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地の果てで、やっと君に帰る。
■監督 フェルナンド・メイレレス
■脚本 ジェフリー・ケイン
■原作 ジョン・ル・カレ(「ナイロビの蜂」)
■キャスト レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ、ダニー・ヒューストン、ピート・ポスルスウェイト、ユベール・クンデ
□オフィシャルサイト 『ナイロビの蜂』
それは、しばしの別れのはずだった。英国外務省一等書記官のジャスティン(レイフ・ファインズ)は、ナイロビの空港からロキへ旅立つ妻テッサ(レイチェル・ワイズ)を見送った。 「行ってくるわ」「じゃ2日後に」それが妻と交わす最後の会話になるとも知らずに…。 ジャスティンに事件を報せたのは、高等弁務官事務所所長で、友人でもあるサンディ(ダニー・ヒューストン)だった。 テッサは車で出かけたトゥルカナ湖の南端で殺された。 彼女は黒人医師アーノルド(ユベール・クンデ)と共に、スラムの医療施設を改善する救援活動に励んでいた。 今回もその一環のはずだったが、同行したアーノルドは行方不明、警察はよくある殺人事件として事件を処理しようとする…。
おススメ度 ⇒★★★ (5★満点、☆は0.5)
cyazの満足度⇒★★★☆
ご存知本作でレイチェル・ワイズが第78回アカデミー賞の助演女優賞を獲得した作品です。 彼女はメジャーになる前から好きな女優さんです。 オスカーをもらってとてもうれしかったですし、またそれゆえに期待していた作品でもありました。
ではこの作品での彼女の演技はどうだったのか? 正直言って特筆すべき点は残念ながらありません(笑) 身重の体はこの作品のストーリーに合っていましたし、体当たりの演技かもしれませんが、謎を秘めたまま逝ってしまいました。
彼女を愛し、彼女のことを信じている、信じたい、信じさせて欲しい。 むしろ彼女の夫であるジャスティンの葛藤と苦悩の日々を描いたところがこの映画の主軸を為していて、それを演じるレイフ・ファインズの彼女に対するひたむきで且つ強い意志を描いている映画だと思った。
そもそもレイフ・ファインズはこの手の色の役が過去の作品にも多いように思う。 ある種男の悲哀と包容力の強さを持ち合わせて、それを相手によって場面場面で使い分ける器用な役者さんなんだと思う。 ただ彼についたこのカラーはこの先も変わらず他の役回りは無理なような気がする。
それにしても、実際に起こりそうな事件(実際に起こっているかもしれないが)をベースにアフリカのおかれた社会的背景や難民問題、この映画に描かれるイギリス政府と製薬会社との癒着等、社会的風刺を含め、少し前に観た『ホテル・ルワンダ』を思い浮かべながら観ていた。
ジャスティンは本当に自分の妻を最後まで信じ通せたのだろうか? それは最後の最後まで心の底では信じていたかったんだろうけど、彼女の正当性を立証したいがために、彼女の足跡を辿るジャスティンの行動は、最愛の妻が女性の武器を盾に、あるいは引き換えにひとつの真実にたいして突き進む姿を、確実な形に捉えていく毎に、彼の苦悩は大きくなる。 そして最後には本当に信頼していた人間までに裏切られていた事実を知り、傷つく。 それでも彼女への愛を信じ、また彼女の真の姿を見つけたとき、その彼女の愛の深さと重みと、そして何よりも勇気とを感じたのかもしれない。
もしも自分が同じような環境と立場に置かれたとしたら、あれほどまでに彼女のことを信じ、勇気を持って行動できたかどうかはわからない。
彼女の流産の原因と、流れても本当にジャスティンの子供だったかどうかは描かれていなかったが、テッサがお乳をあげていた赤ちゃんが黒人だったので最初やっぱり違ったのかと思ったが、隣の子だと知りなんとなくホッといた。 でもあの流産は、彼と彼女の子供だったのだろうか・・・。 少し引っ掛かりが残ってしまった。
テッサが言っていた今できること。 大切なことだと思う。
40キロを歩いて帰る赤ちゃんを抱いた母親と少年をただ見つめるだけしかない。 車に乗せることを望んだテッサの思いを聞き入れず傍らを通りぬけたジャスティン。
そして彼女の死を知り、その40キロの道程を彼女に花を手向ける為に歩いてきて、そしてまたすぐに引き返す少年(名前が思い出せませんが・・・)の姿に涙が溢れそうになった。
ピート・ポスルスウェイトの地味だけど存在感のある演技はいつも心に残る。 かつて『父の祈りを』を観たときの彼の演技には脱帽したものだ。
ジャスティンが自らの手で彼女のもとに旅立つ姿と、アフリカはケニアの大自然の雄々しさと厳しさが、静かな感動として心に残った作品だ。
レイチェルがオスカーに値するのだとしたら、是非レイフ・ファインズにも何かあげたい気持ちになった作品だ。
レイチェルはこの映画の後援にもなっている「WEF国連世界食料計画」に協力し積極的に飢餓撲滅を目指し活動しているそうだ。 映画の中で空から食料を落とすシーンがあったが、あれは実際のWEFの活動を撮影したものだという。 いつの矢面で取り上げられるのはアンジェリーナ・ジョリーだが、レイシェルもそういった面を含めこの映画に全力投球していたのかもしれない。
>去年 ケニアにいったのでその縁でみました。ケニアの人ってどうして外国人が旅行にくるのか一般の人は知らないそうです。
へぇ~、それは凄いですね!
