意味不明なタイトルで恐縮です。
今回は読書を通じた雑感。
ブックオフでこの本をゲット。かなりハマリました。
「人生とは何か」を考えさせてくれる本。
その核心部分がp.191以降にありまして、妙に納得した次第です。
・・・人生とはどっちに転んでも、たいしたことはない。
社長になろうと、一生ヒラ社員で終ろうと、どんな職業に就こうと、
その立場立場で悩みがあり、苦労と喜びがあり、
トータルで見れば結局同じことなのである。
要は、違う世界を知らないが故のないものねだりであり、
その立場になればこうじゃなかったはずだと思うもの。
そこで、著者が引きあいに出したのが、
タイトルにある「邯鄲の夢」というお話です。
こちらのサイトで解説がしてありますので、ご覧下さい。 → 邯鄲の夢
生きるうえで、いかに苦労して立身栄達をきわめようときわめまいと、
過ぎてしまえばみな同じだ。
(ではどうすればよいか、それは、)
おのれ適した仕事を営み、嘘偽りのない日々を送り、
心清く、その年齢に合った愉しみを見つけて暮らせということだ。
まして五十路を過ぎても出世欲にかられ、
人を裏切り心を鬼にして会社に尽くすなど愚の骨頂。出世欲を捨てても、
心静かに知的好奇心を磨くとい最大の愉しみが残っているではないか。
・・・・という流れで、著者は、
「教養を磨いて、世俗的な欲望(出世・名声・財産)や多忙さから解放されて、
独自のオリジナル生活をエンジョイする現代の高等遊民を目指せという提言」
をしております。
とっくの昔に「出世」が死語となった私におきましては、我が意を得たりの心境。
(私の場合は、負け犬の遠吠えですが・・・・)
まっつ、要するに、達観のススメといったところでしょうか。
40代の方に特にお薦めします。
一方、丸善丸の内店ではこの本が新書売れ行き1位でした。
私も立ち読みしてきました。
Amazonの紹介文によりますと・・・・
平凡で穏やかに暮らせる「ふつうの幸せ」こそ最大の幸福だと、
今、人々はやっと気がついた。
雇用、医療、介護など社会のセーフティネットは重要だけれど、
自分の外に求めるだけでは、人生はいつまでも満たされない。
「ふつうの幸せ」を手に入れるには、
「私が私が」という自慢競争をやめること。
お金、恋愛、子どもにしがみつかないこと。
物事の曖昧さ、ムダ、非効率を楽しむこと。
そして他人の弱さを受け入れること
―脱ひとり勝ち時代の生き方のルールを精神科医が提案。
目を引いたのは第10章「勝間和代を目指さない」。
彼女の著書「断る力」に関して
「実際は依頼が来ない人のほうが多いのではないか」との著者のツッコミは妥当。
この本などをきっかけにブーム退潮が本格化していくのかも。
(私の中では勝間ブームはとっくの昔に終焉しておりましたけど。
ブックオフにも勝間本が出回りはじめました。専用コーナーも出来そうです。)
しかし、今回ご紹介したような本が出版され、一定の支持を得ているという状況を
見るにつけ、私だけでなく不毛な競争に疲れた多くの人が、
この大不況をきっかけとして自らの人生を考え直しはじめている
・・・・・・のかもしれませんね。
今度は「邯鄲の夢」ブームが来るのでしょうか。
また行きます。
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今回は読書を通じた雑感。
ブックオフでこの本をゲット。かなりハマリました。
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その核心部分がp.191以降にありまして、妙に納得した次第です。
・・・人生とはどっちに転んでも、たいしたことはない。
社長になろうと、一生ヒラ社員で終ろうと、どんな職業に就こうと、
その立場立場で悩みがあり、苦労と喜びがあり、
トータルで見れば結局同じことなのである。
要は、違う世界を知らないが故のないものねだりであり、
その立場になればこうじゃなかったはずだと思うもの。
そこで、著者が引きあいに出したのが、
タイトルにある「邯鄲の夢」というお話です。
こちらのサイトで解説がしてありますので、ご覧下さい。 → 邯鄲の夢
生きるうえで、いかに苦労して立身栄達をきわめようときわめまいと、
過ぎてしまえばみな同じだ。
(ではどうすればよいか、それは、)
おのれ適した仕事を営み、嘘偽りのない日々を送り、
心清く、その年齢に合った愉しみを見つけて暮らせということだ。
まして五十路を過ぎても出世欲にかられ、
人を裏切り心を鬼にして会社に尽くすなど愚の骨頂。出世欲を捨てても、
心静かに知的好奇心を磨くとい最大の愉しみが残っているではないか。
・・・・という流れで、著者は、
「教養を磨いて、世俗的な欲望(出世・名声・財産)や多忙さから解放されて、
独自のオリジナル生活をエンジョイする現代の高等遊民を目指せという提言」
をしております。
とっくの昔に「出世」が死語となった私におきましては、我が意を得たりの心境。
(私の場合は、負け犬の遠吠えですが・・・・)
まっつ、要するに、達観のススメといったところでしょうか。
40代の方に特にお薦めします。
一方、丸善丸の内店ではこの本が新書売れ行き1位でした。
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今、人々はやっと気がついた。
雇用、医療、介護など社会のセーフティネットは重要だけれど、
自分の外に求めるだけでは、人生はいつまでも満たされない。
「ふつうの幸せ」を手に入れるには、
「私が私が」という自慢競争をやめること。
お金、恋愛、子どもにしがみつかないこと。
物事の曖昧さ、ムダ、非効率を楽しむこと。
そして他人の弱さを受け入れること
―脱ひとり勝ち時代の生き方のルールを精神科医が提案。
目を引いたのは第10章「勝間和代を目指さない」。
彼女の著書「断る力」に関して
「実際は依頼が来ない人のほうが多いのではないか」との著者のツッコミは妥当。
この本などをきっかけにブーム退潮が本格化していくのかも。
(私の中では勝間ブームはとっくの昔に終焉しておりましたけど。
ブックオフにも勝間本が出回りはじめました。専用コーナーも出来そうです。)
しかし、今回ご紹介したような本が出版され、一定の支持を得ているという状況を
見るにつけ、私だけでなく不毛な競争に疲れた多くの人が、
この大不況をきっかけとして自らの人生を考え直しはじめている
・・・・・・のかもしれませんね。
今度は「邯鄲の夢」ブームが来るのでしょうか。
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拙著「公認会計士のための租税法」が出版されました。租税法に関する解説は網羅的にしておりますが、それに加えて法人税の観点から税効果会計の取扱いも詳細に説明しています。それ故、この本は、会計監査に関与する公認会計士(公認会計士試験合格者、USCPAを含む)の皆様が手許に置いておくに最適の書と考えます。
ご一読いただければ幸いです。