Comer, beber, y dormir

スペイン、カタルーニャ地方から
日々の食生活、買い物など

今日のお買い物 - 赤ワイン

2010-12-30 | compra
ここはワインの産地なので近くの山道を少し行けば小さなワイナリーが点在しています。
時間があるときはそういうワイナリーを訪ね、ワインを箱買いするのが楽しみとなっておりまして、
今日も午後にオットとふたり、山道を揺られてきました。新入りジムニーの実力を思う存分
楽しめたお出かけです。今までは小型の普通車 (ルノー クリオ) だったので、4WD は実に快適。
これまでおっかなびっくり走っていた山道もらくらくです。小さなワイナリーを探すにはもってこい!

今日のワイナリーはどちらかといえば寂れた感じのする建物で、広いブドウ畑に囲まれていました。
車は何台かあったもののどれも古く、入口は閉まっており、裏に回るとキャンピングカーが止まっていました。
よく見るとキャンピングカーの小さな窓から光が漏れていて、人影がのぞいたかと思うと手を振ります。
手を振り返すと中からおばあさんが出てきました。言葉は片言。外国からの労働者でしょうか。
なんとか母屋の方に案内してもらうと、そちらには「ボス」と呼ばれる男性がいて、
気さくに建物の中に招き入れてくれました。

古い田舎風の家、鎧戸が下りているからか中は薄暗く、入るとすぐが居間のようで、
黄色い灯りに壁のワインがぼんやり見えます。テーブルには本や書類がたくさんあって、
書斎のような感じでしょうか。小さなドアを開けてとなりの部屋へ通されるとそこはセラーでした。
ふっとかび臭さが広がり、ひんやりとした空気に包まれます。ここまではホラー小説のような雰囲気でしたが
セラーの入口近くには大きなテーブルがあり、そこには200本ほどのワインボトルが並んでいました。
ご主人のお話では、主に大きなワイナリーへの卸しをやっているそうで、そのほかに、一般向けで
マグナムのボトルに手描きの絵を付けたラベルを貼り、外国のマニア向けに販売しているのだとか。
ラベルは人物、動物、風景など油彩や水彩でとても美しく、世界に1本しかないワインになるわけで、
スイスやドイツの人に喜ばれるそうです。

そのマグナムボトルとは別に少量ながら普通の赤ワインも作っているそうで、今回はそれを分けてもらいました。
どうもテーブルの上のでおしまいらしく、希少といえばえらい希少ですね。お味はどうなんでしょう。
ラベルにはご主人の紋章が刻印してあり、手作り感にあふれています。「趣味みたいなもん」なんだそうです。



さっそく今夜、オットと開けてみようとステーキ肉を買い込んできました。
ソースは肉屋のおばさんお勧めのロックフォールで。








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