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以前ご紹介した経済レポートのポータルサイト「経済レポート.com」で月間ランキング1位の「NRI未来年表」(野村総合研究所)が公開されていたのでご連携します。
↓ ↓ ↓
NRI未来年表 2024年~2100年
今後予定されている出来事を「政治・社会」「経済・産業」「国際」の軸で整理し、さらに、NRIが書籍やセミナーなどで発表している様々な予測を盛り込んだもの。
この年表で2024年の経済・産業面をみますと、注目点はやはり新NISAと2024年問題(建設・物流・医療等)が双璧なのでしょう。
ただ、私はもう一つ加えたい。
「2024年7月3日、渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎の新紙幣 発行開始」
2024年7月3日に、20年ぶりに新紙幣が発行されます。
しかも1万円札のデザインが1984年の福沢諭吉先生に代わって以来、40年ぶりに渋沢栄一に交代する(すいません慶應OBなもんで「先生」とつけさせて頂きます)
で、何が起きるか?
日本は、海外に比べて現金志向が強い。
日本銀行の資金循環統計によれば、コロナの影響もあってか、家計が保有する現金は106兆円と、4年前から10兆円ほど増えている。その多くはタンス預金とみられる。
新札に交換する動きが出てくれば、家計に積み上がったタンス預金が「生きたお金」として投資などに回り、株式相場や経済の活性化につながる可能性があるとみている。
事実、1984年11月に福沢先生の1万円札が発行された後に何が起きたか?
あの「バブル経済」だ。
確かに、発端となったのは、1985年9月の「プラザ合意」であり、新紙幣そのものが原因ではない。
ついでに当時の流れを見てみると・・・・。
先進5ヶ国(日米英独仏)の蔵相と中央銀行総裁によるドル高是正への合意であり、要するに、各国で協力してドル下げを目指そう!と。
しかしプラザ合意後、政府や日銀の予想を超えるスピードで円高が進行し、円高不況に直面。
そこで、日銀が低金利政策を実施したため、各企業が融資を受けやすくなり、土地や株式の購入にも資金流入。地価・株価が高騰。
こうしたバブルの流れに乗じて、タンス預金からも膨大な資金が投機に回り、バブルを加速させた可能性は十分あるだろう。
最近の記事からお分かりの通り、金利先高観が強まりつつある中で、私は基本的に株式相場に対しては悲観的ではある。
しかし、2024年7月の新紙幣発行後、株式相場の状況如何では、新NISAと共に相場の下支え要因となるかもしれない。
ただし、円安水準が定着する中、タンス預金からドルへの逃避が加速して、一段の円安となるリスクも考えなくてはいけないかも。
いずれにせよ、2024年7月3日の新紙幣発行の影響には要注目です!
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この年表で2024年の経済・産業面をみますと、注目点はやはり新NISAと2024年問題(建設・物流・医療等)が双璧なのでしょう。
ただ、私はもう一つ加えたい。
「2024年7月3日、渋沢栄一・津田梅子・北里柴三郎の新紙幣 発行開始」
2024年7月3日に、20年ぶりに新紙幣が発行されます。
しかも1万円札のデザインが1984年の福沢諭吉先生に代わって以来、40年ぶりに渋沢栄一に交代する(すいません慶應OBなもんで「先生」とつけさせて頂きます)
で、何が起きるか?
日本は、海外に比べて現金志向が強い。
日本銀行の資金循環統計によれば、コロナの影響もあってか、家計が保有する現金は106兆円と、4年前から10兆円ほど増えている。その多くはタンス預金とみられる。
新札に交換する動きが出てくれば、家計に積み上がったタンス預金が「生きたお金」として投資などに回り、株式相場や経済の活性化につながる可能性があるとみている。
事実、1984年11月に福沢先生の1万円札が発行された後に何が起きたか?
あの「バブル経済」だ。
確かに、発端となったのは、1985年9月の「プラザ合意」であり、新紙幣そのものが原因ではない。
ついでに当時の流れを見てみると・・・・。
先進5ヶ国(日米英独仏)の蔵相と中央銀行総裁によるドル高是正への合意であり、要するに、各国で協力してドル下げを目指そう!と。
しかしプラザ合意後、政府や日銀の予想を超えるスピードで円高が進行し、円高不況に直面。
そこで、日銀が低金利政策を実施したため、各企業が融資を受けやすくなり、土地や株式の購入にも資金流入。地価・株価が高騰。
こうしたバブルの流れに乗じて、タンス預金からも膨大な資金が投機に回り、バブルを加速させた可能性は十分あるだろう。
最近の記事からお分かりの通り、金利先高観が強まりつつある中で、私は基本的に株式相場に対しては悲観的ではある。
しかし、2024年7月の新紙幣発行後、株式相場の状況如何では、新NISAと共に相場の下支え要因となるかもしれない。
ただし、円安水準が定着する中、タンス預金からドルへの逃避が加速して、一段の円安となるリスクも考えなくてはいけないかも。
いずれにせよ、2024年7月3日の新紙幣発行の影響には要注目です!