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フリガナの付いた記事と初心者必見サックス演奏方法とジャズ

Let's Play The Saxophone! 23- overtone  フラジオから曲の演奏へ

2024-12-26 13:29:11 | 初めてのサックス演奏

いよいよovertone(フラジオ)です。

リードは薄くても弾力が十分に感じられるものを選んでください。

高圧力で息を吹き込みますから弾力がないとリードがマウスピースに張り付いてしまいます。

リードの弾力がないためか、唇へ圧力がかかってリードの間隔が狭まって張り付くのかを考えてください。

これは経験として覚えるしかないと思います。

予備練習としてサイドキーの「D」から「F♯」までをオクターブキーを使った練習と

オクターブキーを使わない練習の二通りを行います。オクターブキーは高音を出すためでなく

出しやすくするためということを実感できると思います。

「高音では唇への圧力を弱くして息の圧力を思い切って上げます。」

ポイントは息の圧力で音を出すということです。タンギングは「タ」と「カ」の両方で行います。

「カ」のタンギングはピアニッシモで始まる楽曲の時などは非常に有効なものになります。

この時、息の圧力がないと音は出ません。喉をしっかり閉じて息をためてから一気に吹き込みます。

息の圧力がなくても唇への圧力を上げるとリードとマウスピースの間隔が狭まり結果として

狭いところを通る息の圧力は通り道が狭まった分だけ上がります。これではリードの振動が

押さえられて音に抑揚がなくなります。

予備練習が終わったらフラジオです。

ここでも予備練習と同じです。唇への圧力を弱くして息の圧力を思い切って上げます。

ポイントは息の圧力で音を出すということです。タンギングは「タ」だけで一音ずつ行います。

高圧力で息を吹き込みますのでどうしても唇への圧力が上がりリードとマウスピースの間隔が

狭まりやすくなります。十分に唇を緩めてください。

最高音の「E」は相当な高圧力でないと出ないと覚悟してください。

安直にリードを厚くするとか唇への圧力を上げるとかしないでください。


最低音の「B♭」から「G」までの倍音を練習します。

強い息の圧力を一気に吹き込みますので、「スワン」の6度とサイドキーの「D」-「F」で

息の圧力を確認します。うまく音が上がらない場合は圧力を上げた瞬間のマウスピースと

息の方向を調節してください。下の図でマウスピースと息の方向の関係を意識します。

調整はほんの少しだけで変化があると思います。マウスピースの中の上の面を意識して

歯とマウスピースの接触する角度で調整するとやり易いと思います。

以上のように唇を緩めながら息の圧力で音を押し上げて出すという要領で以下の

「B♭」から「G」までの倍音を出します。それぞれの音はオクターブキーを使わないで

息の圧力だけで演奏します。息の圧力で出ない、出にくい場合は息の方向を少しだけ

調整して下さい。楽譜のスペースがないので書けませんが、それぞれの音の上には

オクターブ上の「ド」、「5度上のソ」次の上の「ド・ミ・ソ・ド」と倍音があります。

「F」より上の音の最高音はちょっと厳しいかも!!第6倍音までは頑張ってみてください。

唇を緩めながら息の圧力で音を押し上げて出すでリードの振動数を上げます。
唇を締める(力を入れる)と振動は減ります。倍音が連続して上がっていくときは持続的な息の圧力
を意識して下さい。

 


いよいよ実践的な演奏です。曲はサン・サーンスの「白鳥」の前半部分です。

弱い静かな音から高音で大きな音までダイナミックに変化していきます。

呼吸のコントロールが難しいです。息の圧力が持続しないと音の張りがなくなります。

この事前の練習で音がオクターブ上がった時「2」の息の圧力とその前「1」の圧力の状態を覚えてください。

ここでは「1」で通常の運指で演奏し、「2」は下に表示した運指でオクターブ上の倍音で演奏してください。

オクターブキーを使わないで演奏した後に、オクターブキーを通常通り使って演奏してください。

   サンサーンス白鳥「動物の謝肉祭」より。

「P」で始まる時はタンギングは「カー」で弱く静かに始まります。アクセントが付かないように注意!


初めて音を出す方法でリードの振動の最大値を感じるで、下のようなリードを思いきり振動させる方法を行いました。

また、オクターブキーを使わないで「C」から「F#」までの音を出す練習もしました。

上の運指で以下の練習をします。

これらの練習では息の強い圧力を要求されました。強い圧力は同時に音量も大きくなりました。

防音設備などのない部屋ではこれは非常につらい練習になります。

こんな場合は下のような弱音器を使うことになりますが高価なものになりますのでとりあえずの

弱音方法を紹介します。

とりあえずの方法とはタオルを丸めて朝顔部分に突っ込む方法です。

これは思い切ってリードに圧力をかけるための弱音の方法です。

難点は音程が悪くなる事と下の方の「D」以下の音が出ないことです。

しかし、リードを振動させる感覚を覚えるだけの方法としてお勧めです。

楽器の「鳴りが悪い」とか「抜けない」などということがありますがこれらを良くするには

やはりある程度以上の音量(十分なリードの振動)が必要と思われます。

また、強弱記号の「P(ピアノ)」から「ff(フォルテシモ)」までの変化に対応できるように

しておく必要もあります。


ここでは、音階・移調・タンギング(結果的にダブルタンギングの練習)

