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投資家にとっては、各企業の資本戦略や成長へ向けた姿勢を知るための入り口になる。同時に、リストから漏れると、そうした取り組みを公にしていない企業として浮き彫りになる。
参考:日経16日朝刊
PBRの改革策開示4割に 企業経営、株価重視へ転換 - 日本経済新聞
参考:日経16日朝刊
PBRの改革策開示4割に 企業経営、株価重視へ転換 - 日本経済新聞
「上場しているのに、そんなことすら表明していない企業なんてあるのか?」と思ったらコレが結構あるんですね。プライム市場でPBR1倍割れ企業の約半分は未公表だとか。
まあ、特に今話題の低PBR企業にあっては、このリストにも載っていないとなると、マジに株主から「しっかりしろ!どうするつもりだ!」と言われかねないですよね。もっとも「ない袖は振れない!」という企業さんが大半なのでしょうが。
そういえば日経ヴェリタス最新号に、こんなリストが載っていました。
創業者持ち株比率やPBR(株価純資産倍率)などの条件を設定しMBO予備軍となりうる銘柄のリストだそうです。
試しにリスト上位5社が「一覧表」に載っているかみてみましたが、案の定、載っておりませんでした。
だからこそのMBO予備軍なのでしょう。
「一覧表」は毎月更新されるとのことですので、変更銘柄については色んな思惑で株価が動くかも知れません。
しかしやはり気になるのは、具体的にどのような企業価値向上策を打つのかですよね。
単純に過度な株主還元に走らないことを願って止みません。海外強欲投資家の思うツボですから。
当該企業のIR担当等の皆様におかれましては、収益ではなく付加価値の適正分配を主張されているこの本もぜひ参考になさって、中長期投資家が唸るような対策を練り上げてみて下さい。