>スラムにいたらサファリもしらない。動物がいることもしらないそうです。
日本でも自分の目で海を見たことのない人も居ますからね(笑)
いろいろと考えさせられる映画でした。
こちらもトラバさせていただきますね。
>ガーデナーの夫は、信念を貫き生き切った妻の生き様にそれまでの自らの生き方を問うたのだろう。
そうかもしれませんね。
ガーデナーの夫は、信念を貫き生き切った妻の生き様に
それまでの自らの生き方を問うたのだろう。
>ジョン・ル・カレは一時代前の作家と思っていたので,その原作ということがまず驚きでした.
なるほど、そうかもしれませんね^^
>サスペンスの中のラブ・ストーリーって,効きますね
単純にラブ・ストーリー重視よりはいいかもしれませんね^^
ジョン・ル・カレは一時代前の作家と思っていたので,その原作ということがまず驚きでした.
映画の中では,チェルシーの家で,ジャスティンがテッサを偲んでむせび泣くシーンが,印象的でした.
サスペンスの中のラブ・ストーリーって,効きますね.
>大変遅くなりましたが、TBありがとうございます~。
いえいえ、こちらこそ^^
>彼の臨場感ある画造りが健在でとても良かったです。
意識的にこういう絵面に仕上げたんでしょうね^^
>映画会社的には売りづらい題材だったでしょうから
恋愛中心の宣伝にならざるを得なかったのも納得。
確かに何を売りにするかは難しいでしょうね。 助演女優賞だけでは引っ張れないですからねぇ(笑)
>月並みな言い方ですが主演二人の演技はとても素晴らしかったです。
そろそろファインズにも何かあげたい^^
最初は「メイレレスが文芸大作?」
なんてちょっと不安でしたが
彼の臨場感ある画造りが健在でとても良かったです。
映画会社的には売りづらい題材だったでしょうから
恋愛中心の宣伝にならざるを得なかったのも納得。
まあ、それにつられて観てくれた人を感動させれば
勝ちですからね。
月並みな言い方ですが
主演二人の演技はとても素晴らしかったです。
>「ホテル・ルワンダ」という作品あるんですね?
知りませんでした・・・・・。
真実を映画化したものなので是非観てみてくださいね^^ 生きることの大切さがひしひしと感じられる作品なので!
なかなか時間がなくちょっとお返事が遅くなりましたが・・・(^^;;
「ホテル・ルワンダ」という作品あるんですね?
