日本公認会計士協会から月刊のニュースレターが届いたのですが、
その中に「21世紀の公認会計士像確立を目指して」という冊子が入っていました。
会計士に対する驚愕のアンケート結果は必見ですよ。会員・準会員の方は。
「公認会計士を目指した理由は?」
-------------------------------
50代以上の会計士 20代の会計士
①安定した生活が送れると思った 33.8% 47.1%
②収入が良いと思った 29.9% 35.7%
③会計士に憧れがあった 37.2% 11.4%
なんじゃいこりゃ?
若手会計士の職業動機が「憧れ」や「使命感」でなく、
「安定」や「収入」に移っていまっています。
続いて
「世の中から見た会計士のイメージ」
-----------------------------------
これは相反する2つのイメージを提示し、
それぞれに近いと思う方を選択させ、どちらのイメージが強いかを
クライアント(555名)、会計士(712名)、
それぞれで測定したものです。
クライアント 会計士
---------------- -------------
公正公平で独立した存在である 59.8% 0.7%
(・・・ということは会計士は「独立性」と「お客様志向」の板挟み!)
市場の発展に不可欠な存在である 52.8% ―18.1%※
(※会計士には、マイナス=「社会的存在価値がよく分からない」
という方が多かったということです)
ビジネスのことをよく理解している 1.5% ―29.5%※※
(※※会計士には、マイナス=「会計監査のことしかわからない」
という方がかなり多かったということです)
リーダーシップがある 2.2% ―43.9%※※※
(※※※会計士には、マイナス=「受け身である」
という方が圧倒的に多かったといことです)
柔軟性、想像力がある ―33.5% -61.6%※※※※
(※※※※クライアントでさえ、会計士のことを
マイナス=「官僚的、形式的である」と評価していていました)
会計士自身は外から見られているよりも低い自己評価。
自虐的なのは私だけではありませんでした。
さて、こんな状況を打破しようと、今年、会計士広報戦略が始動するようです。
何をしていただけるのか、非常に不安ですが。
高い会費を払っているので大事に使って下さい。
でも、広報戦略でどうこうなる話ではないと思いますけどね。
会計士一人ひとりの誇りを喚起したいのであれば、
今の大量合格制度をやめて、昔のように少数精鋭にして
「憧れ」度を復活させることが必要だと思いますけど。
要は、会計士資格が大量合格で希薄化してしまっていることも
一因となっているのではないかと思いますけどね。
・・・・しかもくだんのアンケート結果、
ネット上では会計士協会の会員専用ページでしか見えません。
どうせ自虐的ならば「会計士はこんなに自己評価が低いんです~」ってな具合に
アンケート結果をオープンにしたほうが、メディアも面白おかしく取り上げてくれて、庶民から親しみをもたれたかもしれません。
この段階で、広報戦略、失敗かも知れませんね。
それでは。
※スポンサーリンク、「もしご興味のあるものがございましたら」クリック下さいね。
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会計士に対する驚愕のアンケート結果は必見ですよ。会員・準会員の方は。
「公認会計士を目指した理由は?」
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50代以上の会計士 20代の会計士
①安定した生活が送れると思った 33.8% 47.1%
②収入が良いと思った 29.9% 35.7%
③会計士に憧れがあった 37.2% 11.4%
なんじゃいこりゃ?
若手会計士の職業動機が「憧れ」や「使命感」でなく、
「安定」や「収入」に移っていまっています。
続いて
「世の中から見た会計士のイメージ」
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これは相反する2つのイメージを提示し、
それぞれに近いと思う方を選択させ、どちらのイメージが強いかを
クライアント(555名)、会計士(712名)、
それぞれで測定したものです。
クライアント 会計士
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公正公平で独立した存在である 59.8% 0.7%
(・・・ということは会計士は「独立性」と「お客様志向」の板挟み!)
市場の発展に不可欠な存在である 52.8% ―18.1%※
(※会計士には、マイナス=「社会的存在価値がよく分からない」
という方が多かったということです)
ビジネスのことをよく理解している 1.5% ―29.5%※※
(※※会計士には、マイナス=「会計監査のことしかわからない」
という方がかなり多かったということです)
リーダーシップがある 2.2% ―43.9%※※※
(※※※会計士には、マイナス=「受け身である」
という方が圧倒的に多かったといことです)
柔軟性、想像力がある ―33.5% -61.6%※※※※
(※※※※クライアントでさえ、会計士のことを
マイナス=「官僚的、形式的である」と評価していていました)
会計士自身は外から見られているよりも低い自己評価。
自虐的なのは私だけではありませんでした。
さて、こんな状況を打破しようと、今年、会計士広報戦略が始動するようです。
何をしていただけるのか、非常に不安ですが。
高い会費を払っているので大事に使って下さい。
でも、広報戦略でどうこうなる話ではないと思いますけどね。
会計士一人ひとりの誇りを喚起したいのであれば、
今の大量合格制度をやめて、昔のように少数精鋭にして
「憧れ」度を復活させることが必要だと思いますけど。
要は、会計士資格が大量合格で希薄化してしまっていることも
一因となっているのではないかと思いますけどね。
・・・・しかもくだんのアンケート結果、
ネット上では会計士協会の会員専用ページでしか見えません。
どうせ自虐的ならば「会計士はこんなに自己評価が低いんです~」ってな具合に
アンケート結果をオープンにしたほうが、メディアも面白おかしく取り上げてくれて、庶民から親しみをもたれたかもしれません。
この段階で、広報戦略、失敗かも知れませんね。
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最初の回答の部分ですでに爆笑しました!その上さらに自虐的になっていく回答!
でもやっぱり、社会的価値はある職業だと思いますよ
ではでは、失礼しました。
いくら合格率が低い難関資格でも合格後に「ほとんど役に立たない」知識しか身につかないのでは、自己評価も社会の評価も低くなるのは仕方が無いのでしょう。
2015年にも日本の上場企業へのIFRSの強制適用が決まった以上、今後は公認会計士試験の財務会計では、IFRSに関する問題だけを英語で出題するぐらいの改革をしないとダメなんだろうと思う。
20代の会計士です。初めの質問に対しては、「一人のプロフェッショナルとして生きていきたかった」が答えですが、収入面への憧れや夢と、生き方としての夢・あこがれですね。特に会計士である必要は感じませんでしたけど。
監査法人からコンサルティング会社に転職し、最近監査法人の人たちと仕事しましたが、「かたいなあ」と思いました。でも、柔軟性が高すぎると問題になるような気もしますので難しいですね。
それでは!