cocon.ashiya鍼灸院のスタッフ日記

女性鍼灸師の
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日本生殖医学会の発表では...🇯🇵

2020-04-06 11:49:00 | 日記

日本生殖医学会が声明発表も....

2020/4/1

妊婦が万一、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染してしまった場合、特効薬の1つと期待されるアビガンなどが使えないと報道されており、「妊婦においてCOVID-19感染の重症化の可能性が指摘されていることや、感染時に使用される治療薬として妊婦に禁忌の薬剤による治療が試行されていることから、不妊治療による妊娠が成立したあとのCOVID-19感染への対応に苦慮することが予想されます」と指摘した。


 また、院内感染の可能性にも言及し、国内での感染の急速な拡大の危険性がなくなるまで、治療を延期するよう病院に推奨した。

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上記の発表を受けて


不妊外来を持つ

各クリニックが見解をサイト上にアップする事態に❗️


「高度不妊治療の継続や中止は

患者自身の判断に委ねる」


という見解が多く見受けられ


「新鮮胚移殖、凍結胚移殖、人工授精については妊娠中のリスクを考慮し、可能であれば延期をお勧めします。(ご希望があればお受けします。)」とするクリニックもあり。


その最終的な判断を巡って対応に苦慮している様子がうかがえます。


患者側は


「簡単に気持ちを切り替えられない。

不妊治療が出来る時間は限られてる。

延期したくない。」


などの苦悩が。


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鍼灸で不妊治療の施術をする立場から


東洋医学的には

西洋医学との連携は

患者さんが望まれた場合のみで

特に推奨はしていません。


実際の施術になんら影響はないと

考えています。


本来、妊娠可能な状態とは、

生殖機能に関与する経絡の流れや

その人個人の体質などが関係すると

考えて改善に導くよう鍼灸の施術を

行います。


定期的な施術を3ヶ月〜1年をかけて

妊娠可能な母体を目指す場合が多く


ただし西洋医学的に診て

器質的な不具合の治療や

ホルモン治療なども併せると

着床時期が早まる場合があります。


しかし高度不妊治療が

行えない今回のような場合には


考え方を柔軟にし

鍼灸治療などの代替医療で自然な

タイミングを図るのが

本来ではないかと思っています。



実際のところ

当院でも、凍結肺移殖の先送りを考える

カップルも複数あって

母体を整った状態でキープするのが

重要と考えています。


しかし母体の年齢的なこともあり、

1年先送りは厳しいかと。


ウイルスが及ぼす母体と胎児への

影響がわからない状態で

若いカップルに選択を強いるのは

酷なような気がしてなりません。


生殖医学会や鍼灸学会、さらに製薬学会など垣根をはらった連携で

安心をもたらす指針のようなものが

発表されるのを心待ちにします❗️

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ココン芦屋鍼灸院では


不妊〜着床〜妊娠期、出産〜産褥期と

それぞれの時期に対応した施術と

ご相談を承っています。