11月も終りですからもう冬なのですが、札幌市内の初雪は16日にチラッと舞った程度で、まだ積もってないのを良い事に、まだ晩秋だよね…と、未練たらしく秋色を探しながら散歩しています。
こちらは10日ほど前の天神山公園ですが、カラマツの黄葉が、空の青さやナナカマドの赤とが良いコントラストでした。
中島公園周辺の歩道では落葉の清掃中。葉の上にうっすら雪が積もると滑りますから。公園内のイチョウの大半は葉を落としましたが、そのぶん地面はフカフカでした。
残る黄葉はダケカンバかな?と、久し振りに前田森林公園に来てみたのですが、ここに植わっていたのはシラカンバだけ、ダケカンバは植えられてなく、私の記憶違いで残念でした。来る途中の農試公園ではダケカンバがまだ葉を残していたのですが、いまさら引き返すのも…と言う事で公園内を散歩。
散歩中の雑木林、紅い小さな実を見るとアズキナシと思ってしまうのですが、合っているのかな?食べられない(多分)実には疎くて…その木から離れた所にオオウバユリ。
その鱗茎はアイヌの人々の大切な食糧で、冷害にあった開拓民も命綱にしたそうですが、私も父の造林の手伝いをした時、焚火にこの鱗茎を放り込んで焼いて食べた事があったなぁと。味はよく覚えていないのですが、淡白なユリ根のようだった気が…
7年かけて種をつけ、あとは風に子孫を託して役目を終え、目覚める事の無い眠りにつく、なにかオオウバユリにはそんなイメージがあって、センチな晩秋なのですが。
ときどき日が差す時間もあったのですが、ここではほぼ曇り。やっぱり冬なのですね。
せっかくこちらの方まで来たのだからと、帰り道は新川の近藤牧場に寄りました。
ポニーが草を食んでいて、柵には「噛みつきますのでご用心」の札が下がっています。本当に噛むかはともかく、ふれあい動物園と勘違いし、手を出す人もいるのでしょうか。
札幌市内にはもう数えるほどになったサイロ、こちらの牧場では大好きな札幌軟石のサイロと木のサイロが並び、これは木軸にコンクリートを打ち、その上から下見板を張ったという珍しいもので、私はここ以外では見た事が無いのですが。
先程の森林公園と打って変わって、綺麗な青空がのぞいてくれました。
秋晴れの一日嬉しいな…と、陽が当たると変節して、また「秋」にこだわっていますが。