知りませんでした・・・・・。
全部全部を見てるわけではないので、あまり詳しくはないのですが、この映画の雰囲気と似ていた感じなんでしょうね?(*´∇`*)
思い出しましたと書かれていたので・・・・♪♪
>夫婦なんだから、もっと話し合い理解しあえば違う道が開けたのでは? 製薬会社と政府の癒着を告発する事だって、違う方法でなら何とかなったのでは? などと歯がゆさが残った映画でした。
ともにテッサのジャスティンへの思いやりだと解釈しました。ジャスティンは立場的に対極にいたわけですから、テッサが目的を成し遂げるには共有できる問題ではないような気もしました・・・。
TBありがとうございました。
他に方法はなかったのだろうか? という素朴な疑問が残った映画でした。
夫婦なんだから、もっと話し合い理解しあえば違う道が開けたのでは? 製薬会社と政府の癒着を告発する事だって、違う方法でなら何とかなったのでは? などと歯がゆさが残った映画でした。
こちらからもTBさせていただきました。
>いつもいつも、”京の昼寝~♪”の映画量と一つ一つのちゃんとした感想に驚きと感嘆の眼で見ています。すごいですよね。
恐れ入りますm( )m たいしたこと書いてないんですけどね(笑)
>また伺います。よろしく
こちらこそよろしくお願いします^^
すごいですよね。
また伺います。よろしく
>テッサの愛を理解できなかったと言うのが最大の理由かな~と。賛否両論あるようですが、どうせなら社会派で言ってもよかったのかな・・・などと。
どこを主眼に描くのかは難しいものですが、作り手の意向がどこを起点に結論を導き出したいのかは理解するのに難しいことかもしれない作品も多いですね(笑)
>僕もあのシーン観たとき、「やっぱり、あの二人できてたのねぇ・・・」って思って焦りました!(笑)
みんなそう思っちゃうでしょうね^^
>何で子供が流産したか不明でしたね、物語の本筋とは関係ないので割愛されてるのかもしれませんが、ちょっと気になってました・・・
関係なくもないようなので、描くなら中途半端はやめて欲しかったですね(笑)
>テッサがお乳をあげていた赤ちゃんが黒人だったので最初やっぱり違ったのかと思ったが
僕もあのシーン観たとき、「やっぱり、あの二人できてたのねぇ・・・」って思って焦りました!(笑)
何で子供が流産したか不明でしたね、物語の本筋とは関係ないので割愛されてるのかもしれませんが、ちょっと気になってました・・・
>最近 見つけて、楽しみに拝見させていただいちょります。
ありがとうございます^^
>映画を観た後に「どうにもならない」ってコトあるんだったなぁと思い出し、切なくなりました。
確かにそれは感じましたね。
>それはいいの?とか、正していかなくちゃという想いや心意気を持ちたい。すぐに結果はではなくても。とか ちょっと真摯な気持ちになった映画。若者やいろんな人に一度は観てほしいなあっと思いました。
仰るようなところは同じ思いを持ちました。 どうしても微温湯に浸かって日本人、他国と接していない日本は同じ人間として生まれてきてあまりにも贅沢な毎日を送っていると思います。反省すべき点はたくさんありますよね?
ナイロビ期待せずに見た映画だったのに、引き込まれた映画のひとつになりました。宣伝的には”ラブストーリー”が押しだった気がしたので・・
映画を観た後に
「どうにもならない」ってコトあるんだったなぁと思い出し、切なくなりました。
すぐに答えの出る時代に生まれ、育った人間としては、差別や貧困、利益優先や強者の作戦、分かりやすい愛。それが日常になりつつあるんですけど、 それはいいの?とか、正していかなくちゃという想いや心意気を持ちたい。すぐに結果はではなくても。とか ちょっと真摯な気持ちになった映画。若者やいろんな人に一度は観てほしいなあっと思いました。長文失礼しました。
>レイチェル・ワイズもレイフ・ファインズも静と動の人物像を好演していましたね。とても印象深い作品でした。
本当にそうでしたね! 『ホテル・ルワンダ』のように直接的なメッセージではなかったですが、現実のアフリカの問題点を提起されていたような気がします。
レイチェル・ワイズもレイフ・ファインズも
静と動の人物像を好演していましたね。
とても印象深い作品でした。
こちらからもTBさせていただきます。
どうぞよろしく。
>映画の内容は、フィクションでありながら現実の世界でもおこっている(と思う)部分も含まれていたので、いろいろ考えさせられる作品でした
そうですね! 結構メッセージ性の強い作品だったと思います。 そして愛することの難しさや辛さも・・・。
ご訪問&TBありがとうございました。
映画の内容は、フィクションでありながら現実の世界でもおこっている(と思う)部分も含まれていたので、いろいろ考えさせられる作品でした。
>あんな悲しいラストだとは思わず、内容も衝撃的でした・・・。
そうでしたね!
