COFブログ

100年後の人間作り!親子のアートセラピー「子ども未来研究所」の活動、アートセラピスト達の活躍を紹介します

ついていった先

2014年11月06日 | グロースセミナー

かのん(中2)

 

家のドアが開いていたので、

人影についていき、入ってみた。

すると、そこは、3人の銅像があるあの丘だった。

あたりを見渡すと、ドアはない。

人影もいない。

しかし、変わったことがあるとすれば、

3人の銅像の真ん中にいるのは、あの犬だった。

その犬は、またうるうるとした目でぼくを見てきた。

ぼくは怖くなり、逃げてしまった。

逃げて、逃げて、ふと気がつくと、

そこは見知らぬ森の中だった。

あたりを見渡すと、光がみえた。

そこへ近づいてみると、

切り株の上に3つの光るキャンディーがあった。

それと一緒にメモがあった。

「このキャンディーをなめている間は、自由に魔法が使える。」

と書いてあった。

僕はそのキャンディーを袋に入れ、出口を探す事にした。

「どんな魔法を使おうかな?」

そんな事を考えていると、あの犬が突然目の前に表れた。

その犬はぼくの持っているキャンディーの袋から出ている光を見ると、

しっぽをふってかけ出した。

その様子はまるでついてきて

と言っているようだった。

必死についていく途中でキャンディーを一つ落としてしまった。

それでも僕は犬についていった。

すると急にあたりが暗くなり「助けて」と声が聞こえた。

その声がした方へいくと、あの銅像のところへ来ていた。

すると犬が話しかけてきた。

「そのキャンディーで僕を元の姿にもどして!」

僕は意味が分からず、考えていると、

あぁこのキャンディーをなめている間は魔法が使えるんだ

と気づき、そのキャンディーをなめて

「もとの姿にもどれ!」

と目をつぶり、となえた。

目をあけたら、犬の姿はなかった。

かわりに銅像は3人立派に立っていた。

キャンディーは、なめ終わっていた。

もう一つのキャンディーは真ん中の銅像の口の中で光っていた。

その銅像は魔法を使ったようだ。

またみんながここへ戻ってこられるように。

 

おしまい

+++

このお話は

2014年のグロースセミナーに参加した子どもたちが

おはなし宅急便というプログラムを通して作ったものです。


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