Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

3連敗から4連勝、再び。

2009-10-01 09:33:38 | 将棋
9月29日、30日の2日間、第50期 王位戦第7局が、神奈川県秦野市の「陣屋」で行われ、深浦 康市 王位が3連敗から4連勝して防衛、王位戦3連覇を達成しました

将棋界のタイトル戦では、記憶に新しいところでは、昨年の第21期 竜王戦で、渡辺 明 竜王が、羽生 善治 名人を相手に3連敗から4連勝で5連覇を達成すると共に、「永世竜王」の称号を手にした例がありますが、これが初めて。

深浦王位が今回、3連敗から4連勝して、タイトルを防衛したのが2例目になります。

しかし、1年以内に2日制の七番勝負で、3連敗からの4連勝を2度も見ることができたのは、正直びっくりしたし、渡辺竜王にしても、深浦王位にしても、どちらもここ一番の勝負強さは、「凄い」の一語でも足りませんが、でも適当な言葉が見つからないほどの「凄さ」です。

王位防衛を決めた第7局も、73手目(▲9四同角)あたりでは、検討陣が圧倒的に、後手の挑戦者 木村 一基 八段の「勝勢」と見ていたようですが(私も、この辺、少しネットで見ていました)、その後形勢が混沌とする中、入玉した先手の深浦王位が、いつの間にか良くなったようです。

これで、深浦王位の「王位」の称号が、板についた様な気がします。

話は少し変わりますが、羽生 善治 王座が、王座位を5期連続ストレートで18連覇を達成したのも凄いですが、このシリーズもそれに負けないほどの素晴らしいものでした。

敗れたとはいえ、木村八段も、持ち味を発揮したと思います。
「あと一歩」の難しさを思い知らされたでしょうが、その「あと一歩」を鍛えて、またタイトル戦に登場してもらいたいものです。

とにもかくにも、これからも、将棋ファンを楽しませる対局を、これからも期待したいですね。

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