>巻き込みたくないというテッサの思いも分かるけど、でもやっぱり話して欲しいですよね。 色々考えさせる映画でした。
それが信じることだとも思えたのですが、事の大きさは二人とも滅ぼす結果になるという懸念がテッサの行動に現れたのかも知れませんね。
あんな悲しいラストだとは思わず、内容も衝撃的でした・・・。
キャッチコピーがそんな意味だったとは
どうして話してくれなかったのか、というジャスティンの気持ちに私は激しく共感してしまいました・・・。
巻き込みたくないというテッサの思いも分かるけど、でもやっぱり話して欲しいですよね。
色々考えさせる映画でした。
>「あなたが私の喜びです」と言ってくださいます ^^*
私にとって彼の心が私の家です!
素晴らしいですね^^
>この歳になって初めてそういう人にめぐり逢いました^^*
恋愛に年齢は関係ないですからね^^
>cyazさんも恥ずかしがらずに愛する奥様に言葉で伝えてください~!^^ 生きている今!^^
そうですね^^ 言葉ではないもので伝えてはいますが^^
私にとって彼の心が私の家です!
この歳になって初めてそういう人にめぐり逢いました^^*
cyazさんも恥ずかしがらずに愛する奥様に言葉で伝えてください~!^^
生きている今!^^
>愛した人をどんなことがあっても最期まで信じられる?難しいですよね...信じたい!という気持ちはありますが...
本当に難しい問題だと思います。本人の気持ち次第じゃないでしょうか? 他人が推量できる範疇ではないですから・・・。
>ジャスティンが崖のところで「もう家に帰るんだ」と言われた時に「帰る家は無い...テッサが僕の家だ...」という台詞に涙が溢れました...
そんあセリフを言ってみたいですが、恥ずかしくて言えませんね(笑)
おひさしぶりですね^^
引越し、ご苦労様でした!
>レイチェル・ワイズ、私は良かったですよ~ そもそも顔的に好きということもあるんでしょうけど。
なるほど、彼女自身は昔から僕も好きですね~♪
>アフリカの問題を痛感させられましたね。 なんとかならないものかと思ってるよりも、行動に移すことが大事ですよね。
ですね!今出来ることから^^
信じたい!という気持ちはありますが...
自分が愛した!という自信は持てますが...
テッサが流産?死産してしまった赤ちゃんは間違いなく誰よりも愛するジャスティンの赤ちゃんです~!^^
テッサは女性の武器を盾に取引をしようとしましたが..実際にはしませんでした...できなかったんです...殺されてしまったから..(良かった!^^)
ジャスティンが崖のところで「もう家に帰るんだ」と言われた時に「帰る家は無い...テッサが僕の家だ...」という台詞に涙が溢れました...
愛する人の心が家なんです!^^
レイチェル・ワイズ、私は良かったですよ~
そもそも顔的に好きということもあるんでしょうけど。
アフリカの問題を痛感させられましたね。
なんとかならないものかと思ってるよりも、行動に移すことが大事ですよね。
それからブログ、引っ越しいたしました!
よろしかったら遊びにきてください!
では~♪
>こうしている今も世界中には飢えている人々がたくさんいるという事を忘れてはいけないですね。
そうですね! 何らかの誰しもが参加できる方法で、そして必ずアフリカ現地に届くようなシステムの上で協力できることはしたいですね^^
たとえばいらなくなった衣服やタオル、特にバスタオルはいくらあってもいいそうですよ! 僕は着ていないTシャツを送りましたけどね^^
>豊な国に生まれた人間として、何をすべきかと考えさせられる映画でしたね。 音楽もよかったです♪
仰るとおりだと思いますね^^ それゆえに子供たちの澄んだ瞳に心が痛みました><
>あのLastとても気にいってます。ブログにも書いたんですが、映画が終わってからも続く現実というか、物語があるんですよということを伝えてくれている気がします
そうですか^^ お気に入りなんですね、あのラストシーン! 余韻は残るラストですよね^^
こうしている今も世界中には飢えている人々がたくさんいるという事を忘れてはいけないですね。
豊な国に生まれた人間として、何をすべきかと考えさせられる映画でしたね。
音楽もよかったです♪
ぼくからもラストについて、あのLastとても気にいってます。ブログにも書いたんですが、映画が終わってからも続く現実というか、物語があるんですよということを伝えてくれている気がします。
>ラスト、私的には納得できませんでした。
おそらく、あのラストに対する意見は分かれると思いますね^^
>テッサが言っていた、今できる事。。ジャスティンが同じ事を言った時には、これで、本当にテッサを理解出来たのだろうと思いました
そうですね!だからこそ彼女の足跡を辿ったのは意味があったのかもしれません。
>ここまで彼女の勇気と真実を知り、そして自らの命を絶つ程の覚悟があるなら、他に何か出来る事があったのではないかな? なんて思ってしまいました。。
あの事件が露呈することで本当に彼女への尊い愛を具現化するにはあの“手段”しかなかったのかなぁ・・・と今ごろ考え直している次第です(笑)
期待通り、素晴らしい映画だったと思います。
テッサが言っていた、今できる事。。
ジャスティンが同じ事を言った時には、
これで、本当にテッサを理解出来たのだろうと思いました
ここまで彼女の勇気と真実を知り、
そして自らの命を絶つ程の覚悟があるなら、
他に何か出来る事があったのではないかな?