Key C「きらきら星」では長音階の音の間隔を説明しています。

「C」と「G」の間は完全5度、「G」と「A」の間は全音、「E」と「F」の間は半音

「C」と「D」の間は全音、「G」と「F」の間は全音です。

ここにはありませんが「A」と「B」の間は全音、「B」と「C」の間は半音です。

これが長音階(メジャースケール)の音の間隔の構成です。

これによって基音が分かれば、その基音を元に他の調に移調できます。

下は「key C」の「きらきら星」を「key F」へ移調する例です。

この曲の演奏ではタンギングは「Ta(タ)」と「ka(カ)」を交互に使います。

速度は♩=92程度です。「key C」で音の間隔とメロディのサウンドを十分に

感じて(覚えて)から「key F」を演奏してください。ブレスは休符でします。

同じ音程でタンギングが変わっていきますが音程が変わらないようにします。

すなわち、アンブシュア(唇の圧力)を十分にゆるめて舌で行うタンギング(Ta)は

軽く、喉で行うタンギング(Ka)は鋭くハッキリと切れるように注意します。

メロディがブツブツになっても気にせずに!

メロディのサウンドとタンギングの練習です。

音の間隔は譜面を見て完全に覚えてください。サックスは移調楽器ですから必ず

必要になります。ここでは4度上への移調です。


 

教則本の練習は進んでいますか?運指のテクニックにはスケールの教本なども並行して行います。

教則本の中に下の図のようにスラーのついた音の跳躍の練習が出てきますがこのとき、

跳躍した上の音がうまくいかない(音程が高くなる・音が詰まる)場合は

スラーをはずして上の音を「カ」でタンギングして下さい。これによって唇のしまりが弱まり

リードの振動が良くなります。このような練習を行ったの後に「Swan」をここではキー「G」で

行います。大きく跳躍する部分はスラーをはずし「カ」のタンギングでやってみて、

音の伸びと音程を確認して下さい。


練習は順調でしょうか?ほとんどの人は防音施設がない部屋で

練習していると思いますので(僕もそうです)こうした方が良いと思う方法を

紹介します。

サックスを吹き鳴らすには呼吸がある一定の圧力を持っていないと音は不安定になるということは

想像が出来ると思います。音楽編集ソフトを使って音を視覚化すると下のようになります。

左側は最初にタンギング部分の瞬間的な音の大きな部分があってから息の量が減らすと自然と

音は小さくなっていきます。この時息の圧力が下がりすぎたり、圧力がまばらで不安定になると右側の

図のようにその音のシルエットもギザギザした不安定なものになります。

息の圧力を保って下さいと言われても具体的に良くわかりませんので

これを無くすための練習方法として真ん中の図のような音のシルエットになるテヌートでの演奏

を提案します。タンギングの後はしっかりした圧力と息の量を保持する練習です。

この場合、音の大きさは「フォルテやメゾフォルテ」で大きいままのテヌートや「ピアノやピアニッシモ」

で小さいままのテヌートで演奏します。または、フレーズごとにその音の大きさを変えてもよいと思います。

上の真ん中の図のように音符の拍いっぱいまで音を伸ばします。


 

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Let's Play The Saxophone!改訂版3初めてのサックス演奏・倍音によるいろいろな音階・分散和音

2024-12-26 12:57:34 | 初めてのサックス演奏

オクターブキーを使わない演奏の続きです。

今回はサイドキーの最高音「F#」までの練習です。

「Gmaj」「Amaj」「Bmaj」です。

運指を完全に覚え、指先や体に力が入らないようにして下さい。

素早い呼吸のコントロールで圧力を保ってください。

速さは指定なしですが各キーのスケールは最初から最後まで

一息で吹ききってください。

参考に新しい運指です。

全てが終わったらオクターブキーを使ってやり直してみてください。

音の変化に対応して呼吸が意識されるようになっていると思います。

音は呼吸の速度と圧力によって安定的に演奏されることが分かると思います。

譜面で強弱の指示があって弱い音を演奏する場合には特に感じると思います。

呼吸の速度と安定的な圧力がなければ音もまた安定を失います。


ここからは実際の教則本の楽譜に当てはめて実践的な倍音を使った練習を考えてみます。

入門書の最初は大体がこのようなものと思います。タンギングを使って一つ一つの音を

確認しながら演奏します。全音符はそれぞれにブレス(✓)を入れながら行います。

この場合も最初はオクターブキーを使わないで演奏を行い、呼吸の圧力が旋律の高低に

沿って動いていくことを確認します。

「一段目」と「二段目」と「三段目・四段目」のように3つに分かれています。

タンギングは「タ」で行いますが高音が出にくい場合は「カ」を試してください。

喉の開きが大きくなります。喉の開きが意識出来たら元に戻し「タ」で行います。


これまでオクターブキーを使わずに音程を1オクターブ上げる方法(第2倍音)で

低い音から高い音へ、息は低い圧力から高い圧力へ、そして、安定的に音を保持するための持続に

必要な圧力と意識して練習をしてきました。ここでは高いほうの音(第2倍音)から基音(第1倍音)

