昨年すごい数の遡上が見られたので、今年もと思い千歳のインディアン水車を見に行ったのですが、あれ?その数の少ない事。水車は廻っているけど水揚場所は静か。
道水産部の資料では、9月末の鮭の漁獲高は全道で昨年の6割、日高や日本海岸では昨年の2~3割しか獲れていないそうで、今年は生のイクラが安目だし、たくさん獲れているのかな?と思っていたのですが違うのですね。
去年の大漁の反動なのか、夏が暑かったので水温がまだ高いのか? とは言っても例年9月にはかなり遡上していたはず。原因を聞きたいけれど、心安く話が出来る鮭もいないし…
上って来る鮭もまだ少なく、水車の前の堰き止められた場所で順番待(?)しているのも僅か。
水族館の窓近くでたむろっている(?)鮭も少ないけど、水族館の窓からも覗くとしましょう。
水車と隣接した水族館、ここでは当日再入場が可能で、川の様子と川の中の様子が見比べが出来る嬉しい場所。入口の横には大きなインディアン水車、これは96年まで実際に使用していた物だそうです。
一番下の水中を覗ける場所に来てみると、去年はあんなに群れていた鮭が見当たらず、その代わりウグイが一杯。乱舞するのと行儀よく整列しているのと2種類いるようで、中央のやや大きめなのはエゾウグイでしょうか?
それにしてもすごい数。千歳川中のウグイが鮭の卵を狙って結集!と言った感じですね。
ウグイを眺めること暫し、ようやく鮭が回遊してきました。
昨年のように被写体に迷う事無く、しっかり一匹を追いかければ良いと言うのはメリット(?) でも、こうして待っているのも楽しい時間。飽きないです。
大水槽や支笏湖の湖底を模した水槽。
そこで泳ぐヒメマスやイトヨ。ホザキノフサモなどの水草の緑。
楽しい時間でした。出来れば魚を見ながらビール…ですが、それは帰ってからの楽しみに。
【昨年のこの時期の様子】 ⇒ 水面を黒く染めシャケは故郷へ (2022/10/15記)