アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

ラジニSirの回復を祈る

2011-05-27 | インド映画

昨日会ったインド人の知人から、「ラジニカーントが入院してるの知ってる?」と言われてびっくり。少し前に歌の本のところでご登場願ったばっかりだったので、驚きました。帰宅して調べてみると、日本語のサイトにもニュースが出ていました。すでに回復期に入っているようで胸をなで下ろしましたが、インドではさぞ大ニュースになったことでしょう。

拙ブログにコメントを下さったことがあるデリー在住のサントーシーさんのブログ「カレーなる日々」にも、記事が出ています。せっかくですので、ラジニSirの写真を、伝記本の表・裏表紙から付けておきます。2007年に出版された本なので、『シヴァージ』 (2008/原題:Shivaji: The Boss)の写真がメインです。

いろんな報道を総合すると、ラジニSir(タミル語映画界では、監督や大物男優をSir付けで呼ぶことが多いのです)は新作『ラーナー』 (原題:Rana/王侯などに与えられる称号)の撮影中だったのですが、撮影開始直後の4月29日と5月4日に入院、その時はいずれもすぐ退院したものの、今回はまた5月13日に病院に運ばれ、その日が13日の金曜日だったこともあって、「ラジニカーント死亡説」がネットを駆けめぐったそうです。

その時はラジニ夫人が記者に呼吸器感染等で入院していることを発表し、事なきを得たのですが、その後20日にICUに移され、ファンはまたまた心配で胸を痛めることに。でも、22日にはICUから出て一般病棟に移ったとかで、病室ではクリケットの試合をテレビで見たりして機嫌良く過ごしているとか。何はともあれ、一安心です。

前回の記事でアミターブ・バッチャンの入院中ファンが病院の前で回復を祈ったと書きましたが、ラジニSirの場合も入院中の病院シュリ・ラーマチャンドラ・メディカル・センターの前にはファンが大勢集まっているようです。テルグ語(多分。カンナダ語と区別がなかなかつかない私...)のTVニュースですが、病棟の玄関前に集まったり、快癒の祈りを捧げるファンの姿、病室でのラジニSirと長女アイシュワリヤさんとのツーショット、ファンに説明する娘婿ダヌシュ、そして『ラーナー』撮影中のラジニSirなどが見られますので、こちらをのぞいて見て下さい。

ダヌシュは長女アイシュワリヤさんの夫で、人気男優でもあります。2人の間にはすでに男の子が2人おり、ラジニSirは立派におじいさんなのですが、61歳はまだまだ働き盛り。次女サウンダリヤさんも昨年結婚して、父親の役目を果たしたとはいえ、引退には早すぎます。映画の主人公と同じく、不死鳥のごとく蘇って、またコテコテのラジニ・ワールドを見せてほしいものです。一日も早い回復をお祈りしています。

 

 


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2 コメント

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回復を祈ります。 (サントーシー)
2011-05-27 22:33:59
ICUに入ったとの事で、
お見舞いに行こうかと思ったのですが・・・
訳の解からない、言葉も通じない、
日本人が行ってもなぁ・・・・と思い自重しました。

思えばラジニ様も61歳・・・
まだ若い! とお思いでしょうが、
インド人の平均寿命が63歳ですから・・・
ちょっと心配です。
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サントーシー様 (cinetama)
2011-05-27 23:00:23
コメント、ありがとうごさいました。サントーシーさんのブログ記事を見ながら、ラジニSirもあちこち具合の悪いところを抱えているのねー、とため息が出ました。確かに、還暦を過ぎるとあれやこれや肉体的にガタがきます(日々実感中)。

インド人の平均寿命は、農村部や低所得者層等の高い乳幼児死亡率もコミなので、実際には長生きしている人も多いですよね。特に映画監督等スタッフには、ご長寿が多い気がします。

トップスターの場合は、MGRが70歳(69歳かも)、シヴァージ・ガネーサンが72歳なので、うーん、やっぱり日本人俳優に比べると早世かなあ。ラジニSirにはうんと長生きしてもらい、政治家としての手腕も見せてもらいたいものです。
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