へと低い音への跳躍を行います。タンギングの要領で舌をリードに軽く当てると息はリードの手前で

止まります。唇をゆるくして息の圧力を上げてから「タ」とタンギングと同時に息を吹き込みます。

息の圧力はタンギングの時が最高でオクターブ下がると下がり元のオクターブ上にいくときにもう

一度圧力が上がります。音程がオクターブ下がった時は唇を十分にゆるめてください。

息の圧力が上がった時にこれをもらさないために唇は締まっています。このままだと音程は下がり切りません。


音楽の旋律はサウンドで決まります。(前篇)

ここに譜割りの違う二つの旋律があります。音列は「C」から「F」へ順に下がる音階です。

これらはどちらか片方がもう片方のメロディフェイクだとすれば同じものとも考えられます。

拍子は無視して歌って(演奏)みるとどうでしょう?「C」から「F」へ順に下がる音階です。

音楽の旋律はサウンドで決まります。(後編)はこのページの最後に!

 

ここでは、高音から低音に向かうスケールを行います。

ここでもオクターブキーは使いません。

先頭の音は唇をゆるめて、息の圧力を上げて勢いよく息を吹き込みます。

息の圧力は先頭の音を出すときに瞬間的に強いものを必要としますが、それ以降は

音が持続するために必要な適当な圧力になります。この加減が練習の目的です。

高い音ほど強い圧力となります。それに対して息漏れを防ぐため唇は締まっています。

このため旋律が下降して下の音になった時に音程が高めになってしまいますので、

音階が下にいくにしたがって唇を緩めるようにします。

ここでもオクターブキーは使いません。

音楽の旋律はサウンドで決まります。(後編)

この旋律を「1」はクリスマス時には、よく耳にする讃美歌の「もろびとこぞりて」

「2」の旋律は「フライミー・トゥ・ザ・ムーン」の最初の旋律の部分だととして

歌って(演奏)みてください。どうでしょうか?「C」から「F」への音階が二つの曲の

最初の部分になってしまってもう単なる音階には戻れないのではないでしょうか?

これらの回答はこれです。

曲についているコード進行が違っているのです。バックのサウンドが違うのです。

すなわち、メロディのサウンドの違いです。

人は誰でも歌うとその音(旋律)に対して共鳴する何かを感じていると考えられます。

サイコロに音名を書いて転がしてその音名をつなげてもそれは音の羅列です。

しかし、その羅列音を旋律(メロディ)と感じれば音楽になるのだと思います。

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Let's Play The Saxophone!改訂版2テンポ(いつ音を出すの?)から倍音で音階

2024-12-26 12:47:43 | 初めてのサックス演奏

これから譜面を演奏するにあたってリズムとテンポはついて回りますので

簡単に説明しておきます。

テンポはそのまま演奏の「速さ」です。

メトロノームの音はテンポをきざみます。

リズムは一般的に「この曲のリズムは何ですか?」「それはワルツです」とか「フォービートです」

いうものでその他にもいろいろあります。また、曲の部分の音列のかたまりを指して言う場合もあります。

ここでは「曲のリズム」にとどめます。

ここで問題になるのはそのリズム(曲)はいつ始まるのかです。

指揮者の指揮ではどこを見て演奏したらいいのか?指揮棒の音の起点はどこか?

