マリー＆ガリー 第20話

今週は惑星の紹介です。ガリレオさん本領発揮。
ダ・ヴィンチさんが改造した電車で宇宙を旅するマリカさん、
キュリー夫人、ガリレオさん。

土星の環に関して、かつてガリレオさんが
「土星には耳がある！」と驚いた話が組み込まれてました。
単に彼の望遠鏡の性能が悪かったせいで、リングが耳に見えたという
恥ずかしいお話。

環があるから土星だとわかった、というマリカさん。その前に通過した
木星にも環があったはずですが、一般的でないのか触れられず。
地球からの観測では見えないだけなのに。。

チンチン電車は海王星行き。（ア●ドロメダ行きじゃないのか）
しかし電車は海王星を逸れて、冥王星へ。
なにこの悪役な星。ご一行の電車を吸い寄せようとする髑髏の顔の冥王星。
2006年に、惑星から準惑星に降格させられたため、天文学者を
恨んでいるのかも…というガリレオさん。

冥王星に墜落寸前、キュリー夫人の超次元キック炸裂。
星を砕いてしまうキックって…とりあえず脱出して地球に帰るご一行。
（キュリーさんの脚を見て興奮したことは内緒）

地球に戻ってみると、ダ・ヴィンチさんがヨボヨボになってましたとさ。
光に近い速度で移動すると、時間の経ち方が遅くなるんだそうで。
有名な「相対性理論」。
時代設定が滅茶苦茶なのは、このアニメの特色なので気にしない。
５分アニメで太陽系を紹介すると、こうなってしまうかも。。

本日のお言葉：「相対性理論」…うらしま効果


★余談：冥王星に関しては2006年に準惑星に降格させられる前から
小惑星に降格させようという話がありました。
その時は、「水金地火木土天海冥」が馴染み深いとかいう理由で
見送られたのでした（違ったかな…）。

冥王星は、他の惑星と比較して太陽の周りをまわる軌道が著しく
傾いていることや、大きさが極端に小さいことなどが知られていました。
観測技術が発達すると、冥王星とよく似た天体が太陽の周りを数多く
まわっていることがわかり、冥王星は「準惑星」に降格させられることに。

冥王星が発見されたのは、1930年（昭和5年）。
冥王星の一年（太陽の周りを一周する期間）は、地球時間で約247年。
発見されてから少し動いただけで降格させられたんじゃあ、天文学者を
恨むのも無理ないか…。

冥王星発見当時、日本では「プルトー」「幽王星」などと呼ばれていましたが、
間もなく「冥王星」という名前が定着しました。