長谷川潔作品について、さっちゃんと僕の好みというのはほとんど一致する。
その中からさらに、どれか数枚、ということになると、さすがにそれぞれに好みが出る(*^ω^)♪
長らく一緒になって眺めてきたから、そういうのは特に尋ねなくともわかっちゃうものなのだが、敢えて言葉にすると何が言えるか?とかいう風に遊んでいると、思いもよらなかったコメントが飛び出してきたりして。
好きな作品の楽しみ方というのも、なかなかに深まってまいりました(*^o^)♪
手に入れた3冊の古い画集の内、1冊はちょっと特殊な仕様になっておりまして。
額装するとそのまま飾れるコロタイプの額絵20枚がセットになっている(1枚だけ別仕様)。
これをテーブルの上で鑑賞するとなると、なかなかに集中力を要する。神経を使うのだ。
マスクは必須( ・ิω・ิ)b
うやうやしく1枚1枚を取り出してはじっくりと眺めるのだが、これをたっぷり20枚やっていると、いろんな意味で満たされる(*´ω`*)
だけど、額縁に入れて飾ってしまう方が正しいというか、そもそもの趣旨に適うというか。
そのために探し求めた特別な1冊。
本当なら、すぐにでも額装すべきなのだ。
ただ、自宅で20枚全部を飾るなんてことは、空間的にも、精神的にも、ちょっと難しい。
額縁20枚を一気に。。。というのも予算的に考えられん(^o^;)
何枚かを選抜しなければなりませぬ( ・ิω・ิ)b
というわけで、冒頭の話になる。
飾れる額絵が20枚あるというのは、僕らにしたらむちゃくちゃ贅沢な状態。すぐにでも飾りたいって思うのだが、この20枚という数が自分の中にある本当の思いを誘い出したりする。
曰く。
「マニエール・ノワールじゃない絵も良いのよね〜♪」
う、うん(^ω^;)
そだね〜(^ω^;)
この画集の20枚中、12枚がマニエール・ノワールの作品。
「長谷川潔」と言えば「マニエール・ノワール」というファンにとっては、気の利いたチョイスになっている。
しかしながら。「マニエール・ノワール」のおかげもあって、描かれる世界は明るさの幅がやたらと広い。
とりあえず、さっちゃんのご意見を尊重すると。。。
どうしよう(・o・)?
選択肢がいきなりドンと減ってしまった(^o^;)
「『二つのアネモネ』も良いのだけど、あっちの方も好きなんですよね〜♪」
知ってる(^ω^;)
さっちゃんの言う「あっちの方」。それは『花』のことだよね。
あれは、良い。
そして、本当にすごい!
しかし、その作品はこの画集には収録されておりませぬ(^ω^ゞ
ジャック・プチ書房が1945年に公刊した『銅版画』という画集に収録された『花』。作品が発表された時、作家は人生最大の苦難の内にいた。語ることがためらわれるほどの。
そうでありながら、この作品は優しい美しさを湛えている。
『二つのアネモネ』のモチーフというか、コンセプトが、『花』で完成しているとさえ言える。
さっちゃんはそれを大好きだという。
あぁ。これについてはもう、言葉はない。
それは正しい。
圧倒的に正しい。
しかしですね( ・ิω・ิ)b
その作品は手元にはないのですよ(^o^;)
「そうなんですよね〜♪」
そんなことはわかってはいるんですよという調子で、さっちゃんはニコニコしている。
あはは(^o^;)
まずは手元にある作品でお願いします(^o^;)
「そういう君はどれがよいのですか?」
そう。「1枚」をなかなか決めきれない。
好きな作品が多すぎるのである。
叶うなら。
最初の「1枚」には『水浴の少女』(1925)、あるいは『聖体を受けたる少女』(1938)が理想なのだが、この画集にはない(^ω^ゞ
というか、額絵としてはどこにも存在していない。
「あれれ?ある中から選んでくださいね♪」
あっという間にブーメランを喰らってしまった(^ω^ゞ
そろそろ、壁にかける最初の「1枚」を決めたいとは思っている。
何枚かけるか?は決めてはいないのだけど、なにをかけるにしても、同時にいっぺんにはかからない。
どうしたって、最初の「1枚」がうまれてしまう。
そろそろ、二人の最初の「1枚」を決めたいところではある♪