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■監督・脚本 山下敦弘
■脚本 向井康介、宮下和雅子
■キャスト ぺ・ドゥナ、香椎由宇、前田亜季、関根史織、三村恭代、山崎優子、
甲本雅裕、湯川潮音、松山ケンイチ、りりィ、藤井かほり
□オフィシャルHP http://www.linda3.com/
おススメ度 ⇒★★★ (5★満点、☆は0.5)
cyazの満足度⇒★★★★
昨年も『スウィングガールズ』という田舎の女子高生たちが、初めての楽器を手にし、苦心して練習しながら、
音楽を通して成長していく姿を見事に表現した秀作がありました
この映画はその表現の仕方と背景は違いますが、女子高生たちの紆余曲折を繰り返しながら成長していく過程を、
繊細に描いていく手法は同じであり、そういう意味ではこの『リンダ リンダ リンダ』もよく出来た映画だと言えるでしょう
この映画のポイントは突然グループに加入した留学生のソン(ぺ・ドゥナ)の存在だと思う
彼女の存在がこの映画の“間”になっていると僕は思った。
映画は『スウィングガールズ』のように起伏と変化があるものではない。
むしろ平坦な流れになっている。 その中でソンの存在はこの映画に変化をもたらしていると言っていい
ドラムの響子役の前田亜季は既に北野監督の『バトル・ロワイヤルⅠ・Ⅱ』で好演しているが、
その昔『学校の怪談』の試写会かなんかで生の彼女を見たことがあるように思う。
そのときのほうが輝いていた気がしたのだが・・・。
キーボードの恵役の香椎由宇、彼女は3月に公開した『ローレライ』で唯一女性出演で独特の存在感を示していた
とてもエキゾチックな顔付きだなぁと思っていたが、彼女は小学校6年間をシンガポールで
過ごした帰国子女だそうだ 今回も等身大の女子高校生役を目立たず好演している
ソン役のぺ・ドゥナは女子高生を演じていたんですが、彼女の本当の年齢は25歳なんですねぇ(笑)
映画でも重要な位置でしたが、彼女は話を理解してなくても、わりと適当に返事する癖があるそうで、
それが逆に映画に活きていたのかもしれません(笑)
何よりも彼女たちが一生懸命練習したのは、この映画のタイトルにもなっているあの
ブルーハーツの「リンダ リンダ」だ。
ブルーハーツが結成されてから20年が経過している。 彼らの音楽はむしろ解散されてから理解され、
映画やTVの挿入歌で使われていることが多い。 彼らの音楽に影響を受けた製作者が取り上げていると
いったほうがいいのかもしれない。 余談になるが、先日かみさんの弟と車に乗っていた時、
ブルーハーツの曲がかかって、彼の5歳の息子が、「リンダ リンダ」をはじめ、
ブルーハーツの曲を全て歌詞を見ないで歌ったのには驚いた。 そのあとすぐに弟にCDを借りた(笑)
この映画を観ていまだに、頭の中をこの曲がグルグル回っている(笑)
映画の中では彼女たちは「僕の右手」も練習していたのだが、是非最後のステージでやってもらっても
良かったのではないか? 少し最後をはしょったような感があり残念でもあった・・・。
むしろ前半部分をもう少し尺を短くし、ステージ風景を多くして欲しかったなぁ~
この映画は高校の文化祭が舞台で、実際に僕の高校生時代の文化祭とオーバーラップしながら観ていた。
僕自身も高校の文化祭でギターを抱えてステージに立った経験があるからだ。
その頃はフォーク・デュオという形で練習をしていたのだが、相棒が練習のし過ぎでノドを潰し、
声が出なくなり、急遽ソロでステージに立った。 案の定、歌詞を間違えてしまったが、
最初から歌いなおし、歌い終わって拍手喝采を戴いたことは今でも忘れられない想い出である。
当時付き合っていた女性から聞いたのだが、彼女が客席で僕の歌を聴いていたとき、
近くの女子生徒が花束を用意していてくれたそうで、何かとても嬉しかったことを思い出しました。
何か懐かしさの匂いをこの映画に感じていたし、自分の想い出と重ね合わせることで、
忘れかけていた青春の一片を思い出すケッカケにったことも嬉しいかったひとつでした
気に入りましたね。ごっつぅ。
cyazさんもご同輩…というか、一度でも音楽やって、ステージらしきものに立ったことのある人間なら、シンパシーを感じないわけがない! 自分も女子ばかりのバンドにいたことがあるので、余計にたまらんかったデス。
素人でも、ステージで人前に立って歌うことってやい変なことだと思います。
若さゆえにできること、ある意味誰もが経験できる通過点なのかもしれません。
古くなりますが、僕らが市民会館を借りてコンサートを行った前の日に、
アリスがコンサートをやっていました~♪
私もこの映画を自分の高校時代の文化祭のあのなんとなくやったら盛り上がってしまい案外楽しかったという思い出とオーヴァーラップしながら観ていました。山下監督はそういうナアナアな空気を作り出す天才ですね。
この映画、もうぼくの中では邦画ベスト3に入るくらいよかったです。
もっと沢山の方に見ていただきたい映画ですね。
元々【ぺ・ドゥナ】大好きな私!!
公開日まで待てずに【プレミアライブ】まで行ってしまいました♪♪
映画の中そのままの、瑞々しくて爽やかな4人の生演奏、とっても素敵でした☆★
映画も、変に作り込んだ感じがしなくて…何となくノンフクションのドキュメンタリーを観てるようにさえ思えてしまう展開と自然な演技。
とにかくナニからナニまで、とってもお気に入りの映画です♪♪
ペ・ドゥナの存在がすべてかなぁって思ってしまいます。
もし日本人4人のメンバーだったら・・・ここまで物語はふくらまなかっただろうし。
ずーっとコンサート場面が続いてほしい感じでしたね。
「僕の右手」聞きたかったです。
ザ・ブルーハーツ、女子高生、ペ・ドゥナ、可愛い女優陣、どれをとっても男性にはたまらないかな。笑
私もこの映画は好きですが。
その高校時代の人が今の奥様でしょうか。笑
やっぱり音楽をやっていた人には思い入れがありますよね。
TBありがとうございます。なぜか文字化けしてますが。(^^)
こちらからもTBさせていただきますね。
決して飾ることなく、等身大の女子高生と文化祭が描かれていたと思います。
時間軸は少し甘いような気がしますが、それぞれ自分の高校生の頃の文化祭が
走馬燈のように心に去来したと思います^^
>もっと沢山の方に見ていただきたい映画ですね
仰るとおりだと僕も思います。
もう少し館数がかかれば、たくさんの人に観てもらえるのになぁ~><