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フロンテレーシングKITの 4速クロスミッション  

2020-09-06 17:08:20 | スズキーフロンテのレーシングKIT
SUZUKI フロンテ レーシングKIT  4
 フロンテレーシングKITの 4速クロスミッション 

当初のクロスミッションはTOP(4速)のみ3速に近ずけたもので、空冷時代に設定されたものだった
スズカでは、1速でスタートし2速はS字、ヘアピンは2速の半クラ、ストレートは4速だそうです、ワンレースのなか
で、1速は1度しか使わず、レース中は2速、3速、4速の3種類のギヤーのみで走っている事になります
S字(S字のコーナースピードは150Km以上)から立ち上がって、3速にシフトアップした時は10000rpm
から8500rpmと1500rpmも回転数が下がってしまいます、3速から4速へも1500rpmも下がって
しまいます、4速のTOPスピードは200Kmです、144馬力/リッター出てますが、パワーバンドの狭い
2ストですから、1500回転も落ちますとかなり加速は悪いでしょう、(これを3速クロスとする、TOPのみ)
1速をS字に合わせ、4速をストレートに合わせると、2速へのシフトアップ時は1000rpmほどのダウンになり、
9000rpmからの加速になり、この500回転の差は馬力の小さいENGには絶対有利になります。
2速から3速へも950回転ほど、3速から4速へも900回転ほどの落ちで加速にも十分繋がります
スタートは超半クラになりますが、3速クロスと4速クロスのスタートハンディーは1周でチャラになるでしょう
片山さんに相談したら、スタートで置いてかれるからダメでした、が。もともと私はフレーム設計ですが
フロンテのKIT開発図面は一人で書いてました、ミッションの発案も私(自分)で、すでに作るつもりでした
ギヤの計算はSTDのデーターに変更する項目(歯数)と等強度と入力すれば,後は計算機室が即
計算してくれます、アンダーカットがあれば,転位係数を調整します。自分の想定した4速クロスができ
自チームに投入し実走行テストてOK、即KITで販売できました。
FISCO(富士)とスズカのタイヤのセットは異なっていました、FISCOはタイヤの巾を狭くし走行抵抗を小さく
しTOPスピードを上げてタイムを出していました、スズカはタイヤの巾を広くしグリップをあげコーナースピードを
上げてタイムの向上をはかりました。スズカ用にクロスミッションを設定したため、FISCOではストレートで
ENG回転がフケきってしまいました、まして、FJ360からFL500になると、出力も52PSから60PS
に上がりより最高速が出るようになります、よって、1次ギヤをロングにしたO、P、Q、R、タイプを設定
し対応しました、FISCOは当時バンクは閉鎖されてまして、逆回りのショートコース(左回り)で、いわゆる
最終コーナーが1コーナーになり最高速のまま、下りのRの大きなコーナー(ブラインド)に飛び込むのです。
すごく怖かったでしょうね。     その怖いコーナーで
私、雨上がりの1コーナーの次のストレートで乾いてない黒パッチに乗りスピン、そのままガードレールへ、
当時のインフィールドは芝(草)でスリックタイヤではハンドルもブレーキも効きません、氷上と同じ
感じでした。支柱がマシンの左側の前後輪をもぎとり、宙を飛び、土手に張り付いた経験があり
ます。外傷は無かったのですが、言語障害をおこし、声が一週間 出ませんでしたね、
ヘアピンの突っ込みでは、消火器を目標にブレーキングしろと事前にレクチェアーを受けていま
したが、消火器を見落とし、毎周スピン、(よく、エンジンがが逆回転してました)
逆回りのショートの最終コーナーでは、1速と聞いてましたが、オーバーレブしてしまい、2速で
いけそう、次周、2速でトライ、キレイにテールスライドし、スピン、でもいける感じでしたね。


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