◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

伝説のラガーマン、ふたたび

2008-05-28 | 会計・株式・財務
たまたま会社で情報端末を見ておりましたら、
こんな人事リリースが目に留まりました。

http://www.mikuni.co.jp/j/TOPICS/2008/20.5.26daihyou-idou.pdf



・・・待てよ、この新任社長さんの名前、どこかで見たような・・・・・・・・。


そうだ、慶應義塾大学ラグビー部元ユニクロ社長・玉塚氏らと黄金時代を
築いた、スクラムハーフの生田選手だ!



1985年1月6日の大学選手権決勝。
あの平尾・大八木を擁する同志社大学をあと一歩のところまで
追い詰めたのですが、逆転トライとなるはずのプレイが
スローフォワードと判定されて惜敗(世紀の誤審です)。
ただその悲劇性ゆえにこのチームは伝説となりました。

しかし翌年は生田選手らの活躍で、大学選手権優勝、
さらには当時の日本選手権でトヨタ自動車を破って初優勝。
当時慶大4年生だった私は
これ以上ない幸せな気分で卒業できたものです。
その後の人生はツキを使い果たしたかのような惨状ですけど。



それはそうとして・・・・

では生田新社長が采配を振るうミクニという会社はどんな会社なのか。
決算短信から見てみましょうか。
http://www.mikuni.co.jp/j/TOPICS/2008/20.3kessan_tanshin.pdf


気になったところを一点だけ言っておきましょうか。新社長就任祝として。


p.21,p22のセグメント情報。


本業の自動車関連品事業はそれなりに利益をあげているのですが、
ガス制御機器類などの「生活・環境関連品事業」が不調
2期連続で営業赤字今期も×だと固定資産に減損の兆候あり、
として思わぬ特別損失を強いられるおそれがあります。
しかも、この2期の資本的支出は減価償却費を上回っておりまして、
カネをつぎ込み続けております。
・・・・・が本当に必要な事業なのでしょうか。

この事業をどう立て直していくのか、
ここが新社長の腕の見せどころではないでしょうか。
(すいません、勝手なこと言って)


まっ、とにかく、円高、原料高、国内自動車販売不振と厳しい厳しい船出ですが、
同世代でもあり頑張って欲しいものです。



で、・・・もし厳しくなったら、
それこそ玉塚氏が代表パートナーを務める企業再生会社「リヴァンプ」
(クリスピードーナッツですっかり有名になりましたね~)
に駆け込んじゃうとか・・・・・・・

やっぱ・・・・・ダメっすか?
http://www.revamp.co.jp/index.html

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