CountryGarden's blog

東京から秩父へ 夢の田舎暮らし奮闘記

水やり作業

2007-09-21 | CountryGarden
園芸が盛んなヨーロッパで、こんなことわざがあると言う
 「ホースを握る者が金も握る」
つまり、水やり一つで儲かるか儲からないか決まるというのである。
もっと分かりやすく言えば、水遣り一つで、いい物が出来るか出来ないか
決まるという事。
まあ あたりまえと言えば当たり前だが。。

生産者一人一人水のやり方が違う、こだわりを持って水を管理する
生産者が多い。
どのタイミングで、どのぐらいやるか。。。けっこう難しいのだ。

私の水やりの師匠は、杉並の生産者のY氏 まだ独立する前、よくハウスに
お邪魔して、いろいろな話を聞かせていただいた、作業中の時も遠慮せず
作業の様子などを見せてもらいながら、話を聞かせていただいたりした。
まだ20歳ごろだったので、恥ずかしさもなく、どんな小さなことでも
遠慮なく聞いていろいろ教わった。
その方もポット苗 花壇苗専門で、水やりに関しては、本当に今でも
実践している。
で、どういう水やりか、というと、小さい苗のとき、水をやらない
というもの、やらないといっても、しおれてきたらやるのだが 
普通考えたらかなり厳しいものがあるw
特に、ベゴニアやインパチェンスなどは、土が乾いてもやらないで我慢する
そして、限界だな~というとき(ここの判断が難しい)たっぷりやるのである。

仕上げのポットに植えてからも、花が咲いてくるまではかなりきつい状態で
水管理、そのほうが、硬いしっかりした苗が出来るのである。
ただし、花が咲いてきてからは、水切らしは普通はやってはいけない。
しかも、ポット一つ一つに丁寧にやるのである、大変だが、こうやって
苗の顔色を一つ一つ見ながら作業できるので、病気の発見もしやすくなる。
2万ポット3万ポットを一つ一つ手でやるので、大変だが、このやり方が
一番いいような気がする。