指揮者はタクトを大きく振ったり、小さく振ったり、グニャグニャ振ったりしますが

下の図のように上下に振った軌跡は大体 V(ヴイ)字になります。そして、大きくても小さくてもグニャグニャでも

変わらない一点があります。それが V(ヴイ)字の振り下ろされて切り返す点です。そこが音を出す起点です。

オーケストラの動画などを見て観察してみてください。

足でテンポをとる時も同じようなことが言えます。が、これは人によって癖があるので多少違いがあります。

合奏をする時はこれが大事です。合わせるための基準になるからです。

バンドでよく「リズム(テンポ)が合わないよ」って聞きますが、共通の音を出すタイミングがないからです。

音を出す起点の基準が決まっていないからだと思います。手を振って「合わせて」と言っても「その手のどこに合わせるの?」

ってなってしまうわけです。音を聞いて合わせてといっても、それぞれのテンポの取り方が違うので瞬間的に会う時もあるけれど

音を出すタイミング(基準)が違うので次第にずれてしまうわけです。

メトロノームの音は「速さ」をきざみますが、その音は足が地に着いた瞬間を起点にすることを

習慣にする事をお勧めします。即ち、タクトと同じ考え方です。

この場合地に着いた状態から始めるのではなく持ち上げた状態から始めて地に着いた瞬間から

音を出します。即ち、アウフ・タクトから始まることになります。

ここで必要になるのが予備カウントです。4拍子だと「サン」「シー」→「1」という具合に「1」の前に予備が入ります。

これは「シー」だけだったり、人によっていろいろあります。

このことを「リズムは裏から始まる」と言ったりします。

ちょっとわかりにくいですが・・・!半拍ぐらいを感じてから「1」になるわけです。


A音からサイドキーのD・E・Fまでのそれぞれの音の跳躍を練習します。

タンギングは「ター」と「カー」で行います。

オクターブ上がる時は「カー」です。

タンギングの要領!音が跳躍する時、タンギングの「カー」の時

タンギングの瞬間は「喉が開いて、下唇が下がります」この時意識的に顎が引かれるのが

自然です。そのつもりでもリードが押さえられてしまって息が入らない事があります。

これはリードに圧力がかかったと考えられます。唇が思ったほど下がってないためかもしれません。

この時は強制的に上下の唇が開くようなことを考えます。即ち、意識的に顎を引くのではなく、

ほんの少し前に出します。するとマウスピースの傾斜に沿って唇が開きます。

これはほんの少しと言っていますがちょっと前に押す程度で固定している上の歯がずれるほどでは

ありません。リードの厚いほうにずれる形になるのでその厚さで唇の圧力に耐えられます。

これでリードの振動は抑えられることがないようになると思います。

ここまでくると教則本のロングトーンやスケールは簡単になると思います。

ここまでの練習で一つ注意点です。運指です!!運指は音を出さないときでも練習できるので

完全に意識しないでも動くようにして下さい。運指が覚えられていないと指に力が入る

し体中のあちこちに力が伝播して緊張感になってしまいます。


これまでで倍音による演奏法の方法の基本はほぼ終わりです。

ここでは基準の音程について説明します。

基準の音程とは「440サイクル」はチューニングメーターで

表示される全体の基準です。

このように薄いリードで演奏するとマウスピースの抜き差しでで調整できなくなります。

この場合はチューニングメーターの基準音程を「339」とか「337」というようにセッティングを

し直しします。音程は常に低いほうに合わせていくようにします。基準値を下げても相対音程は変わらないのですから。

この運指の「A」「B」「C」の1オクターブ上の跳躍は出にくいと思います。

要領としては思い切ってアンブシュアをゆるめて、息の圧力を強くします。

息を吐く寸前に喉で止めてから一気に吐き出すようにすると出やすいようです。

次は安定的な息の圧力の維持を考えます。オクターブキーを使わずに繰り返した後

オクターブキーを使って行ってみてください。

今回のまとめとしてオクターブキーを使わずにスケールをスラーで行います。

最初の音だけタンギングをします。「た・TA」または「カ・ka」で始めます。

フレーズの始まりが静かな時とハッキリとしたアクセントが欲しい場合がありますから

両方をやってみてください。息の圧力と喉がしっかりと開いていることを意識して行ってください。


 

これまでは旋律的な動きがありませんでしたがここでは大きく上下に

起伏するスケールをオクターブキーを使わないで行います。

息の圧力をある程度の強さに保たなければ音が出ない場合があります。

一区切りのスケールはなるべく一息で行ってください。

感覚がつかめたらオクターブキーを使って同じように行います。

下に確認の運指表を表示します。


これまでオクターブキーを使わない演奏法を行ってきましたがうまくいっているでしょうか?

ここではこれまでの振り返りとうまくいっていないかもしれない箇所などを考えてみます。

まずはマウスピースです。マウスピースはセルマーですと「Cのワンスター☆」が付いていると

思いますがこれで十分です。空きの広いものやメタルやカットの違うものを使ってその時だけ

良くてもそれは演奏方法が身についたわけではないのですから。

次はリードです。リードは弾力がある薄いものリコーやバンドレンの「2」です。

薄くても弾力の強いものです。腰があるものという言い方もします。

どれが良いかは見た目では分かりませんので3枚以上のリードを用意して実際に音を出し、

息が抵抗なく入るもので音が出やすいものを使います。これは数枚の内に一枚しかありません。

良いものだけを使います。使い続けて息を吹き込むときにマウスピースにくっついてしまうような感じに

なったらリードカッターで0,5ミリぐらい切って使い続けます。厚くなったら終わりですが慣れてきたら

厚くなった部分を800番ぐらいの紙やすりを使って裏側から削って使います。

良いリードはなかなかありませんし一枚当たりの値段は相当高いものになりますから丁寧に使います。

リードが柔らかすぎる場合はリードカッターで0,5mm位づつ切って使います。

今回はリードが厚すぎる場合です。耐水ペーパーの1000番を使っています。

リードは根元の固定する部分と振動させる部分とその間の傾斜の部分で構成されています。

耐水ペーパーとリードを水で濡らしてから底面を削ります。

リード全体を耐水ペーパーに当てて削るとリードの先が削れ過ぎてしまうので

固定部分を削ってからリードの先を削ります。

傾斜部分はリード全体の弾力に大きく影響しますので必要な場合だけ削ります。

傾斜部分はとがった半月の形になっているのでこの形を崩さないように半月の両端から

先端に向かって少しずつ削ります。どの場合もその都度マウスピースにつけて音を確認しながら行います。

ここからは実際の教則本の楽譜に当てはめて実践的な倍音を使った練習を考えてみます。

最後は呼吸です。音が連続する時に圧力は安定的であるか?

