モ161形の浜寺駅前電停発は11時04分だから、バスか時間通りだったら10分の余裕がある。ところが、バスは時間通りに来ないで、3分遅れの10時47分に発車した。この遅れだと、浜寺駅前電停での10分接続は余裕だったが、浜寺駅前電停と道路を挟んだ浜寺公園駅前通バス停まで10分のところを17分もかかってしまった。その結果、浜寺公園駅前通バス停に着いた途端、道路の向こうでモ161形が発車するという事態になった。目の前で発車するよりは精神的ダメージは小さいけど。google mapで調べたら、約1時間半に1本しかないバスにうまい具合に接続となったのが、逆に悪運だったのではないのかと。このバスがなければ、鳳から浜寺駅前まで30分ほど早歩きという選択をして、ギリギリ間に合ったと思うけど、浜寺公園の踏切でどうなっていたかわからないからな。一番の正解はgoogle mapで引っかからなかった鳳発10時46分の羽衣支線に乗って、東羽衣から900m歩くこと。東羽衣駅からだったら、南海は高架だから踏切の心配もないし。
幸い、モ161形は天王寺駅前電停まで1時間近くかかるので、南海電車と大阪環状線を乗り継いだうえで、天王寺駅から阿倍野電停まで歩けば、確保することは可能だ。浜寺駅前電停発11時11分の阪堺電車の車内に入ってしまったので、浜寺公園駅へ向かわずに、船津電停まで乗ることにした。船津電停からは数分小走りして諏訪ノ森駅へ向かった。諏訪ノ森駅は高架化工事のためか、入口がわかりにくかったが、電車の発車3分前にはホームに着いた。南海線では、モ161形に乗れた場合の当初予定となる。諏訪ノ森発11時20分の普通で堺着26分、29分の急行に乗り継いで新今宮には11時37分に到着した。普通を乗り通して住吉大社でモ161形を捕まえることも考えたが、堺での待避時間が長くて間に合わない。急行は、難波で出口の遠い最後尾車両に乗ったものの、吊革のほとんどが埋まるくらい混雑していた。新今宮発11時42分の大和路快速で1分後に天王寺に到着、そこから10分早歩きして、阿倍野電停には11時53分に着いた。
阿倍野電停で待つこと3分、50分前に浜寺駅前電停で見送ったモ161形が入線してきた。今日のモ161形は164編成、一時期は雲と空をイメージしたような色だったが、今はモ151形の登場時をイメージした焦げ茶色になっている。エアコンのないモ161形、乗ったのは1電停間だが、その古さは伝わってくる。猛暑の続く夏季の運転はないのだろうか。臨時列車で定期列車の続行にも関わらず、座れないくらい乗っていた。モ161形目当てらしき人は少なそうだから、それくらいの需要があるということだろうか。正午過ぎの上りだし。天王寺駅前電停手前で12丁度発の我孫子道行を数分ほど開通待ち、阿倍野から5分かかって12時01分に天王寺駅前電停に到着した。モ161形が到着してまもなく後続の定期電車が到着して、縦列停車に、後続の定期電車は12時06分に浜寺駅前行として折り返して、モ161形はそのすぐ後を追うことになる。ほとんどの客は先行の定期電車に乗っていたが、後を追うモ161形を選択する人もいた。
モ161形を撮影した後、天王寺発12時11分の紀州路快速に乗車して大阪へ移動した。予定より30分以上の遅れだが、大阪駅での40分以上の昼食の時間をコンビニパンを車内で食べるのに変更して、遅れを取り戻した。当初の予定だったら、帰りの新幹線まで影響が出ていた。
大阪着12時29分、8分の乗り換え時間の間にコンコースでセブンイレブンを見つけて、急いで昼ご飯を買った。その結果、当初予定通りの大阪発12時37分発のJR宝塚線区間快速篠山口行に乗ることができた。区間快速は発車寸前だったが、前の方だったので2人掛け転換クロスの窓側を確保できた。右隣をJR神戸線の快速が並走するものの、大阪、尼崎ともにホームが別なので、乗り換えはできない。尼崎手前の2番線と3番線の間のポイントを1番線に伸ばしたうえで、JR宝塚線の区間快速をを3番線発着にして、4番線のJR神戸線快速とホーム上接続させれば、便利だと思う。ただ、新大阪において宝塚線普通毎時4本、『こうのとり』が出ているから、それで十分というえば十分なのだろう。
尼崎を出ると席の半分以上が埋まるが、その半分以上は川西池田、宝塚で降りてしまい、再び車内はガラガラになる。区間快速が通過するのは塚口、猪名寺、北伊丹のみ、川西池田から先は各駅に停車する。宝塚から先は毎時4本の区間快速と特急『こうのとり』だけになる。宝塚を出るとトンネルが連続、明かり区間では第二名神が見える。田園地帯の中から目立った町に入って、三田には13時20分に到着した。
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