◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

迷った時こそ、大局観

2017-03-14 | 会計・株式・財務
ご無沙汰しておりまして、大変恐縮です。
お陰さまで、勤務先では引き続き財務アナリストの仕事を任せて頂けるということでまずは一安心です。

さて、本日は、私が就職活動以来 大変お世話になっている大先輩Yさんとの定例会(宴会)がありました。とてもブログでは書けないネタが飛び交った後、Yさんがやおらカバンからこのチャートを取り出し、参加者に配りました。



かなり酔っていて聞き取れなかったところがありますが、このチャートは「ダボス会議」の裏番組的に行われている某団体の会で出回っている、知る人ぞ知るチャートで、トランプ大統領も目を通しているとのことです。そして「このグラフで今後の世界の動きが読める」と。

表中の「INDUSTRIAL OUTPUT」はGDPのこと。もうお分かりですよね。このチャートが言わんとすること。GDPと食料生産はピークに達し、遅れて世界人口もピークをつける。資源は枯渇しつつあり、環境汚染は進んでいく。

宴の後、出所はどこかとネットで検索したところどうやら「成長の限界」から来ているようです。1972年に発表されたローマクラブによる研究「成長の限界」は、制御理論によるコンピュータシミュレーションを用いて、2030年前後に世界人口減少が始まり、世界は急速に崩壊に向かう、という衝撃的な予測を行ったものです。言論プラットフォーム「アゴラ」2012年9月「成長の限界ー拡大主義の終焉」ではこの予測の検証を紹介しておりましたが、かなり当てはまっているようです。だとすると・・・・。

折しも米国株式市場は史上最高値圏。余り考えたくはないですが「もうそろそろ・・・・・」と感じるのは私だけだろうか。
なお、投資判断は自己責任でお願いしますね。

<ご参考:「成長の限界」関係書籍(新しいもの順)>
2052 今後40年のグローバル予測
ヨルゲン・ランダース
日経BP社


成長の限界 人類の選択
デニス・メドウズ,ヨルゲン・ランダース
ダイヤモンド社


成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート
ドネラ H.メドウズ
ダイヤモンド社


また行きます。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。


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