●ウィング号の21時台以降の運転間隔を30分毎に変更する。これに伴い最終ウィングは55分繰下げ、品川発23時に変更となる。
●平日ダイヤにおいて、品川1929発以降の直通快特に金沢文庫行4両編成を増結する。このことにより、品川駅での着席機会を高くする。なお、2055以降の始発快特は、12両編成を8両編成に変更する。
●2157発以降の始発快特3本については8両特急に格下げ、青物横丁、平和島、神奈川新町、追浜、汐入に停車させて、快特通過駅の利便性を図る。
●平日夜間上りにおいて、羽田国内線T発エアポート急行泉岳寺行3本を都営線、京成線方面へ直通化させる。(2002:印旛日本医大行、2040:高砂行、2250:青砥行)
●土日朝上りにおいて、金沢文庫発903~1006の快特泉岳寺行4本の後部に、京急川崎行4両編成を増結する。
●土曜朝上りにおいて、都営直通特急前側に品川行を増結しているのを、後側に神奈川新町行増結に変更する。また、品川行(泉岳寺行)特急後側に神奈川新町行を増結しているのを、前側品川行増結に変更する。このことで、都営直通特急は神奈川新町まで12両、品川行特急は品川まで12両となる。
●土日早朝において、羽田国内線Tに608に到着する泉岳寺発快特を高砂始発に変更する。
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ウィングは増発せずに終電繰り下げ。夜間時間帯の運転間隔を拡大して、終電を約1時間繰り下げるのは、京成が2年前の改正でイブニングライナーで行なったのと同じ手法。イブニングライナーは全体的に運転間隔を広げたけど、ウィングは21時以降のみ運転間隔を広げた。この時間帯になると、利用率に余裕が出てくるのだろうか。
深夜ウィングの上大岡までの所要時間は26~29分と現状の30分よりも短縮される。特に2217発は26分と現状22分発の快特よりも1分だけ速い。他のウィングの数分後追いのが快特に対し、このウィングの数分後追いが特急だから、ウィングと特急で普通の追い抜き位置が変わってくるからだ。そのため、品川発ではウィングと特急で2分差だったのが9分も差が開く。
現状、14分の泉岳寺発エア急、18分の佐倉発エア急、22分の始発快特が設定されている22時台前半だが、そこに17分のウィングが割り込み、始発快特が4分繰り上がって特急になる。佐倉発エア急は泉岳寺で時間調整して設定時間を4分ほど繰り下げ、平和島で緩急結合して利便性を図るだけでなく、エア急の平準化を図るといったところか。快特の特急化でエア急を見直す可能性もなくはないけど、都営からの利便性が損なわれるからな。2217のウィングの蒲田以南は現状の羽田発快特のスジをほぼ踏襲するから、その辺の調整もどうするか気になるところだ。
23時発のウィングは最終快特より30分も遅い時間帯に設定、現状の特急より5分早く上大岡に到着する。また、久里浜で最終三崎口行に接続するので、三崎口への実質終電は、上大岡以南で5分、品川で9分繰り下がる。最終三崎口行も久里浜発を5分繰下げるから、上大岡以南からの所要時間はほとんど変わらない。
品川始発は10本104両から16分104両に、2055以降の始発列車は増結部分を前を走る快特に委ねることになる。始発が4両だけだったら、今の12両の3分の1で座れるホーム列が満杯になってしまう。品川口の始発は平準化、でも横浜場面で見ると、快特の特急化で所要時間が延びることでの快特と特急の間隔が開き、8両特急は混雑するのではないかと。そこを羽田発快特がフォローすればいいのだけど。
土日朝上りは、快特を12両化して混雑緩和。金沢文庫発927と946は切り離した4両を、そのまま蒲田まで回送したうえで、蒲田~品川間の普通列車に充当させるのではないかと。
羽田空港絡みは平日夜などの泉岳寺乗り換え解消のみ。羽田空港発20時台において、都営直通は2本から4本に拡大するが、泉岳寺行2本が残ることになる。五反田、高輪台からの通勤需要も考えると難しいところだ。なお、2002発は2年前の改正までは品川止りだった列車、それが今度の改正では印旛日本医大まで直通することになる。
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