそろ、大合唱が起きてもいいのでは、と思います。いらっしゃる時は、歌をこちらとこちらでもう一度おさらいして下さいね。♪ AAL IZZ WELL~♪ ピッピッピ~♪
ⓒVinod Chopra Films Pvt Ltd 2009. All rights reserved
でも、東北地方や九州では、これからが公開本番の劇場も多数あります。『きっと、うまくいく』体験が夏休み最高の思い出になるかも知れませんね。劇場はこちらで確認できますので、夏休みの旅行や帰省をご計画の方は、「近くで『きっと、うまくいく』やってないかな~」と探してご覧になってみて下さい。故郷の言葉が聞こえる劇場で見るのも格別かも。私も関西弁で、「ランチョー、ええ男やん!」とか掛け声を掛けてみたいもんやわ。ホンマ、いっぺんぐらいマサラ上映してくれてもええのにな~。凱旋上映の時は考えて下さいね、日活さん。
このあとはどんな作品が公開されるか、ですが、テルグ語映画のヒンディー語吹き替え版『マッキー』 (10月下旬公開)以外で私の耳に入ってきているのは、ボリウッド映画が2本とタミル語映画が1本。ほかにも交渉中というお話も洩れ聞こえているので、来年はもっと賑やかになりそうですね。
インド本国では、現在『 この青春は狂おしい(Yeh Jawaani Hai Deewani)』が大ヒット。ランビール・カプールとディーピカー・パードゥコーンの主演作です。予告編はこちら、楽しいソング&ダンスシーンはこちらとかこちらとかこちらをどうぞ。
また本年後半は、『チェンナイ・エクスプレス (Chennai Express)』 (主演:シャー・ルク・カーン、ディーピカー・パードゥコーン/予告編&歌のシーンのメイキングをどうぞ) やサンジャイ・リーラー・バンサーリー監督の『ラームリーラー(ラーマ劇)(Ram Leela)』 (主演:ランヴィール・シン、ディーピカー・パードゥコーン~今、2人のロマンスが大きな話題に)、それに続編ものの『クリシュ3 (Krrish 3)』 (主演:リティク・ローシャン、プリヤンカー・チョプラ/予告編)と『ドゥーム(騒ぎ)3 (Dhoom 3)』 (主演:アーミル・カーン、カトリーナ・カイフ、アビシェーク・バッチャン)等々の話題作が控えています。こういう作品が、半年遅れでもいいから日本にどんどん入ってくるといいですね。と願えば、「きっと、うまくいく」!!
日本でまとめてパート1~3まで一気公開!な~んて上手い具合にはいかないものでしょうか。
それにしてもディーピカーちゃんは、ひっぱりダコですね。
しかも作品がヒットしてるというのが凄いです。
Yeh Jawaani Hai Deewani のあれ、これ、それのダンスシーンを見ましたが、インド映画はこう来なくっちゃという楽しさですね。マドゥーリーも踊ってたので嬉しくなっちゃいました^^ あぁ、見たいです。
「きっと、うまくいく」の大ヒットも喜ばしいです。
きっと私の誕生日が公開初日だったのが良かったのかもしれません(と、勝手に思いこんでます)。
マードゥリーの踊りにもしっかり反応して下さってありがとうございます。”アイテム・ガール”出演なんですって。豪華ですねー。そりゃ、大ヒットしますよね。
5月18日公開の『きっと、うまくいく』の大ヒットが、nancyさんのお誕生日パワーのせいだったとは!! 今度から、これぞというインド映画(と韓国映画)の公開は、5月18日に決まりですね。配給会社の皆様、この幸運日をお忘れなく~。
本当に嬉しいですねぇ。
チェンナイ・エクスプレスはずいぶん南インド色が
強い映画っぽいですね。
すごく見たいです。
もうすぐインドでは公開ですもんねぇ。
また役つくりなんでしょうか?シャールクの
髭づらもなかなかですねぇ。
日本来日、切望です。
ホントにおっしゃるとおり定期的に入ってくるといいですね。ここ2,3日の間にまた新しいインド映画購入情報も2件入ってきましたので、来年は多くなりそうです。ご期待下さい。
スターの来日まではまだ道遥かかと思いますが、あきらめないで"Aal Izz Well"を唱えましょうね。