◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

年頭に思う

2008-01-06 | 会計・株式・財務
大変ご無沙汰ですいませんでした。
本年もよろしくお願い申し上げます。

公私共々エライことになっておりまして、
ブログ更新どころではなかったというのが実情でして、
現在もその状況に大きな変化はありません。
したがって、当面の更新頻度も・・・・・余り期待しないで下さい。
すいません。


しかし、まぁ、40年超生きておりますが、
これほど昂揚感の無い、暗い年末年始は初めてです。
何もかもが上滑りに見えて・・・・。感覚的には1990年。
そう、バブル崩壊が始まったあの年に似ている・・・・と。


例えば、「働きマン」。
これってあの頃で言えば「オヤジギャル」みたいなものでしょう?
(批判はかなりあるでしょうが・・・・。
 厳密には、働く女性が大々的に取り上げられているという点で似ている、
 ということです)


そして1990年3月の不動産・建設・ノンバンク業種向けへのいわゆる「総量規制」。
これでバブル崩壊を加速させました。
似たものとしては、スケールはかなり小さいですが、改正貸金業法。
この法律でもそのうち「総量規制」が始まりますので、お金を前借りしての消費は
今後、大きく減退するおそれがあると思います。

そういえば以前、貸金業法がパチンコ業界にダメージを与えるって書きましたが、
最近の日経ビジネス誌で「日本版サブプライム問題」として特集して同様の指摘が
ありました。予想通り、エライことになってます。

とにかく、国内消費は原油高、消費税増税論議、年金問題・・・とこれだけでも
シンドイのに、これに消費者信用制度面からの冷や水。
消費が盛り上がるはずが無い!


米サブプライム問題も尾を引いて早速、株も暴落して始まりました。
まぁ、行くところまで行くのでしょう。
経済誌の予測も概ね暗いものばかりですから、
悲観シナリオを思いっきり織り込むのでしょう。



しかし、・・・・・「総悲観」となれば話は別です。
逆にどこかで買いかも知れません。
まっ、気長に待つとしますか。



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1 コメント

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消費者への総量規制ですか、なるほど (温故知新)
2008-01-08 13:02:12
dancing-ufoさん、久々の投稿、ずっしりと感じながら読みました。なるほど、消費者金融の規制は消費者への総量規制ですか。まさにその通りですね。おまけに、賃金と言う本業からのキャッシュフローも増やしてもらえない中で、個人消費が盛り上がれというのが無理と言うものでしょう。

私も同じく、経済雑誌、新聞、その他マスメディアに加えて市場がみんな暗いトーンになっていることは、逆に底入れが近いのではないかと言う気持ちにもつながるのですが、しかし如何せん、労働者への分配が減って、外部流出している状況では内需は厳しいと考えるのが当然でしょうね。

それにしてもこの流出しているオカネは一体どこにいってしまっているのでしょうか?。全部原油価格になって吸い上げられているのかな?。堪らん話です。
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