突拍子もない出だしで恐縮だが、正直、驚いた。
昨日、会社で勤務を終えて、帰宅しようと思ったついでに、ネットで戦況を確認したら…もう戦いは終わっていたのだから。
ssayさんも以前書いているし(しかも、昨日も!)、nanaponさんも早速エントリーなさっているので、私から付け加えることは、もはや何もないのだが、何なんでしょ…この渡辺 明 竜王の強さは。
そこに、集中力をピークに持っていく強靭な精神は、何なのでしょ…。
今期の『竜王戦』…。
挑戦者が、十八世名人の森内 俊之 九段と決まり、去年のような「派手」な決着とはならないと読んでいたが、その期待を、良い意味で渡辺竜王は裏切ってくれた。
なんと、4連勝のストレートでの防衛成功&6連覇ですから…。
ケチのつけようがないでしょう…。
ところで、確率の面から考えると、決着の「星勘定」は、8通りある。
ファンが、均等に予想したとしても、「ストレート決着」は25%。
この数字を「フィフティーフィフティー」としても、約13%。
つまり、100人に13人が「渡辺竜王のストレート防衛」を予想したことになる。
だが、現実として、渡辺竜王のストレートの防衛にしても、森内九段のストレート奪取にしても、そうなると予想したファンは、数少ないのではないか…と思われる。
それ位、「ストレート」で決着するのは、大変なこと。
でも、渡辺竜王は、永世名人を挑戦者に迎えて、それを達成してしまった。
将棋ファンなら、誰でも驚いたであろう。
さて、今期の『竜王戦』を振り返ると…。
星勘定を優位にしてからの、渡辺竜王の指し回しは鋭かった。
トータルに見ても、「受け」が「鉄板」の森内九段が、我慢しきれずに動いて攻めて、これが「無理筋」になってしまったように感じる。
森内九段の「持ち味」が、全くといって良いほど封じ込まれた格好だ。
これでは、勝てない。
いや、渡辺竜王が「勝たせなかった」と言った方が正しいのかもしれない。
それ位、今期は「差がついた」決着となった。
恐らく、渡辺竜王にしてみれば、昨期の『竜王戦』で、羽生 善治 名人を挑戦者に迎え、将棋界初となる3連敗からの4連勝での防衛が、相当教訓になっているのかもしれない。
そうとなれば、昨日まで行われた『第4局』を、先手番でもあるし、本当に大事にしていたんだろうな…と、推測する。
「本局を落とせば、相手に流れを持っていかれる…それは避けたい」
そんな意思表示を見たような気がしてならない。
(先程、主催紙である読売新聞を読んだら、その様な談話を残していた。)
この強さを見たら、これからの連覇記録も伸びるのかもしれない。
これに「ストップ」をかけられるのは、恐らく羽生名人以外に居ないのではないかとさえ思える。
それ位、「ディープインパクト」な決着だった。
渡辺竜王、本当に防衛&6連覇…おめでとうございます。
昨日、会社で勤務を終えて、帰宅しようと思ったついでに、ネットで戦況を確認したら…もう戦いは終わっていたのだから。
ssayさんも以前書いているし(しかも、昨日も!)、nanaponさんも早速エントリーなさっているので、私から付け加えることは、もはや何もないのだが、何なんでしょ…この渡辺 明 竜王の強さは。
そこに、集中力をピークに持っていく強靭な精神は、何なのでしょ…。
今期の『竜王戦』…。
挑戦者が、十八世名人の森内 俊之 九段と決まり、去年のような「派手」な決着とはならないと読んでいたが、その期待を、良い意味で渡辺竜王は裏切ってくれた。
なんと、4連勝のストレートでの防衛成功&6連覇ですから…。
ケチのつけようがないでしょう…。
ところで、確率の面から考えると、決着の「星勘定」は、8通りある。
ファンが、均等に予想したとしても、「ストレート決着」は25%。
この数字を「フィフティーフィフティー」としても、約13%。
つまり、100人に13人が「渡辺竜王のストレート防衛」を予想したことになる。
だが、現実として、渡辺竜王のストレートの防衛にしても、森内九段のストレート奪取にしても、そうなると予想したファンは、数少ないのではないか…と思われる。
それ位、「ストレート」で決着するのは、大変なこと。
でも、渡辺竜王は、永世名人を挑戦者に迎えて、それを達成してしまった。
将棋ファンなら、誰でも驚いたであろう。
さて、今期の『竜王戦』を振り返ると…。
星勘定を優位にしてからの、渡辺竜王の指し回しは鋭かった。
トータルに見ても、「受け」が「鉄板」の森内九段が、我慢しきれずに動いて攻めて、これが「無理筋」になってしまったように感じる。
森内九段の「持ち味」が、全くといって良いほど封じ込まれた格好だ。
これでは、勝てない。
いや、渡辺竜王が「勝たせなかった」と言った方が正しいのかもしれない。
それ位、今期は「差がついた」決着となった。
恐らく、渡辺竜王にしてみれば、昨期の『竜王戦』で、羽生 善治 名人を挑戦者に迎え、将棋界初となる3連敗からの4連勝での防衛が、相当教訓になっているのかもしれない。
そうとなれば、昨日まで行われた『第4局』を、先手番でもあるし、本当に大事にしていたんだろうな…と、推測する。
「本局を落とせば、相手に流れを持っていかれる…それは避けたい」
そんな意思表示を見たような気がしてならない。
(先程、主催紙である読売新聞を読んだら、その様な談話を残していた。)
この強さを見たら、これからの連覇記録も伸びるのかもしれない。
これに「ストップ」をかけられるのは、恐らく羽生名人以外に居ないのではないかとさえ思える。
それ位、「ディープインパクト」な決着だった。
渡辺竜王、本当に防衛&6連覇…おめでとうございます。