アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

A.R.ラフマーン映画音楽デビュー30周年記念<RAHMAN MUSIC SHEETS>始まる

2021-08-27 | インド映画

インド映画を始めとするアジア映画の敏腕コーディネーターDさんから、少し前にお知らせをいただきました。

インドを代表する世界的なミュージシャンA.R.ラフマーンが、1992年8月、映画「ロージャー」で颯爽と映画音楽界にデビューしてから、今年で30年目を迎えたことを記念して、彼の30年の軌跡をたどる、YouTubeチャンネル<RAHMAN MUSIC SHEETS> が始まります。
8月26日の『マニ・ラトナム監督、ラフマーン音楽を語る』を皮切りに、ラフマーンが音楽を手がけたインド映画のみならず、世界の映画を通して、また、さまざまな国際的なコラボレーションやアクティビティを通して、彼の音楽世界をご堪能いただけましたら幸いです。
30年間のインド映画の変化も見えてくるのではないでしょうか。
日本・福岡アジア文化賞の授賞式の模様なども紹介されます。
監督を務めるのは、東京国際映画祭でも上映されたドキュメンタリー映画「ジャイ・ホー〜ARラフマーンの音世界」のウメーシュ・アグルワールです。
詳細は下記の通りです。

……………………………………………………………………………………………………

A yearlong series celebrating the Music of A.R. Rahman.

RAHMAN MUSIC SHEETS– this series tracks three decades of an incredible musical journey of Oscars and Grammys winner A.R. Rahman. During this period Mr. Rahman single-handedly transformed the very syntax of film music in India, took it around the globe, and won hearts worldwide.
The series is available on o2india (A YouTube Channel)
The series was launched with a teaser -

Teaser- Rahman Music Sheets | A.R. Rahman | NET |


·Followed by a Curtain Raiser -

CURTAIN RAISER – Rahman Music Sheets | 3 Decades of Unmatched Excellence | NET


Besides featuring stalwarts of music and cinema the series will also feature musicians from across the globe who recreated Rahman’s music.
The 1st episode premieres on Thursday - 26th August 2021. It starts with Mani Ratnam who recall his association with Rahman since 1992. Mr. Ratnam goes into nuances of music Mr. Rahman created for many of his films.  
You are requested to watch the series, subscribe the channel and share it as much as possible. 

……………………………………………………………………………………………………

というわけで、昨夜、その第1弾がYouTubeにアップされたので見てみました。マニラトナム監督の作品の中で『ロージャ』(1992)にフォーカスした紹介になっていましたが、パキスタンのアーティストも含むいろんなミュージシャンが『ロージャ』の曲を演奏したり歌ったりして、非常に豪華な内容になっています。

RAHMAN MUSIC SHEETS– Episode 1| Mani Ratnam recalls how he put Rahman on acid test before ROJA

 

せっかくマニSirが出演するのですから、映画のクリップもいっぱい使ってくれるとよかったのに、と思ってしまいますが、あくまで音楽中心で、というコンセプトなのでしょう。『ロージャ』は福岡市総合図書館にプリントがあるので、こんな時でなければ何かイベントでもできて、上映されたかも知れないのに、と残念です。曲を聴いていると、ロージャに扮したマドゥが吊り橋を走って渡る姿とか、カシミールの過激派ゲリラに捉えられたロージャの夫に扮したアラヴィンド・スワーミが、彼女を想って歌うシーンとかが思い出されます。でも、歌のシーンで一番衝撃的だったのは、おばあちゃんたちが歌い踊る「Rukkmani Rukkmani(ルクマニ・ルクマニ)」。年を取った女性たちをソング&ダンスシーンに起用する、というアイディアと、その人たちを活き活きと美しく撮るコンセプトに脱帽しました。新婚の二組はロージャと姉なんですが、ロージャがなぜブーたれているかには深いわけがあるんですね。この映画、ストーリーの作り方も本当にうまい作品だったなあ、と今更ながら思います。この歌も、後ほどシリーズのどこかで登場するのかも知れませんね。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« インド版Yahoo! 8月26日から... | トップ | <インディアン・ムービー・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

インド映画」カテゴリの最新記事