南十字星☆

この道48年のフラメンコギタリスト青木敏郎のひとりごと

夜明けの虹

2010-09-07 05:23:25 | ♪コンサート日記
9月7日
最近良くない習慣が続く。年のせいだと思うけど夕食後にソファに座ったまま眠ってしまう。日付が替わる頃に起こされて一眠りして、早朝にゴソゴソする。

今朝は寝ないでコンサート1部エピローグに使う自作曲を書き上げた。
フルートとデュエットで弾く。ふと夜明けの空を見ると虹が見えたが、曲の完成を祝ってくれたかと思いきやすぐに雨になった。


曲は3月30日朝、東京に出発する家内を送るときに我が家の玄関で突然メロデイが降りてきた。間もなくボーカル曲として完成し、海カフェさんの開店5周年のお祝いとして差し上げた。「桜静か」という詞がついている。

曲が出来る過程には、小学校に入って学童保育で元気に成長する浩ちゃんへの思いと生活が今度のコンサートの準備期間とともに重なった。

松山の幕のあるホールでのコンサートは6度目。いつもそうだが一人で走り回るときの不安が絶望にも等しく襲ってくる。彼が夏休みの思い出に選んだ清流での魚とりの写真は木漏れ日が降り注いでいた。

私が弾く時のバージョンは「木漏れ日」という名をつけた。