なんて思ってしまいました。。
TBありがとうございます。
こちらからもさせていただきました。
ラスト、私的には納得できませんでした。
>40キロを歩いて花を手向けた少年や飛行機を追う子供、スラムの実情などは胸に痛かったです。
結構ツボでしたねぇ・・・。
>テッサが言っていた同じこよをジャスティンが口にするのがとても印象的で。
反芻することで彼女の生きていた現実を噛み締めるような感じもしました。
>レイチェル・ワイズも良かったですが、レイフ・ファインズにも賞をあげたいです。^^
ほんと何かあげてください^^
>たぶんジャスティンがテッサの愛を本当に理解したのはラストでしょう。愛し合っていると思っていたけど、愛の深層は実はとても深い。
確かにそうかもしれません。
>故にラストはとても重く、しかし不思議な救いを感じたのです。
あそこまで覚悟していたのなら別な選択肢もあったように思えたのですが・・・。
>テッサの死後、彼女の軌跡を追うことで真に彼女を愛したことが愛の奇跡なら、夫婦として哀しいものがあるなぁ・・・と 思うんですけれど。死んだら元も子もないよー
夫婦でありながらもジャスティンは半信半疑だったテッサの愛を肯定する道程だったのかもしれません。 死んで明らかになることもあるのではないでしょうかねぇ・・・。 生きて愛したいのはやまやまですが(笑)
>私が思うに、この度の受賞はテッサ役だけを対象としたものではなく、過去の安定した演技、今後の活躍への期待を含んでの受賞なのではないでしょうか?
なるほど、そう考えるのが妥当かもしれませんね^^
>レイチェル・ワイズは今後益々良い仕事をするだろうと期待しています。
今回の受賞をバネに一段と飛躍してほしいですね^^
ママにもなったことだし!
>アフリカの持つ様々な現実とそれに反するが如くの自然と人々の純粋さは、ある種今の日本が見つめなくてはいけないモノの様な気がしますね。
仰るとおりだと思います。日本だけではなく全世界的に見つめるべき姿だと思います!
>フィクションなのにあまりに現実っぽい作品で見終わった後しばらく重苦しい気持ちになりました。
確かに現実に起こりうるテーマでしたからねぇ・・・。
無邪気な子供たちの姿が純粋で、こうした現実があったとしたら本当に辛いことだと思います。
>ある程度日数がたって、もう一度見たい作品です。
そうですね~。それもいいかも^^
40キロを歩いて花を手向けた少年や飛行機を追う子供、スラムの実情などは胸に痛かったです。
テッサが言っていた同じこよをジャスティンが口にするのがとても印象的で。
そうでありたい反面、なかなかそうすることが出来ない現実に遣る瀬無い思いでした。
レイチェル・ワイズも良かったですが、レイフ・ファインズにも賞をあげたいです。^^
>私はかなり前に、ブロガー対象のスニーク試写会で観たのですが、結構好きな作品です。
最近試写会から遠のいてますねぇ(笑)
>夫婦愛の物語をうたっていますが、私はアフリカのこどもたちの澄んだ悲しい瞳に心を惹かれました。
私利私欲のない苦労も苦労と思わず、カメラを通して活きる彼らは活き活きしてましたね~♪
>私もジャスティンの立場だったら彼のような行動は絶対できないです。
僕もあそこまで強くなれないですね^^
>普通はそんなに信じきれないですからね。信じきったそんな所に二人の愛の強さがあったのかな。
ジャスティンにとっては彼女の真実の愛を確かめる道程だったんだと思いますね^^
>私も彼女の演技はずば抜けてよかったと思えませんでした。オスカー獲ったからどんなもんかと勝手に期待してたからかもですが・・・
彼女のことは好きなんですが、オスカーとなるとどうなんだろうという思いもありましたね(笑)
>どうしてもフィクションとして見れなかったですね。色んな意味でとても考えさせられる作品でした。
確かにそうでしたね! いまだに余韻が^^
>レイチェルの妊婦姿は驚きましたね。違和感無かったですね^^;
実際の姿だったのであまりにハマっていましたね!
