お疲れ様です。
長らくおまたせしました。
いよいよ新年度のスタート。
この1年、「シーズン2」としてやってきましたが
余りに酷すぎたし、ロクなことがなかった!!
そこでタイトルを一新。
来たるべき大恐慌を迎えることとしましょう。
まずは、
休んでいる間にWBC2連覇。
おめでとうございます。
いろいろヒーローを挙げたらキリがありませんが、
最大の殊勲者は、日本チームをマジギレさせた、
マウンドに韓国の国旗を立てた選手達だと思います。
自制心のなさが韓国の敗因だったかも知れません。
オールドファンならば平成元年の日本シリーズ第3戦後に
「巨人はロッテよりも弱い」とインタビューで答えた
近鉄・加藤投手を思い出したことでしょう。
次に・・・・高橋洋一氏
この本の作者です。ご存じの方は多いことでしょう。
さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白高橋 洋一講談社このアイテムの詳細を見る |
「霞が関の埋蔵金」で一躍有名になりましたが、
ニュースによりますと、銭湯で窃盗で逮捕。信じられません。
銭湯のロッカーに埋蔵金があるとでも思ったのでしょうか・・・・・。
国策捜査かとも思いましたが、本人も認めているので・・・・。
次なる本は、・・・・もうお分かりでしょう。
「さらば東洋大学」。
そして本題。
日経ビジネス 3月30日号のp.9に
国際会計基準審議会(IASB)トウィーディー議長のインタビュー記事がありました。
ざっと、こんな具合。
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時価会計が金融危機を増幅させているという指摘がある中、欧米の金融規制当局は、IASBに対し、貸倒引当金を好況期に増やして、不況期に戻す基準を求めてきたが、それでは「会計をゆがめる」という理由で応じなかった。投資家が企業の業績に誤った印象を持ってしまうからだ。
私たちは、利益をむやみに外部流出させない仕組みを作ればいいと考えている。
例えば好況期に利益の一部を準備金として積んでおく仕組みだ。
好況期に準備金を積み、不況期に取り崩す。透明性の高いルールに従い資本を増強しておけば、不況期に状況が悪化することを食い止めることができる。
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私にしてみれば、配当可能利益を圧縮するという意味で、
貸倒引当金でも景気変動準備金でも一緒じゃん!ってな感じですな。
それよりも、そんなことを考えるのであれば、
まずもって是正すべきものがあるでしょう。
そう、私が何度も取り上げている「のれん代の定額償却」復活ですよ。
だいたい、好況期になると株価も上がりM&Aも活発になって
「のれん代」の金額も膨れがちになる。
それが定額償却されず、一定期間が過ぎて今度は不況期が来る。
そうなると、のれん代の減損を一気に行うハメになって資本を毀損する・・・・・・・。
いわば欧米企業にとって「のれん代」は、
悪い意味で景気連動資産となっており、
不況期ののれん減損が危機を増幅させている可能性がある。
だったら、毎期一定額を償却していって
減損の影響を緩和させていくしかないでしょう。
景気循環準備金といったワケのわからんものを「開発」する前に、
まずは現存するワケのわからんルールを良く見直して欲しいものです。
それでは。
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会計理論やリスク管理(ミクロ経済)的には正しい行動でも経済全体(マクロ経済)的には、「合成の誤謬」を引き起こしてしまうという問題があると思うのですが、私の足りない頭では両者を調和させるような解決策が思いつきません。。。
日本でもIFRSの強制適用が検討されていますが、プロシクリカリティを増幅するような会計基準を無批判に受け入れてしまうのだろうかと憂慮しています。FSAやASBJのエライ方々はどう思っているんでしょうかね。
以前主人がお世話になっておりました。
鋭い視点のコメントにいつも2人で感服しております。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。