自然の力…凄いと思う今さらですが…
母が本格的に闘病生活が始まった20年前頃から
食物を選ぶ難しさや大切なこと、東條百合子先生から教えていただきました。
高校生の頃から食べる事、自然食品には興味がありました。
それはただ、ダイエット目的だったけど
当時は手に入りずらかった無添加の調味料、粟、ひえ、玄米
ローカロリーで高タンパク、16歳の頭の中で
理解出来る物を、教科書、雑誌、母の料理本をもとに探したり、作ったり
今考えると‥良くやったなア~と思う。
その後は美味しい物を覚え、求めて‥置き去りになってしまいました。
東條先生の本を母のためにしっかりと読んだ時は
ショックな事が多く、自分の知識のなさにがく然としました。
市販品の怖さ、農薬の恐ろしさ、家畜のエサの事
特に化学調味料の怖さを知りました。
情報ばかりを取り込み、神経質になりすぎて
スーパーに行っても何も買えず、家族の献立さえ考えられなくなる。
食卓がいつも黒っぽい物になってしまったり、時間ばかり
かかってしまったり、失敗も沢山ありました。
食卓を囲む、食事をする、家族が集う、食べる事、生きる事
幸せな食卓…基本は何だろう?
随分と思い悩んだ時もありました。
時間に追われ、仕事に追われ、毎日の3度食事、病気の家族を
抱えての献立‥頭の中はそのことでいっぱいの苦しい日々
時間に、自分に少し余裕が出来た今、もう一度チャレンジしょうと
思うのです。 難しかった陰陽の薬膳、規制の厳しいベジタリアン
マクロビオティックやスローフード
言い方は 違う、入る扉も方向にも違うけど
たどり着く所は一つなのだと気ずいた今、何にとらわれることなく
自然の恵みに感謝をし、いただく全ての命に感謝をして
農家の方々のご苦労に感謝し、畜産の方々の日々の努力に感謝をする。
漁業の方々や、それにかかわる全ての人の手に思いを寄せて感謝をする。
何でも食べられる丈夫な身体に、先祖が残してくれた
素晴らしい食文化を伝えて行けるように努力をする事。
私のレシピで、メニューを組み立てる。
作り手がいつも食べて下さる方々の笑顔を思いながら料理をする。
命をいただく、時間をいただくそのことを忘れてはいけない。
自分自身もしあわせを感じられるように…
私の中の代からのDNA
開拓心と、おもてなしの心 …忘れてはいけない。
2013年5年目を迎える LA. cucina Avanti
新しいクラスにチャレンジして行きます。 ご期待下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます