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クリスマスには、告白しよう。
■監督 村上正典
■脚本 金子ありさ
■原作 吉田修一(「7月24日通り」新潮社刊)
■キャスト 中谷美紀、大沢たかお、佐藤隆太、上野樹里、劇団ひとり、YOU、小日向文世、佐藤隆太、川原亜矢子、沢村一樹
□オフィシャルサイト 『7月24日通りのクリスマス』
生まれ育った長崎で単調な毎日を送るOL・小百合(中谷美紀)は、妄想の中でポルトガルのリスボンに暮らし、出会う男性に“自分だけの王子様ランキング”をつけて退屈な日常をやり過ごしている。 そんな彼女にとって、唯一の自慢は、超美男子の弟・耕治(本田耕治)だけ。 にもかかわらず、弟が連れてきた恋人・メグミ(上野樹里)は、自分そっくりのさえない女性で、小百合のイライラはさらに募る。 幼なじみの漫画オタク・森山(佐藤隆太)に「恋がしたい」と愚痴ってばかりの悶々とした日々の中で、小百合は、長年にわたり王子様ランキング1位を独走中の憧れの先輩・聡史(大沢たかお)に再会。 しかも、なんだかいいムード! 舞い上がる小百合だが…。
おススメ度 ⇒★★★ (5★満点、☆は0.5)
cyazの満足度⇒★★★☆
まさに巷のシンデレラストーリーなのかな (笑)
でも、最近この手の映画が少なかったせいか、結構楽な気持ちで観ることが出来た作品だ。 ありがちなストーリー設定だけど、なぜかその映画タイトルでもある、リスボンの「7月24日通り」と坂の街長崎をコラボしながら、美しい風景とラブ・ファンタジー、取り合わせとしてはなんとも魅力的な感じだ。
ここのところ中谷美紀はあらゆる役に挑戦しているが、このストーリーはほぼ化粧やファッションに興味の無いどちらかというとなんの変哲も無いやや風変わりな女性が、ある日突然目覚め美しく変身するまでのギャップが楽しみの映画だ。 従って、やはりドタバタしていても最後にほぉ~とため息をつけるぐらいの変身が欲しかった もっとも髪をバサバサに眼鏡をかけているぐらいだと、なかなかそのギャップを描くには難しいとも思ったが(笑)
終盤の松子からの変身だったら凄い変化だったかもしれないが(『嫌われ松子の一生』をご覧になっていない方にはわかりづらいかもしれませんが・・・。)
ま、美しく変身したという意味では『ただ、君を愛してる』で静流役を演じた宮崎あおいちゃんには勝てないだろうけど
王子様の大沢たかおもこの一年の間で様々な役どころを演じてきたが、繊細でナイーブな役柄のほうが印象に強い。 どうしても彼の顔を見ると、広瀬香美のミュージックが流れてくるようだ 余談だがこの二人の接点が何だったのか、未だに僕の中では軽い疑問になっている(笑)
出演作は確かに佐藤浩市同様多いんだけど、あの『解夏』のようなインパクトのある作品にはここのところめぐり合っていないような気もする。
昨年のクリスマスシーズンで記憶に残っている映画は『大停電の前に』だ。 色んな人生が短い時間の中で展開され、その色合いもそれぞれの人生を物語っているようで、自分の足元にもキャンドルを灯してみなければと思い返す映画でもあった。 ちなみにそのときの初日特典でもらったサンタクロースのキャンドルは、ひとつはハロウィンナイトで使ったが、今年のクリスマスは灯してみようかな
この映画はもちろん中谷美紀・大沢たかおがメインだが、その二人を取り巻く周りのキャスティングが面白いし楽しい。 二日で3本も樹里ちゃんが出ている映画(『幸福のスイッチ』、『虹の女神』、そして本作の3本を観たが、今まさに月9ドラマの「のだめカンタービレ」にも出ている。 とてもタイムリーな役者さんだ
しかも『スウィングガールズ』でも共演したあの竹中直人とも再び共演している
彼女に今までにない役どころだったが、こういう役まわりもいいかもしれない。 そして小日向文世やYOU、劇団ひとり、佐藤隆太などとの絡みも面白い。 アットホームな感じのよく出た映画だ。 だからと言ってこれといって心を揺るがすものもないし、特に大きな感動もない。 ましてや、何かが残る映画でもない。 でも、なんだろう、心がホワホワする感じの映画かな(笑)
きれいに言うとハート
ウォーミングな映画でした
村上監督といえば、『電車男』でヒットを飛ばした人。 ヒロインはやはり中谷美紀でしたが おっと、今気付きましたが脚本も金子さんで一緒だったんですね~
なかなかいいコンビですね
その『電車男』の真逆バージョンがこの映画なのかな(笑) いい味に仕上げている監督はやはりこういう感じの映画がお得意なのかな
>原作よりも、映画のほうが 単純に“夢見るシンデレラ”な設定に徹してる分、入り込みやすい気がしました。 原作のほうは、私はまったく共感できなかったので^^;;
いつか原作も味わってみたいと思っています^^
>それにしても、大沢&広瀬カップルに えらいこだわってはりますね(笑) ま、たしかに不思議ではありましたが^^
今となっては離婚しましたから、「やっぱり」って感じですが(笑)
こちらからもTBさせていただきますね。
(原作のみで、映画は未見ですが・・・)
原作よりも、映画のほうが
単純に“夢見るシンデレラ”な設定に徹してる分、
入り込みやすい気がしました。
原作のほうは、私はまったく共感できなかったので^^;;
それにしても、大沢&広瀬カップルに
えらいこだわってはりますね(笑)
ま、たしかに不思議ではありましたが^^
>でも、「なんと!こんなに美しくなったか!」という驚きではなかったかもですね。
そうですね(笑)
ま、そもそも可愛い人ですから仕方がないですよね^^
>そっか、それがラブコメの魅力でもあるのですよね!と、感心して記事を拝見しました。
ま、そうですね(笑)
中谷美紀って、ちょっと個性的な雰囲気のある美人さんというイメージなので、まるまんまCanCamのエビちゃん受け売りみたいな服装なのが逆に無理しているような雰囲気が感じられて、妙に納得してしまいましたが、でも、「なんと!こんなに美しくなったか!」という驚きではなかったかもですね。
そっか、それがラブコメの魅力でもあるのですよね!と、感心して記事を拝見しました。
またお邪魔します~(^^)ノシ
>でも所詮、美人代表の中谷美紀なので、あっという間にキレイになって(元の姿に戻っただけですが、、、)ましたね~!
もう少し落差が欲しかったですね(笑)
>メグミ役の上野樹里が自己紹介をする時に、「メグって呼んで下さい。 グミでもいいです。。。」っていうセリフが、サエなくて、ちょっとダサめの女の子らしくて、ウケてしまいました~!!
何か天然っぽさが良くでていましたねよね(笑)
あれ、『スウィングガールズ』での東北弁かなんかだともっとウケましたけどね(笑)
>ブログの一歳のお誕生日までには、自分だけのノートパソをゲット出来そうなので、コメント返しなどきちんと出来るようになりそうです。
それは良かったですね!
>クリスマス物としては昨年の「大停電の夜に」の方がロマンチックで好きです。ワタシは前売り特典で、多分同じだろうと思うキャンドルを貰いました。使うのがもったいなくてまだそのままです。
タイミングは難しいですが、やはりクリスマスに使うのがベストだと思いますね^^
私も、中谷美紀のもの凄くサエない女ぶりを期待していました 笑。
でも所詮、美人代表の中谷美紀なので、あっという間にキレイになって(元の姿に戻っただけですが、、、)ましたね~!
メグミ役の上野樹里が自己紹介をする時に、
「メグって呼んで下さい。 グミでもいいです。。。」っていうセリフが、
サエなくて、ちょっとダサめの女の子らしくて、
ウケてしまいました~!!
cyazさんの記事も全部読ませていただきました。
面白かったです。
ブログの一歳のお誕生日までには、自分だけのノートパソをゲット出来そうなので、コメント返しなどきちんと出来るようになりそうです。
この映画はYOUさんがかわいかったです。
クリスマス物としては昨年の「大停電の夜に」の方がロマンチックで好きです。
ワタシは前売り特典で、多分同じだろうと思うキャンドルを貰いました。
使うのがもったいなくてまだそのままです。ワタシもcyazさんの記事を読んで使ってみようかな~と思いました。
>松子のインパクトが強すぎてあんまし変身したという感じもなく、しかも脇役がえらい豪華で主役のふたりがかすんでしもたというのが正直なとこです。
もともと可愛いんだから、『ただ、君を愛してる』の静流(あおいちゃん)ようでないと^^
>佐藤隆太のほうをなんで選ばんのじゃ~~と思った段階でストーリーが私の中で破綻してしまいました。
大沢たかおさん、好きなのにぃ・・・(泣)
破綻しますか(笑)?
ま、佐藤クンはこういう映画ではお約束のようなものですから(笑)
大沢クン地味でしたなぁ・・・確かに^^
あんまし変身したという感じもなく、
しかも脇役がえらい豪華で
主役のふたりがかすんでしもたというのが
正直なとこです。
佐藤隆太のほうをなんで選ばんのじゃ~~と
思った段階でストーリーが私の中で
破綻してしまいました。
大沢たかおさん、好きなのにぃ・・・(泣)
>上野樹里ちゃん、たくさんの作品に出ていますよね。この映画にも出ているとは知りませんでした。
二日で3本も観ちゃいましたよ(笑)
>『ただ、君~』の静流の変身の驚きにはちょっとかなわなかったかもしれませんね。
それは言えますね^^
>それにしてもブラッシングもしていないような髪の公務員(サユリ)って絶対にいないような気がするんですけど。
あの辺りの視点は全く男の発想でしょうね(笑) 周りに女性のスタッフもいるのでアイデアが出せたのではないかと思います。
この映画にも出ているとは知りませんでした。
しかも結構重要な役だし。
サユリの変身ぶりは、『ただ、君~』の静流の変身の驚きにはちょっとかなわなかったかもしれませんね。
それにしてもブラッシングもしていないような髪の公務員(サユリ)って絶対にいないような気がするんですけど。