少し前にグレゴリ青山さんから頂戴していたのに、ご紹介するのが遅くなってしまいました。2004年に旅行人から出たグレゴリさんの単行本第2弾「旅のグ 2―月は知っていた」が、このほどちくま文庫から「新装版 旅のグ 2」として出版されました。
新装版 旅のグ2 (ちくま文庫) | |
グレゴリ青山 | |
筑摩書房 |
冒頭のカラーページも健在で、アイシュワリヤー・ラーイの麗しい姿が目を楽しませてくれます。ご本人に見せて、ダイエットを迫りたいぐらい美しいです、グレゴリ版アイシュ。あらたに付録も描き加えられていて、ワンコイン500円世界物価比較など面白ネタが掲載されています。今回のあとがきは、雑誌「旅行人」の執筆者であった宮田珠己さん。この人も変てこりんな物が好きな人で、毎回連載を楽しみにしていました。「旅行人」はグレゴリさん、宮田珠己さん、田中真知さんなどなど、すぐれた書き手&描き手を輩出していたんですねー。
あらためて読んでなつかしかったのは、グレゴリさんの「和歌山ぐらし」。行ったなあ、山の中のこのお家。駅まで車で迎えに来ていただいて、「温泉、寄っていきましょか?」と言われた時にはブンブンと首を横に振った私でしたが(当時は温泉苦手人間だった)、それが今では近所の温泉施設に通うのが無類の喜びとなったとは。あの時、和歌山の温泉にも行っておけばよかったと後悔しています。あの曲がり家風のお宅、思い出すと涼しい風が吹き抜けていきます。
こんな風に楽しい新装版なのですが、やっぱり字が小さい! なんか、最初の「旅のグ」よりネームが増えてませんか? 画面にぎっちり字が入っとるがな~。そう思われた方は、オリジナル版をぜひどうぞ。まだ手に入ります。この黄色い表紙は、愛読したこともあってとても愛着があります。”三日月さん”も出演してるし(”三日月さん”を知らない方は、ぜひ本書を。「旅行人」では有名キャラでした)。
旅のグ〈2〉月は知っていた | |
グレゴリ青山 | |
旅行人 |
こちらが出版された頃には、すでにグレゴリさんとお友達になっていたため、このご本もいただいたのでした。著者のサインが入っています、うふふ。(ファンの皆さん、うらやましいでしょ~)ちょっと自慢したいので、スキャンしてみました。私の名前は、インドのカレンダーから取ったイラストで隠してありますが、グレゴリ画伯のイラスト&名言も入った素晴らしいサインです。もらった人は、天にも昇る心地になること請け合いですね。
文庫本なら気軽に持ち歩いて、グレゴリ画伯に会った時にさっと「サインして下さい!」と差し出せます。グレゴリ画伯と遭遇しそうな場所に行く時は、この「旅のグ 2」をぜひバッグの中に。え、どこに行ったら会えるかって? それはですねー、次の著書を読んでいただくとだいぶ見当がつくのではないかと思います。
ナマの京都 | |
グレゴリ青山 | |
メディアファクトリー |
しぶちん京都 | |
グレゴリ青山 | |
メディアファクトリー |
グ印関西めぐり(濃口) | |
グレゴリ青山 | |
メディアファクトリー |
京都も行きたくなったなあ。旅心をグレゴリさんのご本で満たしつつ、日々仕事に追われるcinetamaです。7月中は、更新も間遠になるかも知れません...。
アイシュワリヤー・ラーイ、あの頃は、本当に人間なんだろうか?というほどの浮世離れした美しさだった
ですが、最近はもう、人間らしくなられて・・・でも、堂々とした感じで立派です。
では、お忙しいでしょうが、どうぞお体大切に。次に入ってくるインド映画がなにが来るのか楽しみです!
また、グレゴリ画伯ファンの嫉妬の眼差しがやってくることでしょう(笑)。私の周辺にもファンが本当に多くて、ある友人は「もっさい中学生」をうちの本棚で見つけ、「この本だけ持ってません!」とくやしそうにしてました。
アイシュワリヤー・ラーイの近影を見ていると、グレゴリさんのマンガにあった「どすこい!」を思い出してしまいます。ママの貫禄十分ですね。
次の映画のタイトル、早く連呼できる日が来るといいんですが。今字幕を手直ししている作品は、感動のボロ泣き作品です。封切りはお正月明けかも。