>あの流産はジャスティンとの子供ですよ~。信じてあげてくださいな!
信じているのですが、僕は子供を産んだことがないのですが(笑)、あそこまでおなかが大きいと死産なんですかねぇ?!
>映画を見終わってからテッサはいつからジャスティンのことを愛していたのか、そして二人の愛の温度差や理解度の深さについて考えています。
観終わってしばらく経ってからのほうが色んなシーンを思い出し、再度噛み締める映画だと思いますねぇ^^
>一番近い存在について、実はそれほど理解が進んでいないこと
たしかに一緒に生活していても知らないことが多いですしね。 過去についてもしかり・・・。
いなくなってから足跡を辿ることは辛いことでしょうねぇ・・・><
>ちゃっかりリンクさせて貰っていますo(*^▽^*)oエヘヘ! 事後報告で(*_ _)人ゴメンナサイ
いえいえ、どうぞどうぞ^^
>公式ページで、音楽を聴きながら レビューを書いてるうちに 映画を思い出し 悲しくなりました。
深い愛に・・・包まれていたのかな?
観ているときよりも、あとの余韻が大きい映画のような気もしますね(笑)
>いえジャスティンが テッサを(皮肉な話ですが 死後)深く愛したのでしょうね・・・^^
計り知れないものなのでしょうね^^
>確かにレイフ・ファインズもいい演技でしたよね~~英国では評価されたのかなぁ??
英国だからこのテーマに反発食らったかも(笑)
政治的なサスペンス映画ですが、本質はラブストーリーであると思います。
たぶんジャスティンがテッサの愛を本当に理解したのはラストでしょう。
愛し合っていると思っていたけど、愛の深層は実はとても深い。
故にラストはとても重く、しかし不思議な救いを感じたのです。
私は観終わってすぐ、”感動!涙!愛!”を謳った
宣伝は間違ってるやろー!!サスペンスやん!!と
思ったのです・・・。
テッサの死後、彼女の軌跡を追うことで真に彼女を愛したことが
愛の奇跡なら、夫婦として哀しいものがあるなぁ・・・と
思うんですけれど。死んだら元も子もないよー!
他にもレイチェルのオスカー受賞に対して疑問の声が
ありましたが、私が思うに、この度の受賞はテッサ役
だけを対象としたものではなく、過去の安定した演技
、今後の活躍への期待を含んでの受賞なのではないでしょうか?
と申しますのも、米アカデミー賞の性格が、同業者による同業者を顕彰する賞だからです。
様々な映画賞があって、それぞれ受賞者が違うのは、
賞の選考委員の構成の違いや、賞の性格の違いが
大きいようです。
日本アカデミー賞は、映画製作会社が大きく絡んでいるので、どうしても大手の、かつ興行収入が大きかった作品(芸術性より、金銭的に邦画界に貢献したか否かが重要)が受賞する傾向が強いですよね。
レイチェル・ワイズは今後益々良い仕事をするだろうと期待しています。
私も「ホテル・ルワンダ」鑑賞しました。
アフリカの持つ様々な現実とそれに反するが如くの自然と人々の純粋さは、ある種今の日本が見つめなくてはいけないモノの様な気がしますね。
こちらもTB張らせて戴きます。
スラムの生活、襲われるキャンプとの差に苦しみました。
フィクションなのにあまりに現実っぽい作品で
見終わった後しばらく重苦しい気持ちになりました。
ある程度日数がたって、もう一度見たい作品です。
私はかなり前に、ブロガー対象のスニーク試写会で観たのですが、結構好きな作品です。
夫婦愛の物語をうたっていますが、私はアフリカのこどもたちの澄んだ悲しい瞳に心を惹かれました。
私もジャスティンの立場だったら彼のような行動は絶対できないです。
普通はそんなに信じきれないですからね。信じきったそんな所に二人の愛の強さがあったのかな。
cyazさんもレイチェル・ワイズよりもレイフ・ファインズ派でしたか!
