◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

国内小売業向け「アジアの歩き方」に思う

2008-05-26 | 会計・株式・財務
 経済産業省が5月23日に「小売の国際展開に関する研究会」 最終とりまとめ
を発表しました。

HPを見てみますと、・・・・・
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我が国の消費市場が少子高齢化に伴う人口減少により縮小する中、
海外に目を向けてみると所得水準の向上に伴い都市中間層の台頭した
アジアを中心とした新興国市場が著しく成長しています。

しかし、これまで日本の流通業が海外に進出した経験は少なく、
進出に際しての情報(特に法律・規制・制度に関して)は十分ではありませんでした。

そこで、昨年10月より「小売業の国際展開に関する研究会」を開催し、
特に重要と思われる6カ国(中国・インド・ベトナム・インドネシア・タイ・フィリピン)
を対象に参入・展開に際しての課題等について検討をしてまいりました。

この度、その検討結果をとりまとめましたので公表いたします。
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 で、これが最終報告書。
http://www.meti.go.jp/press/20080523004/20080523004-8.pdf

国別によく整理されております。たとえが悪いですが、さながら、
ツアコン経産省による国内小売業様ご一行向けの「ガイドブック」ってな
感じです。


しかし中身を見ると、見た目ほど進出が簡単ではないことが窺われます。

たとえば中国では、
・日本のようなフランチャイズ会計が適用できないとか、
・既に現地に進出している日系企業からリスクヘッジのために
 日系企業との協働を希望しているとか、

・・・・・・・・・・・冴えない内容。
やはりどこへ行ってもレッドオーシャン(血の海)ばかりなのでしょうか。

結果として、閉塞感を強く感じたのは私だけでしょうか。

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