行って参りました。
私がブログで宣伝したこともあってか(?)そこそこ盛況でしたね。
まずはザックリとポイント整理。その後簡単なコメントを。
(冒頭にあったライブドア事件の概要は皆さんご存知なので割愛します)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<合間合間で「私が言うのも僭越ですが」という言葉を差し挟んで下さい>
■ライブドア事件は何故起きたのか?
①会社の置かれた環境
株式市場からのプレッシャーを感じた旧経営陣の行き着いた先が違法行為。
②コーポレートガバナンスの欠如
相互牽制働かず、イエスマンの集まり→経営暴走
③機能しなかった会計監査人
是々非々で対処できず。
これら①~③は過去のスキャンダルと同じ構図(手口は違うけど)
■教訓
①脆弱な資本市場システム
・取締役会、監査、監督当局、取引所、証券会社が未熟で起こるべくして起きた。
・日本の取締役会にはガバナンス機能は無い(と断言)
・中堅証券会社の審査体制なっていない。ボロ会社をドンドン上場させている。
②事件は特殊ケースではない。
・ライブドアや港陽監査法人が陥った罠は、誰に対しても口を開いて待っている。
・近年、ITなどベンチャーに対し、投資ファンドなどが(金アマリで投資先に
困っていることもあり)さしたる審査もせずにバンバン投資を実行。
→ファンドの運用期間を7年とすると4年後あたりからEXIT戦略を考える必要
→来年、再来年あたりから、実力不十分なベンチャー企業が
EXITのためにドッと上場を目指していくはず
→その時、資本市場のプレーヤーが再び問われることになろう。
③経営者のインテグリティが求められる。
資本の論理が浸透し、監査制度が進化しても、試されているのは人間そのもの。
■これからの会計監査人に求められているもの
①曖昧さを認めない。一点の曇りも許さない。強い姿勢が大事。
グローバリゼーションの進展、会社法施行に伴い代表訴訟リスクも加わる。
潜在的なリスクが著しく高まっているため、不確定要因は受け入れられない。
②コーポレートガバナンスや内部統制に大きな課題のある会社とは縁を切る。
これが最大のリスクヘッジ。
資本市場のプレーヤーが脆弱なため、会計監査人が最後の砦となってしまっている。 事と次第によっては逃げる勇気が必要。
■コーポレートガバナンス改善に向けて
・コーポレートガバナンスとは、要するに「社長に対する牽制」
日本は欧米に比べ社長に権限が集中しすぎている。
そこで、
・取締役会が担う
・社外取締役が必須
(事業を理解していないと否定的な見解多いが、むしろその方が良い。
一方、社外監査役制度は経団連の圧力の産物に過ぎず、
機能していない!!)
----------------------------------------------------------
(コメント)
・まっ、ご覧頂いたように、優等生的な、無難な内容でして面白みには欠けました。
ただ、本人の名誉のために書きますと、講師は例の一件に加担していないようです(だ からこそ堂々とセミナーを開催できる)。ある種、被害者といえましょう。
・講師の話し振りは正直「軽い」ノリでした。
まさに,あのクライアントにしてこの監査人か・・・・・。
類は友を呼ぶんですね。
・「会計士はヤバイ会社から早く逃げろ!!」
この言葉が印象に残りました。
講師も、まだまだ監査人交代の動きが続くと見ているようです。
引き続きフォローしていきましょう。
私がブログで宣伝したこともあってか(?)そこそこ盛況でしたね。
まずはザックリとポイント整理。その後簡単なコメントを。
(冒頭にあったライブドア事件の概要は皆さんご存知なので割愛します)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<合間合間で「私が言うのも僭越ですが」という言葉を差し挟んで下さい>
■ライブドア事件は何故起きたのか?
①会社の置かれた環境
株式市場からのプレッシャーを感じた旧経営陣の行き着いた先が違法行為。
②コーポレートガバナンスの欠如
相互牽制働かず、イエスマンの集まり→経営暴走
③機能しなかった会計監査人
是々非々で対処できず。
これら①~③は過去のスキャンダルと同じ構図(手口は違うけど)
■教訓
①脆弱な資本市場システム
・取締役会、監査、監督当局、取引所、証券会社が未熟で起こるべくして起きた。
・日本の取締役会にはガバナンス機能は無い(と断言)
・中堅証券会社の審査体制なっていない。ボロ会社をドンドン上場させている。
②事件は特殊ケースではない。
・ライブドアや港陽監査法人が陥った罠は、誰に対しても口を開いて待っている。
・近年、ITなどベンチャーに対し、投資ファンドなどが(金アマリで投資先に
困っていることもあり)さしたる審査もせずにバンバン投資を実行。
→ファンドの運用期間を7年とすると4年後あたりからEXIT戦略を考える必要
→来年、再来年あたりから、実力不十分なベンチャー企業が
EXITのためにドッと上場を目指していくはず
→その時、資本市場のプレーヤーが再び問われることになろう。
③経営者のインテグリティが求められる。
資本の論理が浸透し、監査制度が進化しても、試されているのは人間そのもの。
■これからの会計監査人に求められているもの
①曖昧さを認めない。一点の曇りも許さない。強い姿勢が大事。
グローバリゼーションの進展、会社法施行に伴い代表訴訟リスクも加わる。
潜在的なリスクが著しく高まっているため、不確定要因は受け入れられない。
②コーポレートガバナンスや内部統制に大きな課題のある会社とは縁を切る。
これが最大のリスクヘッジ。
資本市場のプレーヤーが脆弱なため、会計監査人が最後の砦となってしまっている。 事と次第によっては逃げる勇気が必要。
■コーポレートガバナンス改善に向けて
・コーポレートガバナンスとは、要するに「社長に対する牽制」
日本は欧米に比べ社長に権限が集中しすぎている。
そこで、
・取締役会が担う
・社外取締役が必須
(事業を理解していないと否定的な見解多いが、むしろその方が良い。
一方、社外監査役制度は経団連の圧力の産物に過ぎず、
機能していない!!)
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(コメント)
・まっ、ご覧頂いたように、優等生的な、無難な内容でして面白みには欠けました。
ただ、本人の名誉のために書きますと、講師は例の一件に加担していないようです(だ からこそ堂々とセミナーを開催できる)。ある種、被害者といえましょう。
・講師の話し振りは正直「軽い」ノリでした。
まさに,あのクライアントにしてこの監査人か・・・・・。
類は友を呼ぶんですね。
・「会計士はヤバイ会社から早く逃げろ!!」
この言葉が印象に残りました。
講師も、まだまだ監査人交代の動きが続くと見ているようです。
引き続きフォローしていきましょう。
財務や経営の事はさっぱり判りませんが、「トップは孤独と言うジャングルを彷徨っている」と言う事が良く判りました。
社長って良いな~と思う時期もありましたが、平で十分と再認識しました。