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会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

ソフトバンク「寝かせ」商法に思う

2009-06-13 | 会計・株式・財務
本日、行きつけの書店で何か面白いネタは無いかと探しておりましたら、
この雑誌の表紙が眼にとまりました。

・・・・・「堀江貴文氏 ソフトバンク商法を語る」


なんという企画でしょうか。
私の頭には瞬間、ある諺が浮かびました。

「蛇の道は蛇」


つまり、「同類は同類の行動をよく知っている」。
当雑誌の狙いはそこにあったのでしょう。


ちなみに、関連記事はこんな感じです。
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■借金2兆4000億円 ソフトバンクの自転車操業(1)
 携帯電話問題取材班

計算上は、すでに1人1台以上の携帯電話を保有している飽和状態の
携帯電話市場で、純増を続けるソフトバンクモバイルの不思議。
そこにソフトバンク商法の秘訣があった。


■元ライブドア代表取締役 堀江貴文氏 ソフトバンク商法を語る
「孫さんはトゥービッグ・トゥフェイルを狙っているんじゃないですか」

ITベンチャーで名を馳せたホリエモンこと堀江貴文氏に携帯電話ビジネス、
特に今その中心に位置するソフトバンクグループの経営者である
旧知の孫正義氏と光通信の重田康光氏について聞いた。
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詳細は実物を確認下さい。
(企画倒れかも)


ただ、これまでソフトバンクを時折フォローしてきた私。
やはり「ソフトバンク商法の秘訣」に触れないといけません。


これは先日も週刊文春で話題になった話ですが、
いわゆる「寝かせ」疑惑があるということ。
言いかえると、
光通信などの販売代理店が関与する形で
携帯電話の架空売上をしている可能性があるということ。

既に著名な「切込隊長BLOG(ブログ) 」でこの問題を
取り上げられており、ご存じな方は多いことでしょう。
2009.05.28 「ソフトバンク・モバイルの水増し契約」報道について


株価も回復、(高利ながら)社債も発行と、
小康状態に見えるソフトバンクですが、
やはり、営業も財務もいろいろと無理を重ねているのは間違いないようでして、
最近は馬鹿馬鹿しくてこの会社の財務分析をしていなかった私ですが、
引き続き注目しなくてはならないようです。


それでは。

なかのひと

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コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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もだい (ひひ)
2009-06-14 04:23:12
他にも怒ってる人いっぱいいますよ
返信する
奇遇です (道草)
2009-06-14 23:12:59
私は今日の記事で堀江氏のブログについて書いたばかりだったので、ufoさんと同じ視点に立てたのは光栄と思ってしまいました!。

ソフトバンク、どうなるんでしょうか?。色々な話が出ていますよね。
返信する
志? (タケチャン)
2009-07-04 11:53:08
孫氏の志が、最近ぶれているのかも?日本の家庭にネット環境を整備して、ここまでインターネットを発達を促したのは孫氏の志があったから。それが最近チョットブレているのかも?
組織が大きくなり、人が年齢を重ねると、辛口の批判は嫌になるのが凡人。マイケルジャクソンではないが、イエスマンだけ周囲にいると人はダメになるのかも。孫氏がそうとは言わないが、なかなか難しい問題である。
返信する

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