音が大きく変化するとき(跳躍する)喉が開いて腹筋で呼吸の圧力を上げることができているか?

また運指とのタイミングは合っているか?

リードの振動の感覚を忘れてないか?左下のアンブシュア「A」で確認して下さい。

破裂音のような音が出ますがこれがリードが振動するということでリードの振動の最大値です。

これをコントロールしてきたわけです。

 

これらがうまくいっているかどうかを確かめてみましょう。

呼吸のコントロールとアンブシュア、タンギングです。

オクターブキーを使わないで1オクターブ上の音を出すことは第二倍音を出したということです。

喉の開きと音程が高くなるほど瞬間的な息の圧力も高くなることを確認して下さい。

倍音を出す瞬間は強い圧力が必要ですがそれ以後の持続にはある程度の圧力の持続で音は維持されます。

「タ」と「カ」のタンギングは最終的にはダブルタンギングになります。

以下の倍音とダブルタンギングをやってみましょう。倍音は一音ずつ確認しながらで

16分音符の「GABC」は初めはゆっくりで徐々に速くしていきます。

喉が閉まったり唇のリードへの圧力が大きいとうまくいきません。音域が上にいくほど顕著です。

教則本ではダブルタンギングはずっと後であると思いますが方法を覚えれば後は音域と速さです。


前回と同様にオクターブキーを使わない運指で連続する3度・4度・5度を演奏します。

参考運指表です。

Cmaj(C長調)Dm(D短調)Em(E短調)Fmaj(F長調)の分散和音

4度と5度の音程が交互に混ざった音階

音程が上がるにつれてアンブシュアをゆるめながら呼吸の圧力を上げていき、

音程が下がる時は呼吸の圧力を維持しながらアンブシュアをゆるめていきます。

音程が上がる時、圧力が足りないと音程が上がりきらない場合があります。

アンブシュアに頼ると音程が上がりすぎになりリードの振動が抑えられます。

音程が下がる時はアンブシュアがゆるまないと音程が下がりきらない場合があります。

次は6度とオクターブ音程です。


今回は6度と1オクターブの音程を行います。

すでに十分な練習を重ねていると思いますのでここでは実践的な方法で行います

楽曲「Over The Rainbow」の前半8小節を使って行います。

曲の中に1オクターブと6度の音程の箇所があるのでそれを意識して

これまでと同様にオクターブキーを使わないで演奏した後にオクターブキーを

使って演奏します。呼吸の圧力の瞬発力と持続を感じて下さい。

速度は♩=80程度でスラーごとに一息で演奏してください。

譜面の読む方法として演奏している次の小節を見ることを心がけてください。

今、演奏している小節にかじりついていると次の小節に移った時はタイミングが遅れることになります。

これになれることで初見の曲も演奏しやすくなります。教則本で実際に試すと良くわかります。

 

長い音にはビブラートをつけます。ビブラートは唇を十分にゆるめ

瞬間的に腹筋で呼吸に圧力をかけます。圧力で唇はその圧力に耐えようと微妙にゆるみ、

圧力を弱くすると元に戻ろうとします。これを素早く繰り返すと音が揺れます。

説明では難しいですが試してください。注意点としては唇のマウスピースへの圧力(締めつけ)

だけでやろうとしないで下さい。最終的に慣れるとそのようになりますが今はそれでアンブシュアが

壊れてしまうことが心配です。まずは腹筋で呼吸の強弱を意識して下さい。

 

楽曲のキーは「A」と「B♭」です。コンサートキーはアルトサックスでは「Cmaj」「C#maj」

テナーサックスでは「Gmaj」と「A♭maj」です。「m」はマイナー(短調)「maj」はメジャー(長調)

新しく使う運指を参考に表示します。


これまでで音程と音色を安定的に維持するためには「呼吸の速度や圧力の強弱」をその旋律に沿って

変化させていかなければならないことが理解いただけたでしょうか?

音程が高くなるにつれてリードの振動は増し、音量が大きくなるにつれ息の量が増していきます。

これらは息がもれない程度に緩い唇への圧力や呼吸の速度や圧力の強弱でなされます。

これまででまだ唇(アンブシュア)にどうしても圧力がかかってリードを押さえてしまう場合の

一つの練習を紹介します。

その前に耳にタコですがこれを確認して下さい。何回か提案しましたがリードは薄いものを使ってください。

倍音(オバートーン)やフラジオ音はちょっとリードが厚いほうが出易いとか出しやすいということはよく聞きますが

リードが厚いということはそれだけ振動しにくいということで無理をしてよいことはありません。

リードは腰が強いもの(弾力の強いもの)を選んでください。腰の強さをごまかすために厚いリードを使うのは危険です。

何枚も試して息が入りやすく振動がしやすいものを選んでください。

これは経験しかありません。結果、リード一枚は高価なものになります。

「初めてのサックス演奏10」でオクターブキーを押さえながら音程をオクターブ上下させる方法の別バージョンです。

唇(アンブシュア)思い切ってゆるめます。ゆるめる為だけの練習なので音程は気にせずに!

