昨年の大阪アジアン映画祭で上映されて、グランプリとABC賞をダブル受賞したタミル語映画『神さまがくれた娘』が、いよいよ来年2月15日(土)より公開となります。
『神さまがくれた娘』は、知的障害のある主人公クリシュナが、妻亡きあと周囲の協力を得ながら幼い娘を育てていくストーリーです。いわばインド版『アイ・アム・サム』ですが、笑いや歌も入れながら、クライマックスには号泣必至のシーンを用意してあるという、インド映画らしさがいっぱい詰まった素晴らしい作品でもあります。昨年の映画祭上映時の紹介はこちらです。
本作は2012年大阪アジアン映画祭終了後の5月18日(金)の深夜ABC朝日放送で放映されたのですが、びっくり仰天したのはその日、18日(金)の拙ブログへのアクセス数が1,038、そして放映直後の19日(土)のアクセス数が2,426にも上ったこと。普段は400前後のアクセス数なので、本当に驚きました。それほど、見た人の関心を呼び覚ましたのですね。首都圏で初めてご覧になる方、どうぞ大いに期待していて下さい。また、関西圏でテレビ放映をご覧になった方も、ぜひ大きいスクリーンで見直してみて下さいね。
『神さまがくれた娘』
2011年/インド/タミル語/149分
原題:Deiva Thirumagal/英語題名:God's Own Child
監督:A.L.ヴィジャイ
主演:ヴィクラム、ベイビー・サーラー、アヌシュカー、アマラー・ポール、ナーセル、サンダーナム
提供:マクザム
配給:太秦
2014年2月15日(土)より、渋谷ユーロスペース、シネマート六本木にて、3月よりシネマート心斎橋にてロードショーほか全国順次公開
実は上のチラシは、配給会社である太秦に今日納品されたばかりというできたてのホヤホヤです。今日は夜講演の仕事があり、お申し込みの人数が95名と聞いて、これは『神さまがくれた娘』のチラシをお配りせねば、と思って午後取りに行ってきたのでした。苦労(?)はしてみるもので、その時太秦の社長から耳よりなお話が聞こえてきました。実は、来年もう1本、インド映画を配給なさる予定なんだそうです。その作品は....と、言いたいのは山々なんですが、情報解禁は来年早々。思わずピューと口笛吹きたくなる作品なので、楽しみにお待ち下さいね!
それから、もう一つ耳より情報を。間もなく発売される「キネマ旬報」12月上旬号に、インド映画特集が掲載されています。超目玉は、『Shall we ダンス?』の監督であり、「インド待ち」の著者でもある周防正行監督と、『ムトゥ 踊るマハラジャ』の大ヒット仕掛け人江戸木純さんの対談です。その他内容等は次の通り。
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キネマ旬報 2013年12月上旬号 No.1651 |
クリエーター情報なし | |
キネマ旬報社 |
「キネマ旬報」 2013年12月上旬号 No.1651
【2013年11月20日発売/890円】
<企画・作品特集>
インド映画生誕100年記念 どうにもインド映画好きなもので。
□対談 周防正行(映画監督)×江戸木純(映画評論家)
□きっと、はまるインド映画 Text by 熊坂多恵
□インド映画100年の歩み
□インド映画の今の常識が分かるQ&A
□REPORT 映画生誕百年祭に沸くムンバイ Photo & Text by 山下由紀子
こちらもお楽しみに~。
嬉しいです。
ヴィクラムさんの素晴らしい演技、大きなスクリーンで見られるのが今から楽しみです。
ハンカチ持って駆けつけます。
そして、もう一本ってなんでしょう。
発表が待ち遠しいです。
昨年の大阪アジアン映画祭では、ヴィクラムとヴィジャイ監督がゲストで来てくれたのですね。ヴィクラムと一緒に写った写真がブログなどに出ていて、うらやましかったです。
この作品の字幕監修者深尾淳一さんも、しっかりツーショットを撮っていらして見せてもらいました。本作では、深尾さんがスタッフ・キャスト紹介などに全面協力し、正確な情報が盛り込まれるはずですので、ぜひパンフレットも資料として永久保存して下さいね。
太秦配給のもう1本は....すでにあちこちでささやかれているアノ作品です。2chでは「もったいぶって情報を出さない」と叱られている私ですが、やっぱり正式発表前に洩らすといろいろ不都合が起きる可能性があるため、しばし待たれよ、です。
では、『神さまがくれた娘』をぜひあちこちでご宣伝下さいますよう、よろしくお願い致します!
チラシだけですでに涙腺がゆるんでいます。
名古屋でも上映してくれるかしら・・・?
それともう1本、すごく気になります。
ちょっと耳にした「アレ」だったらいいなぁ~。
子供も大喜びで、再び一緒に映画館に駆けつけるんですが。
早く知りたい!
キネ旬も買いに行かねば!
(いつもは図書館でパラ見ですが)
名古屋でも、きっと上映されると思いますよ。
『神さまがくれた娘』の配給会社太秦は、台湾映画『セデック・バレ』のような良質な作品を配給している会社で、『セデック~』の時は名古屋はシネマスコーレと名古屋シネマテークで公開しています。今度も、そのあたりの劇場をチェックしていて下さいね。
公式サイトもそろそろ作られるのでは、と思いますので、どうぞよろしく~。
こちらでは見られなかったので、楽しみです。北海道でも公開されることと、ソフトの発売を願っています。
『キネマ旬報』でもインド映画特集が組まれるのですね。『キネマ旬報』といえば2000年に出た『 インド映画娯楽玉手箱』がいまだに手放せないのですが、続編が出るといいなあ…と思っています。
ともあれ、来年以降もインド映画が盛り上がりますように!
札幌でも公開して下さるといいですね。絵もとてもきれいなので(特に夕景とか夜の映像)、ぜひスクリーンでみていただきたいです。娘の名前「ニラー」というのは「月」という意味だそうで、それで月がのぼりかけた夕景とかがよく出てくるのです。
「インド映画娯楽玉手箱」は決して満足のいく内容ではなかった(特に最後の部分。いろいろありまして...)ため、いつかはやり直しを、と思っているうちにもう13年。もうちょっとインド映画がヒットしたら、キネマ旬報からもお話が来るかも、なんですが。
「中華電影データブック」までは無理でも、やはり紙もので情報が満載されているものを残しておきたいですねー。「ナマステ・ボリウッド」のすぎたカズトさんあたりがプロデュースして下さらないかしら....。
ひとつ上のコメントを見落としていました。体調の悪いところ、お返事ありがとうございます。だいじょうぶでしょうか。
『インド映画娯楽玉手箱』、そうだったんですか…大変だったんですね。13年も経つとインド映画をめぐる状況は本当に変わっているので、キネマ旬報さんには是非!新編をお願いしたいものです。
そのためにはインド映画をもっとヒットさせねばですね。微力ながらがんばろう!と決意を新たにしました。
体調を崩した原因は、金曜日に某所で講演をしたのですが、壇上の話者の位置にどこからか風がスースー吹いてきて、終わって見れば風邪引き状態に...というていたらくだったためです。
以来、日中の仕事はしゃっきりこなしているのですが、帰宅すると「さっき食べたものに眠り薬が入ってたの??」というような、へなへな状態になる日が続いています。
きたきつねさんも時々、ブログを拝見してご体調が心配になる時があるのですが、私の場合はまさに鬼の霍乱。そろそろ復活のきざしも見えますので、ご安心下さい。『インド映画娯楽玉手箱』Ver.2も、しぶとく企画を立ててみますので~。