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しーさるの鉄日記

神戸電鉄と北条鉄道の改修駅巡り

三田からは神戸電鉄に乗ることにした。神戸電鉄に乗るのは2018年に改修後の鈴蘭台まで往復して以来、鈴蘭台から奥、粟生方面は2012年以来、三田方面は駅巡りの時の2009年以来となる。改札に入ると、神戸電鉄最新の6500系が停車していた。6500系がデビューしたのは2016年と駅巡りの後だったので、まだ乗ったことがなかった。6500系の行先はウッディタウン中央と、目的地とは別方向だったが、分岐駅である横山まで初乗車することにした。内装は2000系などと同じ阪急に近いものだが、大型袖仕切り、スタンションポールと他車両にないものがある。ドア上の車内LCDは6000系が二つに対して、大型の一つにまとめられてた。これも阪急のものにち近い。

三田を13時35分に出て、横山着13時38分、3分待って後続の新開地行に乗った。三田の街の中を出るとしばらくは田園風景を走るが、道場南口駅周辺はそれなりに住宅がある。駅前に北神区役所のある岡場駅周辺は栄えており、周辺にビルやマンション、少し離れた山の上の工業団地付近には、巨大クレーンが建っていた。五社に着くと山の中へ、有馬口で有馬温泉発列車と接続して、三田線から有馬線へと入っていく。

大池には14時04分に到着した。大池駅は「大きな屋根下に楽しく集える駅」をコンセプトに上りホームの新開地寄りにあった駅舎を改修、駅舎は2022年12月から、駅前広場は2023年3月から供用を開始した。駅舎のデザインは、「WEST EXPRESS 銀河」「273系やくも」枕崎駅駅舎を手掛けた川西康之が担当、丸い柱が大きな丸い屋根と壁が支えるつくりとなった。精算機と券売機の横にはタッチパネル式の案内板が置かれ、時刻表と駅構内図を表示できるようになっている。旧駅舎の跡地にはスロープと駅前広場を整備、駅前広場はタクシーが折り返せるようになっている。坂の多いこの辺はタクシー需要が高いのだろう。ちなみに、下り駅舎は2021年2月に新設、簡易ながらも黒くて細長いもものになった。下り駅舎の設置に伴い、構内踏切は廃止となった。神戸方面からタクシーへ乗り継ぐことを考えたら、残しておいても良かったと思うのだけど。

大池発14時19分の新開地行に乗車、緩やかなS字カーブと直線で急勾配を下りていく。次の花山駅までの距離は1.7kmだが、標高は69mも下がることになる。花山駅は下りホーム側の駅舎を改修、2022年11月から新駅舎の供用開始、2023年3月までに構内踏切へのスロープと駅前広場が整備され、工事が完成した。設計は大池駅と同じ川西康之が担当したが、大池駅は大きな丸い屋根になっているのに対し、花山は幾重に折れ曲がったトンガリ屋根になっている。これは、六甲山系をイメージしたもので、天窓で採光性もよくしている。駅舎左側の駅前広場では、月に何度か地元の人によるイベントが行われている。

新開地での乗車位置を考えて後ろに乗ったが、それでも空いている席が数席の混雑、そのほとんどは谷上で2分接続の地下鉄に乗り換えた。地下鉄は神戸電鉄が湊川に着く9分前に湊川公園に着くわけだから、所要時間的には勝負にはならな。谷上は、新幹線駅にすぐ行ける鉄道の乗換駅という意味で、相鉄の西谷に近いかもしれない。直通はしてないけど。箕谷からは上り坂となり、北鈴蘭台は大池と同じ高さとなる。鈴蘭台着14時51分、18分待って15時09分の粟生行へ乗り換えることにした。後続の列車でも間に合わないことはないが、その先のスケジュールを考えて余裕を持たせた。

鈴蘭台に粟生行が到着したのは15時06分、新開地を4分後に出た準急三田行を待つために3分停車する。新開地~鈴蘭台間は運転間隔を平準化した方がいいと思うのだけど、単線区間の縛りがあるから厳しいところだ。三田行からの乗り換え客は数人くらいしかいなかった。3両2扉の鈴蘭台発車時点で座席のほとんどが埋まっていたが、西鈴蘭台までに半分以上が降りた。西鈴蘭台を出ると、田園風景が広がるように、押部谷を出ると50‰の上り勾配で緑が丘を目指す。志染までは高いところを走るが、志染を出ると50‰の急勾配を下り、恵比須に到着する。三木の街を抜け、大村を出ると、50‰の勾配とカーブで上り下りして小さな峠を越える。小野を出てしばらく走ったところにも。50‰の下り勾配があった。

粟生着16時丁度。先ほど旧型路面電車に乗るために初乗り使いまくりと、神戸電鉄の運賃の高さで1400円も使ってしまったので、Suicaの残高が足らなくなり、チャージすることになってしまった。神戸電鉄の精算機はピッタリチャージ機能もあるとのことだ。

16時09分発の北条鉄道北条町行は、五能線で使われていたキハ40-535、クリーム色に青帯の五能線色となっている。輸送力のあるキハ40は平日のラッシュ時に使われることが多いが、土休祝日のデータイムに使われることは少なく、今月の土日祝日のデータイムの運用は、今日8日と27日の土曜日くらいだ。ドア付近の路線図は東北地方のものが残されている。

法華口には16時19分に到着した。法華口は2020年6月に交換設備を整備、9月の改正で列車を5便増発する形で供用を開始した。交換設備は既存駅の北条町寄りに整備、相対式で既存駅舎との間に構内踏切がある。交換は右側通行で、ポイントでスピードを落としてから停車、発車時はポイントによる速度制限を受けないことになる。構内踏切からは、既存駅舎のある南側だけでなく北側へも外へ出ることができ、軍用飛行場跡地への近道になっている。そのためか、その案内看板が駅を出てすぐのところになる。既存駅舎のホームは残ったが、列車の発着はなく、ホームの前でポイントが分岐している。駅の中には『駅舎工房 Mon Favori モン・ファボリ「』というパン屋が入居、2012年11月オープンとのことだから、駅降りした翌月にはオープンしたことになる。その時の写真を見ると、駅入り口の工事をしているから、店が入居するための工事だったのだろう。駅舎横には地元の大福精肉店の冷凍自動販売機、揚げ物などを販売していた。パン屋でここの揚げ物をサンドしたパンを売ればいいのに。自販機の横には、法華一乗寺の三重塔の模型が駅巡り翌年の2013年に建てられた。模型といっても7mの高さがある。33分折り返し時間があったので軍用飛行場跡の爆薬庫を見てきた。

法華口発16時52分で折り返し、粟生からは加古川線に乗り継いだ。加古川からはJR神戸線の新快速、先頭車両に乗ったので余裕で座ることができた。新大阪着18時34分、サンダーバード金沢行の案内表示板を撮り納めしようとしたら、同じく3月改正でなくなる『スーパーはくと12号京都行』まで撮影してしまった。新大阪発18時51分ののぞみに乗って、品川着21時13分、26分発の上野東京ライン(常磐線)に乗って帰宅した。上野駅では2分停車している間に後続の高崎線に追いつかれ、対面接続となった。

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