次はオクターブキーを使わないでアルペジオを演奏します。

「C」「F」「G」のメジャーです。メジャーのサウンドだということを意識の隅においてください。

最初はゆっくりのテンポで。素早い呼吸のコントロールです。

音程が上がるにつれて息の速度を上げます、

最低音に戻った時、唇が締まったままですと音程が下がりきらないので注意。

「Dm」「Em」「Am」のマイナーです。マイナーーのサウンドだということを意識の隅においてください。

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Let's Play The Saxophone!改訂版 1・初めから音が出せるから倍音へ

2024-12-26 12:43:49 | 初めてのサックス演奏
サックスを演奏するにあたって用意してほしいものです。
  • 教本として「サックス教本」、歌って音の響きを知るために「移動ド唱法の練習」
  • 演奏用として「リード3枚以上」音程の確認に「チューニングメーター」
  • スマートフォンにピアノのアプリ(移動ド唱法の練習や実音を確認するため)

「移動ド唱法の練習」は音の響き(サウンド)を知るために必要だと思います。

終止、半終止、移調、転調など様々な音楽の要素が小曲の中に詰まっています。

リードは良い、悪いは見た目では分からないので交換して使ってみて

鳴りやすいものをその都度選んで使います。できるだけ柔らかいものを選びます。

 

サックスを持って初めて教則本を開くと楽器や楽譜の説明の次に上のような楽譜の順番で演奏が

始まり行われていきます。しかし、ちょっと考えてください。

ここにはサックスで音を出す方法は書かれていないのです。

この楽譜を見て、運指表を見て音を出せと言われても無理ですよ・・ね!

音楽教室では「マウスピースを軽くくわえて、静かにゆっくりと息を吹き込んで

ください。そうすれば音が出ます。」ではどうぞ!てな具合で始まると、

次の日、次の日とどんどんテキストは進んでいきます。

そして、指は運指を覚え、早い動きが出来るようになる。

しかし、音は「静かにゆっくりと息を吹き込んで!」と言われた域を出ない。

ここで多くの人は挫折してしまうのです。

これから始める練習方法ではそのようなことはありません。

まずは、2オクターブ半から3オクターブの音が出せることと

タンギングはダブルタンギングができる状態をサックス演奏の

スタート地点と考えています。是非この新しいメソッドを試してください。

ここでは音を出すことと同時にを2種類のタンギングを覚えます

下の音階をピアノのアプリなどを使って実音を確かめ声を出して歌う。

サックスの譜面でキーがC というとこのような楽譜になりますが

これは各楽器の譜面上の表記で実音ではありません。

この表記をアルトサックスE♭とテナーサックスB♭の実音では下記の1オクターブ下になります。

 サックスは音が出せる機械です。リードを十分に安定的に振動させると音程も安定します。

1・舌をリードに押し付けて息を吹き込むと同時に離す「タ」「ta」
2・舌を動かさずに喉で息を断続的に切る「カ」「ka」

マウスピースを包むような口の形で唇の両脇から息がもれなようにします。

最初は力が入りますが慣れるにつれて力は抜けます。息のもれない形を覚えるのがテーマです。

注意・タンギングで「トゥ」や「ク」などは口が閉じることになり結果としてリードが押さえられ振動が妨げられます

上の図Aのアンブシュアで次の演奏をします。

1・音を出す「運指」は「G音」で
  Aのようにリードに全く圧力がかからない位置で下唇を前歯の上
  に巻き 込んで息がもれないようにしてから息を軽く吹き込みます

  この時リードに舌を軽く触れ息を吹き込むと同時に「ター」と
  タンギングをします。
  コントロールされない「バリ、バリ」とした破裂音のような音が出ます

 次は舌はリードに触れずに息を吹き込むと同時に喉で「カー」と発声する
 要領で息を吹き込みます
  コントロールされない「バリ、バリ」とした破裂音のような音が出ます

音程は気にせずに軽く!「バリ・バリ」の音が出ればOK!

 

次の「音をコントロールする」も同じ音とタンギングで!息を軽く吹き込みます

リードの振動が少しだけおさえれ破裂音的な部分がなくなります。

リードへの接触圧力を最小限にすることが課題です。

1で音が出ない原因として

 〇下のBのようにマウスピースに対し歯の位置が浅すぎるためか
  圧力がかかりすぎてリードがおさえられ息が入らなくなっている。
 〇リードの厚さが厚すぎてリードが振動しない。
 
ここでは音を出す・出る・原理だけを考えてください。
リードへの接触は触れる程度で圧力は小さくしリードを十分に振動させる。
次は息の圧力と倍音と音程・音域です。
 
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アンブシュアの注意点

下唇との隙間を埋めるのは「顎を閉じて」するのではなく「下の唇を盛り上げる」です。

マウスピースとリードの位置(セルマーC☆☆)

マウスピースと口の関係。その角度について!

