金木犀(キンモクセイ)が香り始めていて、もう秋なんだなあ、と気づかされます。そんな中、明日は朝日カルチャーセンター新宿でインド映画の講座をやらせていただくのですが(講座のご案内はこちら)、その後10月と11月に、NHK文化センター横浜でも3回の連続講座をさせていただくことになりました。前にも書いたように、これらの講座で画像や予告編動画を使用するに際しては、多くの配給会社さんからご了承をいただき、とても助かっています。NHK文化センター横浜での3回連続講座をご案内すると共に、各配給会社さんへの謝辞も書いておきます。
オンライン講座「インド映画を読み解く」 公式サイト
講師:アジア映画研究家、インド映画字幕翻訳者 松岡環
歌って踊るマサラムービーだけではない、宗教の融和や、カースト制度の瓦解、ジェンダーなど、社会問題を反映させた最新の新しいインド映画と、表象される文化について解説します。●の作品をメインに、〇は補足的に取り上げます。
①10/16(土) 「『バーフバリ』二部作とインドの神話的世界」
●『バーフバリ 伝説誕生』©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHT RESERVED.
●『バーフバリ 王の凱旋』©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHT RESERVED.
②10/30(土) 「カースト問題とインド映画」
●『裁き』
●『僕の名はパリエルム・ペルマール』© Neelam Productions
〇『ガリーボーイ』
③11/13(土) 「インド映画とフェミニズム」
●『マダム・イン・ニューヨーク』©Eros International Ltd.
〇『パッドマン 5億人の女性を救った男』
〇『マニカルニカ ジャーンシーの女王』
<Special Thanks>SPACE BOX、ソニー・ピクチャー エンタテインメント、ツイン、トレノバ、ビオスコープ(敬称略)
仕切り代わりに使ったのは、昨日、9月10日に祝われた「Ganesha Chaturthi(ガネーシャ・チャトゥルティ)」の画像です。シヴァ神の息子で象神ガネーシャを祭るお祭りで、特にマハーラーシュトラ州では盛大に祝われます。インドの皆さんは、早く新型コロナウィルスの感染拡大が収まりますように、と祈りながら、自宅や町内にガネーシャ像を祭り、それを水辺で見送ったに違いありません。『バーフバリ 王の凱旋』にも登場したガネーシャ神ですが、今回の講座ではそんなお話もまじえながら、インド映画の名作の数々を読み解いていきたいと思います。ご参加をお待ちしていますので、どうぞよろしく。