【 中学校人権学習の感想文 】
先月、中央中学校と狭山台中学校2年生、合わせて330名を対象に行った人権学習。
生徒達の感想文を見せてもらいました。
授業内容は「心のバリアフリー」「共生社会」「社会モデル」などを視覚障害者と一緒に50分間で行いました。
ポイントになる「社会モデル」などは、やや難しいかなと思っていましたが、この感想からは「ひょっとして、ちょうど良かった?」と感じました。
中学2年生って、想像してた以上に理解力があるんですね。
また我々もとても良い経験になりました。
この機会を作っていただいた富士見集会所、学校のスタッフの方々に感謝です。
いくつかの感想をどうぞ
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カーレットやお店にはどんなバリアフリーがあるかを知り、工夫次第で、誰もが楽しく過ごせる社会を作ることができるとわかりました。障害のない人を基準に考えるのではなく、いろいろな人のことを考えて行動することが大切だと感じたので、これからは点字ブロックに気をつけるなど、全員が生活しやすい多様性な社会を作っていきたいです
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障害とは人にあるものだと思っていましたが、社会全体の社会モデルの方で考えていこうと思いましたし、社会モデルの方で考えててくれる人が増えたらいいなと思いました。この機会で様々な考え方が変わりました。本当にありがとうございました。
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ユニバーサルスポーツと聞くと、健常者にはあまり関係ないスポーツに感じてしまうけど、そんなことはなく、「いろんな人」「誰でも」という言葉に見方が変わりました。そして平等と公平(合理的配慮)の違い、その2つを使わずにできる「環境」(ユニバーサルデザイン)を考えたものなどあることを知り、頭を柔らかくして考えることで、誰もが納得いく社会が作られていると思いました。誰でも笑顔になれる取り組みがとても素敵な取り組みだと思いました。
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心のバリアフリーには社会モデルと医学モデルの2つがあり、その2つを良くするかが大切だと思いました。医学モデルは障害を直すことなので、できる人はほとんどいないと思います。でも社会モデルはスロープをつけたり、段差をなくすだけで、障害者の人の世界も変わり、みんなが笑顔で暮らせると思いました。
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今日人権について学んで、普段私たちが当たり前のようにしていることでもとても苦労して難しい人たちがいるんだなぁと知りました。そのような方が少しでもバリアフリーになるためには、私たち一人ひとりの協力でより生活がしやすくなるから、小さなことから進んで手伝いたいと思いました。体の不自由な方ができないことを諦めるのではなく、私たちがどのように工夫したら不自由な方などとも共生できるのか考えていきたいです。共生と言うのは世界中が目指すべき目標だと思いました。
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僕はこの人権学習で様々なことを学ぶことができました。僕たちが作ってしまう障害もあり、僕たちが協力してなくすようなことができる障害もあることを知り知りました。
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障害の有無、年齢等にかかわらず、すべての人が楽しく生き生きとした社会を作っていくことが大切だと考えられました。また、バリアフリーの面では障害者が努力する社会ではなく、誰もが平等な社会を作っていきたいと思いました。私も手話や点字について興味があったので、今回の学習でとても学びが深まりました。
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今回の講演で人権についての知識を明確に深く知ることができました。また、医学モデルと社会モデルと言う考え方を知り、これからの共生社会のために社会モデルを大事にしようと言う思いを持ちました。
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私が今日の講演で1番印象に残った話は「医学モデル」と「社会モデル」についてです。社会に障害があると言う考え方は初めて聞いたし、とても驚きました。そして私は社会にある障害を取り除ける人になりたいと思います。まだ具体的に何ができるか分かりませんが、時間を挙げて見つけて行けたらと思っています。
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今回の講演を通して、もう一度私にとって人権ってなんだろうと考えました。出た結論は人が人として当たり前に生きられる権利でした。人と人とが共生していくことの大切さや、こうして人権について見直せたのはまぜこぜの皆さんのおかげです。これからも知人、他人関係なく、すべての人が共生しあえる社会を目指して生きていきたいです。
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共生社会の中で特に大事なのは、その人の障害ではなく、その人を困らせている環境がいけないのだとわかりました。また、一人ひとりに合った工夫をして、もっと共生社会が広まってほしいと今回の人権学習で思いました。
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今回の学習で人権の大切さやどんなものなのかを改めて感じることができました。共生社会、より良い社会にするには、まず周りの環境改善していくことが大切だとわかりました。障害者の方が困っていたら助けてあげたいし、困らないようなユニバーサルデザインが増えていくといいなと思いました。