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会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

新規事業の思考法に思う

2023-12-21 | 会計・株式・財務
いつもご覧くださり誠に有難うございます。
先日は新規事業の思考法と言うテーマのセミナーを受けました。
講師は累計2000軒の新規事業を立ち上げた新進気鋭のベンチャー経営者、佐古雅亮氏
備忘もかねて記憶のままにポイントを書き残しておきます。
オチはありません。
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◆今は顧客を起点としないとビジネスが作れない時代
スタートアップの倒産理由
①市場にニーズがなかった。42%
②現金が底をついた。29%
③人材がいない23%
今、とにかく市場のニーズが分かりづらい。

◆イノベーションとは知と知の新結合、それがお客にとって新しい価値になってるのか

◆ビジネスは面積(客数×単価)
顧客起点としないと面積が取れなくなってきた。特に単価を取らないと。
単価は課題の深さを意味する。

◆アイディアの生み出し方は4パターン
①自社アセットの新用途
②メガトレンドからバックキャスト
③自分が経験したペイン
④最先端技術の活用


◆思考法
①顧客接点
HOW MIGHT WE QUESTION(HMW)
我々はどうすれば・・・・できるか?

◆検討しないアイディアに価値は無い
コンセプト受容度の調査が重要。本当にその課題を持っているか?どのぐらい深いか?

◆このサービスは、「 」と言う課題を「 」という手段で解決します。

◆アイディアを事業に昇華しよう。
リーンキャンバスでサービスを考察しよう。

◆イノベーターのDNAは後天的である。誰でもイノベーターになれる
1人だとしんどいが、皆で複眼アプローチしていくことが大事
何より新規事業は楽しいです!
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(コメント)
まぁ、「セミナーあるある」かも知れないが、「新規事業の思考法」という割には、「思考法」のパートは実にアッサリと流していた。
別料金を払わないといけないのであろうか。
もっとも講師は、冒頭部分「今は顧客を起点としないとビジネスが作れない時代」という認識が特に重要だと強調されていたので。

個人的には、バックキャスティング、HOW MIGHT WE QUESTION(HMW)、リーンキャンパスといういかにもという専門用語がキラキラ輝いて見えた。
というのも、日本経済の衰退スピードを少しでも落とすためには、「新規事業の開発」は避けて通れない課題だからだ。

特に、見出し画像にある、リーンキャンバスが面白そうだと感じた。
ビジネスキャンバスというのは良く聞くが、そこからスタートアップには重要ではない項目が省略されており、よりスタートアップにとって重要な顧客・課題・製品などにフォーカスできるように設計。ビジネスモデルをA4用紙1枚程度のサイズ内に整理できるため、起業・事業アイデアを可視化し、検証・改善するうえで役立つと。

リーンキャンバスは、以下の順番で記載していくことで作成できるとのこと。
①顧客の課題
②顧客セグメント
③価値提案
④ソリューション
⑤チャネル
⑥収益の流れ
⑦コスト構造
⑧主要指標
⑨圧倒的な優位性

皆さんもこれを参考に、ご自身の勤務先での新規事業、考えてみたらいかが?

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