私も彼女の演技はずば抜けてよかったと思えませんでした。オスカー獲ったからどんなもんかと勝手に期待してたからかもですが・・・
>自分も「ホテルルワンダ」をやっぱり思い浮かべました。
ですよね~^^
>テッサが歩いて帰る家族を助けようとしますけど、でも彼らにとっては歩くのはあたりまえで、そのへんってどうなんだろう?ってちょっと考えさせられました。飛行機に一人乗せようとする場面は感動的だったんですけど、でも操縦士のセリフが真実な気もしましたし。。
歩いて帰る少年はラスト近くの彼女の花をたむけるシーンの伏線と考えました。あそこは山が欲しいところですからねぇ^^
>こういう映画は感想が書きにくいなとも思います。自分もレイフ・ファインズが良かったじゃないか派です。
彼の演技は今までのキャリアで十分オスカーに値すると思います!
>この作品は、社会的のみならずラヴ・サスペンス的な味わいも感じられる事柄を対比させて、様々な要素をバランス良く取り入れた優れた映画であったと思います。
そうでしたね! ややハンディで捉える二人の表情が固定していない分、もったいなかったように感じました。
>ジョン・ル・カレ氏の作品を初めて読ませて頂きましたが、映像作品とはまた違った読み応えのある小説でありました。
僕も興味あるんですが良かったようですね!時間があれば読んでみたいと思います。
どうしてもフィクションとして見れなかったですね。
色んな意味でとても考えさせられる作品でした。
それにしても、レイチェルの妊婦姿は驚きましたね。違和感無かったですね^^;
TBさせて頂きます。
あの流産はジャスティンとの子供ですよ~。
信じてあげてくださいな!
映画を見終わってからテッサはいつからジャスティンのことを愛していたのか、そして二人の愛の温度差や理解度の深さについて考えています。
映画を見ている間はサスペンス性に惹かれていましたが、観た後は彼らの愛の形を考えさせられました。
・セカイの貧困とそれに群がる悪のこと
そして
・一番近い存在について、実はそれほど理解が進んでいないこと
の2つです。遠いものと近いものどちらも判っているようで解らない存在かもしれません。この映画をみて、その様に感じました。TBありがとうございます。
あ~それから ちゃっかりリンクさせて貰っていますo(*^▽^*)oエヘヘ! 事後報告で(*_ _)人ゴメンナサイ
私も 最初観たばっかりの時は、テッサに腹が立ち(押しかけ結婚でジャスティンの幸せを壊しておきながら 回想シーンのあのくったくのない笑顔は ないだろう~~みたいな^^)
そっちに気をとられていましたが 公式ページで、音楽を聴きながら レビューを書いてるうちに 映画を思い出し 悲しくなりました。
深い愛に・・・包まれていたのかな?
いえジャスティンが テッサを(皮肉な話ですが 死後)深く愛したのでしょうね・・・^^
確かにレイフ・ファインズもいい演技でしたよね
思い浮かべました。
テッサが歩いて帰る家族を助けようとしますけど、
でも彼らにとっては歩くのはあたりまえで、
そのへんってどうなんだろう?ってちょっと
考えさせられました。飛行機に一人乗せようとする
場面は感動的だったんですけど、でも操縦士の
セリフが真実な気もしましたし。。
こういう映画は感想が書きにくいなとも思います。
自分もレイフ・ファインズが良かったじゃないか
派です。
弊ブログへのトラックバック、ありがとうございました。
こちらからもコメント&トラックバックのお返しを失礼致します。
この作品は、社会的のみならずラヴ・サスペンス的な味わいも感じられる事柄を対比させて、様々な要素をバランス良く取り入れた優れた映画であったと思います。
そして、この映画を観てから原作の方が気になって、ジョン・ル・カレ氏の作品を初めて読ませて頂きましたが、映像作品とはまた違った読み応えのある小説でありました。
また遊びに来させて頂きます。
ではまた。