息の吐き出す方向は変えられませんのでマウスピースの角度で音色も変わると思います。

マウスピースの中の構造に従って息の方向を決めることで音色も変わります。

息の方向をリード側にするかマウスピースの中の上の面にするかです。

リード側の場合は上下の歯の位置が同じくらいでマウスピースに対して深めで、

マウスピースの中の上の面の場合は上の歯は浅く下の歯は上よりも深くなります。

リード側の場合なリード全体を振動させる感じで、マウスピースの中の上の面の場合は

リードの先の振動がリード全体に伝わっていくというイメージだと思います。

リード全体を振動させる場合はリコーのリードでリードの先の振動をリード全体に伝える場合は

バンドレンというように感じますがその人の好みによるので一概には言えません。

マウスピースの中の上の面の場合は思いっきり角度を付けると息が入りませんがそこから少しずつ

角度を戻していくと息がスッと入る位置にきます。

上のアンブシュアを参考にして下の音階を演奏する(実音はアルトE♭、テナーB♭)

最後の「C音」のオクターブは運指は低い「C音」(基音)のままでオクターブキーを使わない

息の速度を速くして音程を上げます。タンギングは「ター」と「カー」を使います。

腹に力を入れ息の圧力を上げマウスピースに吹き込む結果、音程が上がる。

「C音」の第2倍音はオクターブ上の「C音」です。第1倍音は基音です。

ここでは倍音を出すの要領と1オクターブ上の音が倍音になることを覚えてください。

後から本格的に倍音の練習があります。

この時アンブシュアに力を入れリードとマウスピースの狭くすると息の速度は速くなりますが

リードの振動部分が減り振動は失われる。最悪の場合は音が出ない。

オクターブキーはオクターブ上の音を出しやすくするもので、「出るもの」「出すもの」ではないのです。

それぞれの管でオクターブ上の音にいかに強い力の息が必要かが分かります。

音程が上がるにつれアンブシュアで音を操作するようになると音にむらができる。

すでに教本で学んでいる人は気が付いている人もいると思うが「タ」と「カ」のタンギングを

連続するとダブルタンギングになります。

 

移調楽器と実音

音を出す方法の次に移調楽器としてのサックスについて覚えておきたいことを説明します。

移調楽器はコンサートキーに対して言う言葉でコンサートキーは「この曲は何調(キー)ですか?」

という時のキー(調子)で曲全体の基準になるものです。このキーに対して実音は基準値の440Hz(440ヘルツ)

で実際に出る絶対音で音名「A」を基準にしています。この音から上下に音列が作られます。

この実音に対してその楽器の出発点の「ド」(表記は「C」)はどこにあるかで、実音の「C」と

違っている楽器を移調楽器と言います。

Cメジャーのスケールで表しています。実音の間隔は「E」と「F」、「B」と「C」の間隔が半音で、

他は1音になっています。

この曲のキーは「C」ですという場合。コンサートキーが「C」です。

その楽器の出だしの「C」はどこですか?

ギターの「C」はピアノを実音の「C」とすると1オクターブ下の「C」になります。

しかし、1オクターブ違いですがピアノとギターのスケール(音列)の間隔は同じです。

コンサートキーが「C」の時ギターは「C」から始まるメジャースケールで演奏することになります。

次のアルトサックスの実音の「C」の音を見てみましょう。この時どこの音域にあるかは関係ありません。

どこかにある実音の「C」は低音部譜表の上第一線にあります。この時のアルトサックスの音程は

高音部譜表の三線と四線の間の第三間にある「A」です。

コンサートキーが「C」の時アルトサックスは「A」から始まるメジャースケールで演奏します。

この時アルトサックスのキーは「A」のメジャーです。

テナーサックスの場合はどうでしょう。

どこかにある実音の「C」は低音部譜表の三線と四線の間の第三間にあります。

この時のテナーサックスの音程は高音部譜表の第一間の「D」です。

コンサートキーが「C」の時テナーサックスは「D」から始まるメジャースケールで演奏します。

この時テナーサックスのキーは「D」のメジャーです。


音階に入る前にアンブシュアの確認をします

下唇との隙間を埋めるのは「顎を閉じて」するのではなく「下の唇を盛り上げる」です。

メジャースケールの音の間隔を確認します。

「C・D・E・F」と「G・A・B・C」の音の間隔は同じです。

この二つの音列は調(キー)が「C」の「ド・レ・ミ・ファ」と調(キー)が「G」の「ド・レ・ミ・ファ」

で「C」で「ド・レ・ミ・ファ」と歌ったものを5度上げて「G音」から「ド・レ・ミ・ファ」と歌えることになります。

音階を7音を連続して練習するのではなく「C・D・E・F」と「G・A・B・C」に分けて練習する時このような

音の性質を使う方法も参考にして下さい。

全ての音を「ター」のタンギングで行います。

調(キー)が「G」の「ド・レ・ミ・ファ」

いよいよ音階です。リードには最小限の圧力で唇の端から息を漏らさないように

ちょっと口を尖らすようにして息を吹き込みます。音程の正確さよりもリードの振動を感じて!

