いつもご覧下さり誠に有難うございます。
さて本日は、週刊ダイヤモンド06.11.4号のp.109にあった
「信用保証協会の保証料率を無条件で引き下げる裏ワザ」という記事をご紹介。
これは中小企業さんに関係する話なのですが、会計士協会も絡む話ですので
ポイントだけ要約。原文もご確認下さいね。
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■信用保証協会
・中小企業が銀行等から借り入れする際に、保証することで中小企業の信用力を
補完してくれる団体。核都道府県などが設立。
・ 保証料の料率は、会社の財務内容に応じて決まる基準料率(0.5~2.2%)に、
財務以外の要因を加減して決まる。
■ 料率引き下げの裏ワザ
・ 日本公認会計士協会・日本税理士連合会等による
「中小企業会計指針の適用に関するチェックリスト」に顧問税理士などに○×を記載
してもらい、これに決算書を添付して(銀行経由で)信用保証協会に保証を申し込み。
審査をパスすれば、無条件に保証料率が基準から0.1%下がる。
チェックした項目が「×」でも無条件に下がるところがポイント。
・ 今年4月から8月までで保証料の割引があったのは26,000件。
・ ただ、運用の見直しを検討する動きも。
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(補足コメント)
① 早速、そのチェックリストをご紹介しましょう。
「中小企業の会計に関する指針の適用に関するチェックリスト」
http://www.nichizeiren.or.jp/taxpayer/pdf/checklist060428.pdf
さすが、といいましょうか、日本税理士連合会のHPからのアクセスが容易でした。
会計士協会のHPからも閲覧できるとは思うのですが、どこにあるのか分かりませんでした。
で、驚いたのが、連合会のHPの構成です。
http://www.nichizeiren.or.jp/taxpayer/chusyo.html
「チェックリスト」の下を見ていきますと各銀行等との提携商品がズラーっと目白押し。
うーん、税理士さんは商売上手だ。
でも言っちゃ悪いけど、商売のダシにされているって印象すら感じます。
中小企業会計指針が。
② そういえば、さる著名な会計士先生から聞いたお話を思い出しました。
この中小企業会計指針ではゴルフ会員権などの資産の減損処理も求めているのですが、
その検討過程で、税理士サイドからこんな意見が真顔で出たとか・・・・。
「ゴルフ場でまだプレーできるのであれば、減損する必要はないんじゃないか」。
中小企業会計指針が根付くにはまだまだ時間がかかりそうです。
頑張れ!会計士。
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税理士と会計士の間には溝じゃなくて、ベクトルの方向がそもそも違うような気がしますね。
腐った税理士は山ほど見ましたが、腐った会計士は少なかったですね。この倫理観の差は何なんでしょうね?試験の難度とは違うような気がするのですが・・・
私はそういった人たちをいじめる立場にいましたので^^
まあ、会計参与も同じような意図を感じますね。
まともにチェックしたら丸1日ぐらいはかかると思うけど、単に○×を埋めるだけなら、30分もあれば一丁上がりで、その時間分の手数料?
いい加減なチェックをした税理士は刑務所行きぐらいの感じにしないと誰も信じなくなりそうな予感。