『English Vinglish』の邦題が決まりました。『マダム・イン・ニューヨーク』です。10年ほど前、『メイド・イン・マンハッタン』というジェニファー・ロペス主演のハリウッド映画がありましたが、今回はメイドさんではなくマダムがニューヨークを闊歩します(笑)。
ニューヨークに着いた当初はこんな顔をしていた主人公シャシが....
やがて打ちのめされてしまい.....
でも、一念発起してこんな顔になり....
最後にはこんな顔になるのが『マダム・イン・ニューヨーク』です。
公式サイトはこちら(ただ今工事中のようです)、公式FBはこちらです。FBには本作のいろんなポスターが出ていましたが、それにもうちょっとプラスして、ここに展開してみましょう。
中国語タイトルのものは、左が台湾版、右が香港版です。韓国版のタイトルは、以前にも書いたように「グッモーニン・マンハッタン」ですね。
ところで「マダム」なんですが、インドでは大人の女性に対してちょっと改まった呼びかけをする時によく使われます。女性の外国人旅行者はたいてい「マダム」と呼びかけられますが、私の友人K子さんは20代の時のインド旅行でホテルの人から「マダム」と呼びかけられ、そのたびに「ノー! マドモアゼル!!」と訂正していたんだとか。あはは....、その後インドに「マドモアゼル」が定着した気配はまったくありません。
シュリデヴィ演じるシャシは、最初のインドのシーンでは「マダム」というより「アンティー」「チャーチー」とかいう「おばさん」的存在でした。その彼女がニューヨークに着いてから、つらい体験も経た上でどんどん変身していくのがこの映画の見どころです。学ぶことで自分を解放し、正真正銘の「マダム」に成長していくシャシは、人間の可能性は無限だということを見せてくれてとても魅力的です。そう考えると、『マダム・イン・ニューヨーク』=「ニューヨークでマダムになる」はいいタイトルですね。もうすぐ日本版予告編もできると思うので、楽しみに待ちましょう。
そうなんです、理想的な劇場での公開となります。
実は、シネスイッチ銀座では、もう1本インド映画の公開が予定されていまして....。こちらも早くお知らせしたいです~。
昨年は『スタンリーのお弁当箱』も公開して下さいましたし、インド映画の佳作といえばシネスイッチ銀座、というイメージが定着しそうです。
リプありがとうございます。
この映画がシネスイッチ銀座で上映予定ということを知りました。
この映画にぴったりの劇場だと思います。
ひとりでもたくさんの方がご覧になるといいですね!
女性と共に、男性の皆さんにも見ていただきたい作品ですね。ご結婚なさっている方、彼がいらっしゃる方はぜひお二人で見に行って下さいませ。
あと、語学で苦労する場面は、若者も年配者も日本人ならほぼ全員が「わかる~~~」となると思います。ああいういたたまれない気持ち、私も30年ぐらい前にパリで味わいました.....(フランス語は「シル・ヴ・プレ」しかできなかったのです)。
この場合「アンティー」は、もう日本語の「おばさん」感覚ですかねー。年下でも「おばさん、すみません、これいくらですか?」と言ったりしますものね。
使用人がその家のお嬢さんを「ディーディー」と呼ぶのは、昨年字幕を担当した映画『シャンハイ』で知りました。奥様に対しても「ディーディー」なんですね。勉強になります~。
この映画、シンガポール航空の機内で上映されていました。
初めてみたインド映画ですが、あまりにも感動してシンガポールでDVDを探して手に入れてきました。
日本でも上映されるのですね!
「マダム・イン・ニューヨーク」はとてもわかりやすいタイトルだと思います。
正直「ENGLISH VINGLISH」ではどんな映画なのかわかりませんものね。
本当に日本の全ての女性に受け入れられるのではないかと思えるほど、おすすめの映画です!
公開が楽しみです!
それでも他になんて呼んでいいかわからないので、いいのかと思いながら、アンティーと呼んでいます。
因みに彼女は私のことをディーディーと呼び、夫のことはバイヤーと呼んでいます。
「インド映画通信」のソニアさんの「結構いい」というお言葉は、本作の配給さんや宣伝担当の方を勇気づけるに違いありません! ありがとうございます~。
ソニアさんを「アンティー」と呼ぶのはちょっと失礼だと思いますが、でもひょっとしたら若いお兄ちゃんたちは、年上の人に対する敬意でそう呼んだのかも知れません。
昔は敬意を態度とか言葉のニュアンスとかで示していたと思いますが、「年上の人に対する呼びかけ語」を使うことで「私はあなたより若輩です」を示す人が増えたような気もします。
私もムンバイでタクシーの運転手さんと話していた時に、32歳という彼から「アンティー」とずっと呼ばれたのですが、こういう会話は初めてだなあ、と思いました。身の上話をいろいろ聞いたので、親戚のおばさんと話している感覚になったのかも知れません(笑)。
ヒンディー語で「マダム」にあたるのは、「マホーダヤー(マホーダヤの女性形)」とか、「ベーグム・サーヒバー」とかですかねー。でも、前者はあまりに大仰すぎて、男性に使うことはあっても女性に対してはまず聞かないし、後者は既婚者向けなので、やっぱりないと言っていいですね.....。
私も20代でヨーロッパ旅行した時「マダム」と呼ばれて、違和感がありましたが、今はまったく普通に聞き流しています。
むしろインドで「アンティー」と若いお兄ちゃんたちに言われたときは「カチン!」ときました(笑)
アンティーは日本語でいう「おばちゃん」なのでしょうか。日本語やヒンディー語で「マダム」の語感ってないような気がします。
帰国直後でまだヨレヨレのため、楽な記事ばかりですみません。
邦題には、配給会社&宣伝会社の皆さん本当に苦労しておられるようです。上映劇場側の意向も考慮しつつ、内容がイメージできて観客の皆さんにも憶えやすいタイトルを....の結果が『マダム・イン・ニューヨーク』だったのでは、と思います。
劇中で、シャシの英語を学ぶ姿勢には本当に頭が下がります。あんな、尊厳と気品に満ちたマダムに私もなりたいです~。
「English Vinglish」、楽しみにしているのですが、日本語題はちょっと?でした。
でも、松岡さんの記事を拝見して、なるほどー!と納得。
さらに楽しみになりました。