一音ずつ休みを入れながらリードの振動を十分に感じながら行います。

一音ずつ軽く腹筋に力を入れます。

音程は相対的なバランスです。一音ずつ音程を合わせようとするとアンブシュアが

くずれ、リードの振動も一音ずつバラバラになります。正確な音程よりも十分な振動を!

楽器はマシンです。マシンの条件に合ったリードの振動を与えれば楽器が鳴り

音程のバランスも整います。運指を覚えたらメトロノームを使いましょう。

ゆっくりとした速さでメトロノームの音に正確に合わせることを心がけてください。


いよいよ第2倍音を使っての練習です。

この運指で下の「C」の1オクターブの跳躍をオクターブキーを使わずに行います。

タンギングは「タ」と「カ」です。1オクターブ上げるときは「カー」のタンギングと

同時に腹筋を使って息に圧力をかけ速度をあげます。「カ」のタンギングで唇が一瞬

ゆるみますが唇の両脇の息の漏れがないことだけに気を付けてそのまま息を吹きこみます。

うまく1オクターブ上の「C」に上がらないときは喉を意識してください。

「カー」が「ハー」のような喉になると喉が開きすぎで息の圧力が上がらず

速度も出ません。または、腹筋に力が入っていますか?腹筋への力は瞬間的で

1オクターブ上の音が出てしまえば力は少し落ちても音は持続します。

ここでのタンギングは「タ」は使いません。「タ」はリードをキックするような

感じでやり易い面もあるのですが、ここでは腹筋と喉とアンブシュアのコントロールを

感じるほうが色んな倍音を使う時や高音を出すときの練習になるのでこのほうが良いと思います。

次のオクターブキーを使わない運指で「C - F」を同じ方法で行います。

「タ」のタンギングはリードを弾くような形になるので呼吸(腹筋)の圧力のかかるタイミングと

ずれても音になりますが「カー」の場合は呼吸(腹筋)に圧力がかかる(腹筋に力を入れる)

タイミングと「カー」と喉が開くタイミングが合わないとオクターブ上に上がらない場合があります。

この場合は「カー」と喉を開くより先に腹筋に力を入れるという感じで行うと出しやすいです。

 

ここでも音程の正確さよりもリードの振動が十分かを考えます。

楽器が要求するリードの振動になっていればそこに音程も音色もあると考えます。

絶対音感を持っていると音が出た瞬間にコントロールはできますがそのたびにコントロース出来る

ということはアンブシュアがその都度変わっているということです。

楽器が要求するリードの振動(ある程度の正確な音程を生む振動数)には許容範囲があると思います。

その許容範囲の中にある「特定のある位置」があなたにとって気持ちの良いものであればそこがあなたの要求する音色です。


「C‐F」の第2倍音はうまくできたでしょうか?

まだ口の形がハッキリしていないと思いますのでここで一番初めのアンブシュアの復習をして

息の漏れがないように確認します。リードの振動も忘れずに!

マウスピースを包むような口の形で唇の両脇から息がもれなようにします。

最初は力が入りますが慣れるにつれて力は抜けます。息のもれない形を覚える

「C‐F」の第2倍音はうまくできたでしょうか?

オクターブの跳躍を連続して行います。呼吸(腹筋)の圧力と運誌のタイミングが合わないと
音がかすったり出なかったりします。運指よりもちょっと早めに腹筋に力を入れるつもりで!

オクターブキーを使わない運指で「G - C」も同じ方法で行います。

「タ」のタンギングはリードを弾くような形になるので呼吸(腹筋)の圧力のかかるタイミングと

ずれても音になりますが「カー」の場合は呼吸(腹筋)に圧力がかかる(腹筋に力を入れる)

タイミングと「カー」と喉が開くタイミングが合わないとオクターブ上に上がらない場合があります。

この場合は「カー」と喉を開くより先に腹筋に力を入れるという感じで行うと出しやすいです。


ここでは低音の「B」と「B♭」の音を練習します。

この音は十分に唇を緩めて演奏します。改めてアンブシュアを確認して下さい。

この音が出しにくい原因にはリードが硬すぎることも考えられます。


倍音を使った呼吸(腹筋)の圧力とゆるゆるのアンブシュアを充実させるために!

サイドキーの「D・E・F」の前に新たな方法を紹介します。

オクターブキーを押さえたまま1オクターブ下の音を出します。

十分に唇をゆるめないと下の音は出ません。

下の音が出たらオクターブキーを離して息を強く吹き込んで1オクターブ上の倍音を出します。

アンブシュアとリードの振動を確認してから行ってください。

タンギングは「ター」と「カー」で行います。

タンギングはオクターブ上がる時は「カー」です。

そして、サイドキーの「D・E・F」のオクターブの跳躍です。オクターブキーは使いません。

唇をゆるめて思い切ってスピードのある息を吹き込みます。

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