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100年後の人間作り!親子のアートセラピー「子ども未来研究所」の活動、アートセラピスト達の活躍を紹介します

心のアトリエ(小学生クラス)修了式

2011年03月30日 | 親子の教室
ユッキーです。

3月は年度末ということで
子ども未来研究所のアートワークセラピー教室も
続々と修了式を迎えています。

私が主宰する「心のアトリエ」小学生クラスも
先日修了式を無事に終えてきました。


私のクラスは
小学1年生が6人、2年生が4人、4年生が1人と
低学年が圧倒的に多いです。

2人お休みでしたが、無事に開催できました。

今年度最後のクラス。
ワークを始める前に必ず準備運動として
ウォーミングアップをします。

今回は大きな紙を数枚とクレヨンを用意していましたが
なぜかスリッパ投げがはじまった。

盛り上がる子どもたち。

でも、当たったら危ない。

ここは自由でいい場所だけど、安全の場をつくることを
私たちは大事にしています。


そのうち、一人の男の子が何かを訴えています。

でも大盛り上がりで、聞こえていない。

その子が、盛り上がっている男の子の腕をつかんだことで

どうやら様子が変わってきました。


険悪なムード。。。



その子が訴えていたことは
「スリッパを投げたら危ないよ」

腕をつかまれた子は
「みんなやっているのに、なんで自分だけに言うの?」



私たちがすることは、
2人の話をよく聞くこと。

そしてどうしたいのかを、みんなで話し合うこと。


子どもたちは、楽しければ何だって遊びにします。
スリッパを置きっぱなしにしていた私たちの準備ミスも問われます。

安全な場づくりをする私たちも学ぶところです。


子どもたちは、このことを通して
今日これからを安全に楽しく過ごすためのルールを決めました。


ちょっとだけエネルギーダウンしたけれど
メインワークに入ったら、あっという間に盛り上がる。

子どもたちの、切り替える力に助けられます。


この日は、前回自分たちで撮影した写真で合同コラージュ


男の子グループは、つるっと頭のみのさんの写真を
好んで選び、貼り付けて落書き~

ある女の子は、自分の写真を大事に持って帰りたいらしく、
写真はあまり使わずに絵をたくさん描いていました。

漢字が大好きな男の子は、漢字のタワーを描き
タワーの上に空の写真を切り貼りしていました。

更に盛り上がった男の子のグループは、
長ーい一本の紙をつなげて、写真と写真を結び

「うどんーーー!!」

この一本のうどんが、つぼにはまったらしく
赤い紙テープをくっつけて

「とうがらしーーー!!」

ニッコニコの笑顔で楽しそう。


小学校に入学したての頃、たくさんのストレスを感じている様子だった
この子たちが、こんなに元気に楽しそうにしている。


月に一度のかかわりだけど、月に一度だからこそ
この子たちの成長をものすごく感じる。


小学校は、自分で立っていく練習を
初めてする場なのかもしれない。

時に窮屈で、なんでこんなことしなきゃならないの?
と思うこともあるだろうけど

やっぱり教育の場は必要だと思う。

その場がありつつ、
私たちが提供する場で思い切り発散して
イメージ力をたくさん使って創り出す。

上手い下手もなくて、ただただその子が自分を
自由に表現させてあげられる場で表現する。


自由に思い切り表現した子どもたちを
一人ひとり順番に承認します。

「あなたがいると、ワクワク楽しい気持ちになるよ」
「あなたがいると、私も元気になって笑顔になる」

セラピストが一人ひとりにメッセージを伝えます。

伝えている間、一点を見つめながら、でも黙って聞いています。
ちゃんと気持ちが伝わっている様子でした。

普段逃げ回る子も、じーっと耳を傾けていました。


修了証と、セラピストみんなで作ったメダルを渡して

最後にコラージュと一緒にパチリ





また4月からもよろしくね!





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