一昨日、「テルコレ」の話題等を書いて、「すでに日本で紹介されているテルグ語映画界のプリンスたち――プラバース、NTR Jr.、ラーム・チャラン、アッル・アルジュンやマヘーシュ・バーブ以外にも、まだまだ若手の人気俳優がわんさかいる」と書きましたが、その1人、名優ナーガールジュナ(『ブラフマーストラ』のシャー・ルク・カーン亡き後に登場する、もう1人のイケおじ)の息子ナーガ・チャイタニヤの結婚式の写真が、いっぱいネットにアップされました。こちらでご紹介したとおりナーガ・チャイタニヤのお相手は、『PS-Ⅰ 黄金の河』(2022)や『PS-Ⅱ 大いなる船出』(2023)、そして『モンキーマン』(2024)にも出演したショウビター・ドゥリパラです。ゴージャスな花嫁衣装がよくお似合いです。ナーガールジュナがアップしたという結婚式フォトをどうぞ。
その他、こちらの記事とかで、式の詳細を写真で見ることができます。ナーガ・チャイタニヤは2017年に『マッキー』(2012)などの人気女優サマンタと結婚しますが、4年後の2021年に離婚、その後にショウビターと出会い、今年婚約そして結婚と、再び家庭を持つことになりました。母方の従兄にあたるラーナー・ダッグバーティと共に、ダッグバーティ=アッキネーニ家系の若き柱として、これからもますます活躍することと思います。日本でも、主演作が何か公開されるといいですね。
そして、目下のトリウッドの話題は、12月5日に封切られたアッル・アルジュン主演作『Pushpa 2 : The Rule』の稼ぎっぷり。公開前から、「チケットの予約が殺到」「朝早い時間にも上映回を設定」等の現象が巻き起こって話題を呼んでいましたが、いざオープンしてみると初日の興行成績は280カロール=28億ルピーという初日興収歴代1位となりました。約50億円を1日で稼ぐとは、すごいですね。第2位は『RRR』が2022年に打ち立てた223カロール=22億3千万ルピーですから、この調子で行くと最終興収も『RRR』を抜くことになるかも知れません。『Pushpa 2』は映画評論家にも好評で、Wiki「Pushpa 2」によると、☆5つを冠した批評もあったとか。多くのマスコミが☆4.5や☆4を付けていますが、反対に低い評価を与えている記事もあり、これは実際に見てみないとちょっとわかりません。来年2月早々にインドに行く予定なので、その時までロングランしていてほしいものですが、大体2ヶ月でOTT(配信)に回ってしまうのでどうでしょうねえ。
予告編を付けておきますので、☆5つ級の作品かどうか、ご判断下さい。3分の1ぐらいの所で流れる歌「♬Are deewano, mujhe pahchano♬」は、アミターブ・バッチャン主演作『DON』(1978)の中の歌です。どんな風に使われているのか、気になります...。
Pushpa 2 The Rule Trailer (Telugu) | Allu Arjun | Sukumar | Rashmika Mandanna | Fahadh Faasil | DSP
<オマケ>
実は今日、電車の中でお隣に座っていたのが、幼い女の子を連れたインド人のお父さん。かわいい女の子が私に興味を持ってじーっと見つめてくるのでアイコンタクトしていたら、いつの間にかお父さんとお話をしていました。アーンドラ・プラデーシュ州から休暇で日本に来ているとのことで、今日は明治神宮外苑や代々木公園にお嬢ちゃんを連れて行って来たそうです。「日本では『RRR』が大ヒットしたそうですね」「そうなんですよ、今度18日にはプラバースが来るんです、『カルキ 2898-AD』の公開で」てな話をしながら、ずっとかわいらしいお嬢ちゃんの顔を眺めていました。ジヤーちゃんと言うそうで、2歳ちょっとなのだとか。お写真を撮らせてもらったので、1枚記念にアップしておきます。整ったお顔に小さなイヤリングを着けていて、ピアスの穴はもうあけたのね、とちょっと感心。知人のお宅に滞在中とのことで、日本でのお正月を楽しんでから帰国するそうです。
で、肝心のプラバースの舞台挨拶があるプレミア上映ですが、両方ともでした。くじ運はとことん弱い上に、ITがからんでくるとさらに確率は下落します。チケットをゲットなさった皆さん、どうぞ楽しんできて下さいね。通訳はインド映画人に慣れた松下由美さんのはず。2001年のシャー・ルク・カーンの来日から始まって、S.S.ラージャマウリ監督やラーム・チャラン、NTR Jr.等々、皆さんお世話になっている凄腕通訳さんです。ものすごい勉強家で、頭が下がる松下さん、プラバースは無口で手強いかも知れませんが、どうぞよろしくね!