まだ明るくて、日が沈んでいなかったから、15時半くらい。
スーパーに入った。
いろいろ考えがまとまらずに、頭の中がとっ散らかってるってる状態。
こういうぼやっとしたというか、ふわっとしたというか、自分の考えがはっきりしないときっていうのは、時々あるものだけど、あんまり居心地のよいものでない。
売場を眺めていても何を買うかが定まらない。というより、特に買い物にきたというわけではなく。少し歩きたかっただけなのだけど。
買い物かごをぶら下げてしばらく歩いているうちに、お買い得品などが目にとまるようになってきた。最近、なぜかお高めのカレールーがたいへんにお安かったので、まずはかごに入れる。安定してお安いシチューなんかもついでにかごに入れていく。すぐに必要ということはないのだけれど、こういうものだったら、買って帰ってもジャマにはならないでしょうと。
だんだん目が見えるようになるというか。陳列してある商品をちゃんと見定められるようになってきたあたりで、今度は耳馴染みがある旋律が聴こえてきた。いや、曲はさっきから、ずっと鳴っていたはずなのだが、途中からちゃんと聴こえるようになってきた。
なんの曲か?はじめはよく分からなかったのは、聴こえ始めたタイミングもあったと思うのだけど、それ以上に場所があまりにも不似合いだったせいもあったのかも。
スーパーの売場で、野菜とかお肉とかカレールーを眺めながらこの曲を聴くって、普通はないような。
よく知っている顔のはずなのに、出会った場所が意外過ぎて名前が出てこない?っていう、妙な焦燥感を味わう(^o^;)
レジで会計を済ませたタイミングで、思い出した。
ラプソディーインブルー!
ジョージ・ガーシュインの♪
なんで思い出せないかなぁって、自分にツッコミを入れつつ、エレベーターに乗る。
クルマは屋上の駐車場に駐めてあるので。
しかし、ラプソディーインブルーが即座にわからんとは、われながら抜けている。。。大問題ですな(^o^;)
思い出せば、これはもうクリアすぎるほどクリア。クライマックスを待たずに引き上げたのだが、曲の続きは脳内再生可能。
ちょうど丹沢の山々に太陽が沈んでいく。屋上から眺める美しい夕陽の光景に息を呑んだ。
こんなにも美しい景色に遭遇したこのタイミングでラプソディーインブルーはクライマックス!
タイミングはこれ以上ないほどにバッチリだったのだ♪