アカウミガメです!泳ぐ姿も砂を歩いた足跡もかわいいカメさんです。
え?なんでカメ!?
昨日、親友の誕生日会の後、姫路の水族館へ行ってきました。昔、幼稚園だか小学校からの
遠足で一度来たことがあるかもしれません(覚えは全くありませんが…)
この姫路の水族館はカメの飼育(?研究?)で全国的にも有名らしいです。
以前、目黒(東京)の寄生虫博物館へ行った時、そこのお手洗いに姫路水族館のポスターが
貼ってあり…
類は友を呼ぶんだなぁ…と妙に納得したものです。
ついでに、姫路城三の丸の隣にある姫路動物園は規模は小さいながらカンガルーの人口
飼育では全国的に名が知れているとか…
ちっとも知らなかったけど、姫路って案外たくさん、すごいものがあるのかもしれません!
で、その水族館、ついこの夏に新装オープンしたので行ってみたわけです。
水族館なんて子供が行くところかと思い、興味がありませんでしたが、なんのなんの!!
大人こそが楽しめそうな学習の場でした。(デート向きの、見た目の華やかさはないかも…
純粋に知的好奇心で行くと、ちぇこ屋は楽しかったです。)
40年近く前、姫路を走っていたモノレールの車体もここに展示されていて初めて
見ました。地面からレールを見上げると細いものに見えていましたが、実際に車体を
見ると、普通の地下鉄サイズでした。走っている当時のパネル写真も展示されていて
”ほほぅ!”と感激でした。
そうそう、先日チェコ仲間に借りたトルコのガイドにすごい文章が乗っていたので転載
しておきます。国際文化財保存修復センター(ICCROM)という機関の文章で、
転載不可と書いてないので、多分一人でも多くの方に読んで欲しいのだと思います。
文化遺産は壊れやすいものです。
世界の文化遺産は、大きなパズルのようなものです。物体である遺跡は、私たちの
起源、発展そして私たちの現在の生活を洞察する力を与えてくれる全体像のかけがえ
のない一部なのです。遺跡は、私たちが他の文化を正しく理解し、認識するのに役立ち
ます。新しい発見や新しい解釈がパズルに加わり、全体像がもっとはっきりするようにな
ります。私たちは、将来の世代もこのパズルを楽しむ機会を持てるように、遺跡のひとつ
ひとつを保護しなければなりません。
私たちの文化遺産が地震、洪水などの自然災害および汚染や人間の行為などのよ
うにゆっくりと作用するプロセスからのストレスにさらされていることを、多くの人が気付
いていません。記念品として古代の陶器やモザイク画の破片を集めるなどといった悪
気のない行為でさえ、何千回と繰り返されると破壊的な影響を持つようになります。石、
金属または織物という物体に手を触れると、ごく少量ですが油脂、酸または汗がその表
面に付着します。遺跡に登ると、下部構造物が磨り減り、遺跡が破壊されてしまう場合
があります。名前を書いたり、掘ったりする行為は、永久的な傷を与えてしまいます。大
きなバッグやバックパックを持って狭く混雑した場所を歩き回ると、物体を倒してしまった
り、壁画に引っ掻き傷を付けてしまい、台無しにしてしまったりする場合があります。私た
ちが知らないうちに、文化遺産の破壊に手を貸してしまうという場合が数え切れないくら
い多いのです。
2020年には、毎年16億人の観光客が全世界を旅行すると予想されています。私
たち全員が保存に協力し合って、私たちの文化遺産の多様性と豊富さを楽しむことが
できるように、私たち自身の意識を高めていきましょう。
当然のことばかり書いてあるようですが、とても厳しい言葉です。
全ての人がこのことを守れれば、より永続的に美しい文化遺産を後世に引き継ぐことが
できます。でもそのためには普段からモラルの高い生活態度を身に付けておく努力が
必要です。
…ちぇこ屋も注意しよう…雨ざらしの石像もなでなでしないように…
ちぇこ屋貿易商