今年も後少しですね。
先日、阪神百貨店に歳末の古本市に行ってきました。全面改装で綺麗になりましたね。初めてでワクワクします。とりあえず脇目もふれずエスカレーターで8階に直行です。2時間ほど滞在して文庫本ファーブル昆虫記をゲットしました。
奥本大三郎、翻訳、解説、注釈
奥本先生は昆虫に関する本を多数出版されていますが、昆虫学者ではないんですね。啓蟄生まれ大阪出身で、東大卒のフランス文学者なんですね。そして、昆虫大好き少年だったんです。まさしく昆虫を愛するために生まれたんです。
今回購入したのは、ジュニア版の単行本8冊を文庫本6冊にしたもの。
いずれ完訳ファーブル昆虫記も読んでみたいものですが、とりあえずはこのシリーズで楽しみたいと思います。
帯が一つありませんが、日焼けもなく、シミもなくとてもきれいな状態です。
表紙は鳥山明先生ですね。ほのぼのしますね。アラレちゃんリアル世代なので少しは知っています。私は名古屋弁のニコチャン大王が好きだがや。頭の上にお尻があります。子供っておしりやうんちネタが好きですよね。最高のキャラクターです。でもいつも横にいるニコチャン家来は標準語ですからね。良識ある忠実な家来が振り回されて涙ぐましい。今だったらパワハラ全開ですか?
さあ話を戻して、ファーブル昆虫記と言えばやはり第1巻最初の昆虫のふんころがし、糞虫君ですよね。子供たちの心をガッチリつかんでますね。私も少年の頃ふんころがしの項を読んだ記憶が微かに。でも、その後全巻となるととてつもなく遠い世界に見えて挫折した記憶があります。
普通はこんなもんですよね
あっそう
糞虫君と言えば、奈良公園ですね。奈良公園はふん虫の聖地といわれています。そう鹿がいるからです。鹿が芝生をたべて糞をする。そして、ふん虫が糞を分解し芝生の栄養となる。このようにして奈良公園は保たれいるのです。ですから、奈良公園の鹿の糞は掃除しなくてもいいのです。公園の近くにはならまちふん虫館という糞虫君に特化した展示施設もあります。ぜひ奈良公園に行ったら、鹿の糞をじっくり観察してみてください。周りの人に嫌がられるかもしれませんが、アラレちゃんのように優しくツンツンしてみてください。運が良ければ糞の下から糞虫君が出てくるかも。でも決して持ち帰ってはいけません。採取は禁止されていますので。
撮影観察が終わったら優しく糞の下に放ってやってください。
また、話が強烈にそれましたね。
奥本先生も幼少の頃に昆虫記に出会い、そして感性か揺さぶられたのです!そしてフランス昆虫学者であるアンリファーブルに引き寄せられるように、東大文学部フランス文学科に進学。そして、後に昆虫記を完訳までしてしまった!
凡人と偉人との強烈な違いですかな?
まあ、子供でも読みやすい文庫本なので年末年始は楽しく読んでみましょう。ビビっとするようなことがありますでしょうか?
皆様も良いお年をお迎えください