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100年後の人間作り!親子のアートセラピー「子ども未来研究所」の活動、アートセラピスト達の活躍を紹介します

お母さんたちのクラス

2012年10月20日 | 親子の教室

こんにちは。アトリエ小学生クラスののりんこです。
アトリエには幼児クラスのお母さんと
小学生のクラスのお母さんが参加される
親クラスがあります。

先日の親クラスは私が担当。

参加されるお母さんたちは
子育て中だけど、いやいや、
子育て中だからこそ?
自分のための時間を
とっても大切にされる方々で
本当に素敵です。


平日の午前中、
子ども達がちょうど幼稚園や
学校へ行っている時間に開催とはいえ、
幼稚園にあがる前のちびちゃんたちも
お母さんたちと一緒に参加。


そうするとね、
やっぱりね、
ちびちゃんたちはね、
お母さんが自分以外のことに
没頭していることがおもしろくなくなったり、
自分もお母さんとおんなじことをしたくなったり、
なるわけですよ。

お母さんがアートしている、
キラキラのビーズやセロファンも
ちびちゃんたちには
それはそれは魅力的に映るみたいだし。

子どものクラスは子どもたちの場。
でも、親クラスはお母さんたちの場。

セラピストも
子ども達の気持ちを受取りつつも、
お母さんがアートに集中して
楽しむ時間を創るわけなんですが。。。


昨日は
お母さんたちも
協力しあって、
ビーズを子どもの手の届かないところに置いたり、、


だけど、どうしても、どうしても、ママの作品に
自分も手を加えたい子がいるんですよね。
同じ画用紙や同じスパンコールとか
渡してあげても
「ママの!ママの!(ママの作品に一緒に描きたい!)」 
とママのところへ
クレヨンを持って近寄っていくちびちゃん。
ママも冗談めかして、
「えええ!イメージの世界までついてきちゃうのぉ?」
なんて笑いながら自分のアートを守る。
(昨日はちょうど、自分の行きたい場所のアートだったから、なおさら?)


「これは、ママの大事な世界だからね~。」
ってさりげなく、
隣りのお母さんが
ちびちゃんに伝えてあげていて・・・

お母さんたちが
自分の世界を大切にしていること、
そして、子どもを一人の人として
関わっていること、
そんなことが
さりげなーく起きていて
素敵な場だなって思いました。

だって、
お母さんだって、一人の人だし、
ちびちゃんだって、一人の人。

こういうことを大事にしているのが
アトリエなんだなって
あらためてうれしくなった私。

自分を大切にできるお母さんたち、
とっても素敵です。

***

おまけ・・・
ああ、どうしても書きたい。
この親クラスで同時に起きていた
2歳と3歳の2人の男子くんたちの交流。

事の始まりは、
A君がママからお菓子をもらっていたこと。
それを見て自分もほしくなったB君。
じーーーーっと、1m先から
A君を見つめる。
気配を察知したA君は
「ビ○コ!大事!」を連発。
・・・あげたくないらしい。
けっきょく、A君のママが
B君に一個あげたんだけど、
その後が、最高!

B君はママに「ありがとうは?」
をうながされて、
また、A君のそばへ。
とは言っても、やっぱりA君から1mほど離れた場所。
そこから、じーーーーーーっと見つめるけれど、
言葉にはならない様子。

どうするのかなあ、となんとなーく気にしていたら、
B君が突然、
手にしたお菓子をA君に向かって
振り始めた。
すると、A君も
お菓子の名前を連呼しながら
お菓子を振り返した!!!

1mの距離を置きながらも
赤いパッケージのお菓子を
振りあう2人。

なにかが・・・
通じた!!! んだ!!!

ああ、
たまらなく、いい瞬間だった・・・



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